大阪・梅田の中心部、曽根崎二丁目で進行中の「曽根崎2丁目計画」は、梅田OSビル・大阪日興ビル・梅田セントラルビルの3棟を一体的に建て替える大規模開発プロジェクトです。2023年5月には、阪急電鉄、阪神電気鉄道、阪急阪神不動産、平成ビルディングの4社による基本協定が締結され、計画が本格始動しました。
計画地は大阪メトロ東梅田駅に直結し、JR大阪駅や阪急・阪神大阪梅田駅も徒歩圏という抜群の立地にあり、御堂筋沿いに位置することから、大阪梅田の新たなランドマーク創出が期待されています。2026年1月時点では、既存建築物の解体工事が段階的に進んでおり、新ビル建設に向けた動きが目に見える形で進展しています。
→阪急電鉄株式会社/阪神電気鉄道株式会社/阪急阪神不動産株式会社 曽根崎2丁目計画(梅田OSビル・大阪日興ビル・梅田セントラルビルの共同建替計画)に関する基本協定の締結について
曽根崎2丁目計画の概要
1.計画の位置づけ
大阪市北区曽根崎二丁目における、
梅田OSビル・大阪日興ビル・梅田セントラルビルの共同建替計画。
2.事業推進体制
阪急電鉄・阪神電気鉄道・阪急阪神不動産・平成ビルディングの4社による、
基本協定締結に基づく連携体制。
3.梅田エリアの中枢立地
大阪メトロ東梅田駅直結、JR大阪駅や阪急・阪神大阪梅田駅も徒歩圏の、
関西有数の高い交通利便性を有する立地。
4.敷地集約による開発効果
3棟一体化により確保される敷地面積約3,085㎡、
御堂筋沿いでの象徴性と視認性を備えた再開発ポテンシャル。
5.既存建築物の更新背景
1960~70年代に竣工した老朽ビル群の建替を目的とした、
都市機能刷新と高度利用を見据えた開発計画。
6.解体工事の進捗状況
2026年1月時点で梅田OSビルと大阪日興ビルの解体が進行中、
梅田セントラルビルも着手直前の段階。
7.将来像と期待される役割
高容積率と高さ制限条件を活かした大規模建築の可能性、
梅田ビジョンに沿った国際交流拠点形成への貢献。

「曽根崎2丁目計画」は、老朽化が進んでいた3棟の既存ビルを個別に更新するのではなく、敷地を集約し一体的に再開発することで、より高度な土地利用を図ることを目的としています。
2023年5月26日、阪急電鉄株式会社、阪神電気鉄道株式会社、阪急阪神不動産株式会社は、平成ビルディング株式会社を含む4社間で基本協定を締結。今後の検討や役割分担を明確化し、協力して計画を推進していく体制が整えられました。
阪急阪神不動産は本計画におけるプロジェクトマネジメント業務を担い、阪急阪神ホールディングスグループが掲げる「梅田ビジョン」に基づく、梅田エリア全体の価値向上戦略の一環として位置づけられています。

計画地は大阪市北区曽根崎二丁目に位置し、大阪メトロ東梅田駅に直結している点が最大の特徴です。さらに、大阪メトロ梅田駅・阪神大阪梅田駅から徒歩約4分、JR大阪駅から徒歩約7分、阪急大阪梅田駅から徒歩約8分と、関西屈指の交通結節点に囲まれています。
3棟を集約することで、敷地面積は合計3,085.69㎡を確保。用途地域は商業地域、容積率は1,000%とされており、理論上の最大延床面積は約3万㎡クラスに達します。また、総合設計制度の導入で更なる延床面積の拡大の可能性もあります。また、御堂筋沿いという立地条件から、視認性・象徴性に優れた建築計画が可能であり、オフィスを中心とした高機能複合ビルの実現が強く意識されている点も本計画の大きな特徴です。


共同建て替え対象となるのは、以下の3棟です。
「梅田OSビル(旧・梅田OSホテル)」は1974年竣工、地上19階・地下2階建てで、かつてはホテル機能を有していました。
「大阪日興ビル」は1972年竣工、地上10階・地下3階建てのオフィスビルで、阪急電鉄と阪神電気鉄道が信託受益権を保有しています。
「梅田セントラルビル」は1965年竣工、地上12階・地下4階建てで、平成ビルディングが信託受益権者となっています。
2026年1月時点では、「梅田OSビル」は地上躯体がほぼ解体済み、「大阪日興ビル」も解体が進み、建物の高さが目に見えて低下、「梅田セントラルビル」は未着手ながら、仮囲いが設置され解体準備段階と、計画全体が次のフェーズへ進みつつある状況です。

現時点では新築建物の具体的な用途構成や規模は公表されていませんが、立地特性や容積率の高さから、高機能オフィスを主用途とした大規模複合ビルとなる可能性が高いと見られます。大阪市の用途地域指定では防火地域・都心部駐車場整備地区に該当し、都市型ビルとしての高度利用が前提条件となります。
また、伊丹空港の高さ制限回答システムによると、本計画地では海抜高193〜195mまで建設可能とされており、地盤標高約0.5mを踏まえると、高さ100m級の超高層クラスの建物も理論上は視野に入ります。御堂筋沿いという象徴的なロケーションにおいて、梅田の都市景観を更新する新たなランドマークが誕生するのか、今後の計画発表に注目が集まります。
最終更新日:2026年1月30日