三郷中央駅周辺では、駅前広場の改修工事をはじめ、駅前の交通環境の改善や歩行者空間の充実、にぎわい創出に向けたまちづくりが進められています。三郷市は、2023年2月に「三郷中央駅周辺にぎわい創出ビジョン」を策定し、つくばエクスプレス(TX)三郷中央駅前広場、におどり公園、駅高架下などを一体的な活用が進められています。
駅前広場では、バスロータリーのコンパクト化や歩道の拡幅、タクシーや一般車の乗降スペースの配置見直しなどを通じて、歩行者の安全性と利便性の向上が図られます。さらに、植栽やベンチなどの設置、イベントの開催、駅高架下への魅力的な施設の誘致などを検討し、駅を利用する人だけでなく、地域住民も快適に過ごせる交流拠点の形成を目指しています。
三郷中央駅周辺にぎわい創出ビジョンの概要
1.三郷中央駅の概要
つくばエクスプレス沿線の埼玉県三郷市中央に位置する高架駅、2005年8月開業の交通拠点
駅周辺では土地区画整理事業による市街化が進展、住宅・商業施設やにおどり公園が立地
2.三郷中央駅周辺にぎわい創出ビジョン
2023年2月策定の「三郷中央駅周辺にぎわい創出ビジョン」、駅周辺の魅力向上と交流促進が目的
「誰にもやさしく、にぎわいと交流のまち“三郷中央”」を将来像に掲げるまちづくりの指針
3.駅前広場の改修工事
「三郷中央駅前広場改修(R7)工事」、請負金額1億4,190万円の駅前交通広場改修事業
バスロータリーのコンパクト化や歩道拡幅、タクシー・一般車の乗降スペースの配置見直し
4.歩行者空間と交通環境の改善
歩行者と車両の動線交錯を抑制し、安全性と円滑な移動を実現する駅前空間の形成
植栽やベンチなどの設置による滞在空間の充実、マルシェなどのイベント開催も検討
5.駅高架下の有効活用
駐輪場などとして利用されている駅高架下への飲食店や子どもの遊び場などの誘致構想
駅利用者や地域住民が気軽に立ち寄り、交流や滞在を楽しめるにぎわい空間の創出
6.におどり公園の魅力向上
緑や水辺の環境を生かした公園整備、遊具やベンチなどの充実による幅広い世代の利用促進
カフェ・テラスなどの導入検討、駅前広場や高架下と連携した一体的なにぎわい創出
7.周辺地区への回遊性向上と今後の展望
歩道・自転車道の整備による桜のプロムナードなど周辺地区への回遊性向上と移動環境の改善
駅前広場・駅高架下・公園の一体的な活用による、誰もが集い交流できる都市交流拠点の形成

三郷中央駅は、埼玉県三郷市中央に位置する、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス(TX)の駅です。2005年8月24日のつくばエクスプレス開業に伴い開設され、東京都心方面と茨城県つくば市方面を結ぶ交通拠点として、通勤・通学などに利用されています。駅は高架構造で、周辺には住宅地や商業施設、公共施設などが集積しています。
駅周辺では、つくばエクスプレスの開業を契機に土地区画整理事業などによる市街地整備が進み、マンションや生活利便施設の立地が進展してきました。また、駅南側には緑豊かなにおどり公園が位置しています。今後は、駅前広場の交通機能や歩行者空間を改善するとともに、駅高架下や公園を活用し、交通結節点としての機能に加えて、人々が集い、滞在できる駅周辺への発展を目指すものとしています。


三郷市は、駅周辺の利便性向上とにぎわい創出に向け、2022年度に検討プロジェクトを実施し、その成果を踏まえて2023年2月に「三郷中央駅周辺にぎわい創出ビジョン」を策定しました。検討では、駅前広場、駅高架下、におどり公園などの現状や課題を整理し、地域住民や駅利用者の視点を取り入れながら、駅周辺の将来像を検討しています。
ビジョンでは、「誰にもやさしく、にぎわいと交流のまち“三郷中央”」を目指す将来像として掲げています。駅前の歩行者と車両の動線が交錯することや、高架下の活用が駐輪場などに限られていること、公園の魅力を十分に生かしきれていないことなどが課題です。これらを踏まえ、「活力を高めるにぎわいづくり」「居心地のいいまちづくり」「快適な移動を目指す交通環境整備」の3つを基本方針として、駅周辺全体の魅力向上を目指します。


三郷中央駅前では、交通機能の効率化と歩行者空間の充実を目的とした駅前広場の改修工事が進められています。主な方針は、バスロータリーのコンパクト化と歩道の拡幅、タクシープールや一般車の乗降スペースの配置見直しです。交通施設の配置を整理することで、歩行者と車両の動線の交錯を抑え、安全で円滑に移動できる駅前空間の形成を図ります。
工事名は「三郷中央駅前広場改修(R7)工事」で、現地看板には工期が2026年3月31日まで、請負金額が1億4,190万円と記載されています。発注者は三郷市まちづくり推進部都市デザイン課、施工者は須合建設株式会社です。改修後は、植栽やベンチなどを配置して待ち合わせや休憩に利用できる空間を充実させるほか、マルシェなどのイベント開催も検討し、交通広場としての機能と人々が滞在できる空間の両立を目指す考えとしています。


駅高架下では、駐輪場などとして利用されている空間の有効活用を図り、駅周辺のにぎわいを生み出す方針です。飲食店や子どもの遊び場など、駅利用者や地域住民が気軽に立ち寄れる施設の誘致を検討し、駅を利用する前後の時間を過ごせる環境を整えます。こうした施設の充実により、駅周辺の滞在時間を延ばし、地域の交流や回遊性の向上につなげることを目指しています。
駅南側のにおどり公園では、既存の緑や水辺の環境を生かし、幅広い世代が楽しめる遊具や休憩施設の充実、水辺空間を活用したカフェ・テラスなどの導入を検討しています。また、駅前広場と駅高架下、公園を一体的に活用し、イベントの開催や周辺企業との連携を進めることで、日常的な交流から休日のレジャーまで、多様な過ごし方ができる空間の形成を目指します。


三郷中央駅周辺では、駅前広場の改修に加え、歩行者や自転車の移動環境を整備し、周辺地区への回遊性を高める取り組みも進められています。三郷中央駅周辺地区の都市再生整備計画では、駅前広場の改修による歩行者の滞留空間の創出とともに、三郷放水路沿いの「桜のプロムナード」などへつながる歩道・自転車道の整備を通じて、地域内を移動しやすい環境づくりを目指しています。
今後は、地域住民や駅周辺事業者、交通事業者などとの連携を通じて、駅前広場の改善や交通安全対策、にぎわい創出に向けた取り組みを進める方針です。駅前広場、駅高架下、におどり公園を個別に整備するだけでなく、相互に行き来しやすい一体的なエリアとして活用することが重要になります。交通利便性の向上と居心地のよい空間づくりを両立させ、三郷中央駅周辺を誰もが立ち寄り、交流を楽しめる都市交流拠点へと発展させることが期待されます。
出典・引用元:三郷市 三郷中央駅周辺にぎわい創出ビジョン
最終更新日:2026年10月11日