横浜駅西口エリアで約37年間にわたり営業を続けてきた「相鉄ムービル(相鉄南幸第2ビル)」が、2026年9月30日をもって閉館しました。1988年11月12日に“2代目 相鉄ムービル”として開業して以来、映画館「ムービル」を中心に、飲食店やライブハウスなどが入居し、映画・演劇・音楽といった多彩な文化を発信する横浜駅西口のシンボルとして親しまれてきました。
今回の閉館は、相鉄グループが2024年9月に発表した「横浜駅西口大改造構想」における、保有資産の段階的な更新の第一歩に位置付けられています。隣接する「1000クラブ(相鉄南幸第10ビル)」と「横浜西口一番街(相鉄南幸第13ビル)」も同日に営業を終了しており、今後はこれらの敷地を含めた一体的な開発が検討されることとなっています。
相鉄ムービルの概要
1.約37年の歴史を刻んだ相鉄ムービルが閉館
1988年11月12日に開業し、横浜駅西口で約37年間営業を続けてきた相鉄ムービルの閉館
映画館「ムービル」を中心に飲食店などが入居した、延床面積13,571.06㎡の複合施設
2.映画・演劇・音楽を発信した文化拠点
映画館のほか相鉄本多劇場、ライブハウス、ジャズバーなどが入居したエンターテインメント拠点
映画・演劇・音楽など多彩な文化を発信し、横浜駅西口のにぎわいを支えてきた歴史
3.隣接する2施設も同日に営業終了
「1000クラブ(相鉄南幸第10ビル)」と「横浜西口一番街(相鉄南幸第13ビル)」も同日に閉館
相鉄ムービルと合わせた3施設の敷地を対象とする一体的な開発の検討
4.横浜駅西口大改造構想の第一歩
相鉄グループが2024年9月に発表した「横浜駅西口大改造構想」における保有資産更新の第一歩
2026年以降2040年代までを見据えた、横浜駅西口エリアの段階的な再編
5.「Well-Crossing」を掲げた新たなまちづくり
ターミナル性と繁華性に「Well-being=豊かさ」を加えた「Well-Crossing」をコンセプトに設定
多様な人々が交流し、新たな体験や活動が生まれる国際競争力のある都市空間の形成
6.歩行者を中心とした公共空間の整備
駅前空間の歩行者優先化や幸川などの河川空間の活用、広場の整備などを推進
地域住民や来街者、企業、行政、大学などとの共創による新たな都市空間の創出
7.2040年代を見据えた横浜駅西口の再編へ
相鉄ムービルの跡地を含めた一体開発により、横浜駅西口の新たな都市機能を形成
約37年にわたり文化・娯楽を支えた施設から、次世代のまちづくりへつながる転換点

「相鉄ムービル(相鉄南幸第2ビル)」は、1988年11月12日に開業した鉄骨鉄筋コンクリート造・地上6階建て、延床面積13,571.06㎡の複合施設です。横浜駅西口エリアで5つのスクリーンを備えた映画館として営業していた“初代 相鉄ムービル”の移設により、“2代目 相鉄ムービル”として誕生しました。開業以来、映画館「ムービル」をキーテナントとして、飲食店など多様な店舗が入居し、横浜駅西口のにぎわいを生み出してきました。
2026年9月30日には営業を終了し、約37年間にわたる歴史に幕を下ろしました。閉館日まで館内の店舗は営業を継続し、長年にわたって地域や沿線利用者に親しまれてきた施設が、一つの時代の区切りを迎えることとなります。

相鉄ムービルは、映画館としてだけではなく、映画・演劇・音楽など幅広い文化を発信する複合施設として横浜駅西口の文化的なにぎわいを形成してきました。館内には映画館「ムービル」のほか、「相鉄本多劇場」やライブハウス、ジャズバーなども設けられ、多様なエンターテインメントに触れられる場所となっていました。

「相鉄本多劇場」は2014年に閉館し、ジャズバーも2019年に閉店するなど、時代とともに施設構成は変化してきましたが、映画館を中心としたエンターテインメント拠点としての役割は長く続きました。約37年間にわたって横浜駅西口の街に根付き、相鉄線沿線内外から訪れる多くの人々に文化や娯楽を提供してきた施設です。

相鉄ムービルの閉館に合わせて、隣接する「1000クラブ(相鉄南幸第10ビル)」と「横浜西口一番街(相鉄南幸第13ビル)」も、2026年9月30日をもって営業を終了し、閉館しました。これらの施設はいずれも相鉄グループが横浜駅西口で保有・運営してきた施設であり、今回の営業終了によって一帯の土地利用が大きく転換することになります。

相鉄グループにより今後は、相鉄ムービルの敷地だけではなく、1000クラブと横浜西口一番街の敷地も含めた一体的な開発が検討されています。現時点では具体的な建物規模や用途などの詳細は明らかにされていませんが、横浜駅西口大改造構想の中で段階的に保有資産を更新していくための重要なエリアとなります。

今回の相鉄ムービル閉館は、相鉄グループが2024年9月に発表した「横浜駅西口大改造構想」の本格的な始動を象徴する動きの一つです。相鉄グループは1952年に横浜駅西口の土地を取得して以降、相鉄ジョイナスや横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ、相鉄ムービルなどを整備し、70年以上にわたって横浜駅西口の発展に携わってきました。
「横浜駅西口大改造構想」では、横浜駅西口が持つターミナル性と繁華性に「Well-being=豊かさ」の要素を加えた「Well-Crossing」をコンセプトに掲げています。2026年以降2040年代までの期間を見据え、保有資産の段階的な更新や公共空間の整備、歩行者を中心とした街づくりなどを進め、国際競争力を持つ魅力的な都市空間の形成を目指しているものとしています。

横浜駅西口では、駅周辺の再編に加えて、駅前空間の歩行者優先化、河川空間の活用、広場やストリートの整備など、ハード・ソフトの両面から新たなまちづくりが構想されています。相鉄グループは、地域住民や来街者、企業、行政、大学などとの共創を通じて、多様な人々が交流し、新たな体験や活動が生まれる「Well-Crossing」な街を目指しているとのことです。
1988年の開業から約37年にわたって横浜駅西口の文化・娯楽を支えてきた相鉄ムービルは、今回の閉館によってその役割を終えました。一方で、その跡地を含む一帯は、横浜駅西口大改造構想の中で次の時代の都市機能を生み出すエリアへと転換されることになります。今後、相鉄ムービル・1000クラブ・横浜西口一番街の跡地がどのように生まれ変わるのか、横浜駅西口の長期的な再編とともに注目されています。
出典:株式会社相鉄アーバンクリエイツ/株式会社相鉄ビルマネジメント 相鉄ムービル 2026年9月30日に閉館【相鉄アーバンクリエイツ・相鉄ビルマネジメント】
最終更新日:2026年10月2日