都市開発ニュース
晴海五丁目に整備される環状第2号線と朝潮運河をつなぐ新たな広場「黎明大橋際街角広場(仮称)整備工事」!!新たな歩行者ネットワークと水辺の回遊空間を形成へ!!
東急田園都市線鷺沼駅で進む自由通路や商業施設、改札が新設される「東急田園都市線鷺沼駅改良工事」!!再開発と合わせて駅まち一体の都市拠点へ変貌!!
豊川駅東口・遂に外観の姿が現れた高層複合ビル「FRONTIS TOYOKAWA(フロンティス トヨカワ)」!!たびのホテルlit豊川やオフィス、多目的ホール、商業施設が入り、2026年11月15日に開業へ!!
JR東海道本線石山駅北口のルネサス滋賀工場跡地一帯で進む3街区・1,001戸の大規模マンション「BIWARLY HILLS(ビワリーヒルズ)」!!駅前広場・商業施設・公園も整備する関西圏最大級の大規模複合開発!!
鳥取駅の駅前広場・複合施設・バスターミナル等を再編する「鳥取駅周辺再生整備計画(素案)」が公表!!山陰の一大ターミナル駅が大きく生まれ変わる!!
JR大阪駅前にダイナミックな滝や池を備えた都市の森が誕生する「うめきたの森」!!2026年11月20日開園を目指して緑豊かな木々が遂に姿を現す!!
全長約67mの巨大LEDビジョン・スカイメディア金山ルーフも設置された「金山総合駅デジタルサイネージ」!!駅コンコースがメディア空間に生まれ変わる!!
花車ビルなどが建ち並ぶ名駅五丁目地区で再開発計画浮上「名駅五丁目みらい構想 Ver.2」!!地上40階建てクラスの超高層3棟からなる大規模複合施設を建設か!?
晴海四丁目の上屋・倉庫跡地で進む大規模な都市基盤整備「晴海四丁目まちづくり」!!晴海西小学校第二校舎の建設や道路造成が進行中!!
大阪府吹田市・万博記念公園駅前で2027年1月中旬に着工する「(仮称)万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」!!18,000人収容アリーナを核とした大規模複合開発!!
新川崎に量子・AI・半導体の研究開発拠点が誕生「新川崎・創造のもりイノベーション拠点整備事業」!!2029年度開業を目指す次世代イノベーション拠点!!
まちのリビングのような駅を目指して改修する「東急田園都市線 宮崎台駅リニューアル工事」!!2028年度完成に向けて進む駅・駅前広場の大規模改修!!
遂に高架橋の姿も現した京成立石駅周辺を高架化する「京成電鉄押上線(四ツ木駅~青砥駅間)連続立体交差事業」!!上り仮ホームや仮線整備も進む2026年夏時点施工状況!!
千葉ニュータウンに建っていた地上13階、高さ90.8mの超高層ビル・旧三菱UFJ銀行千葉センターを解体する「NRT11解体工事(地上部)」!!新たなデータセンターへ転換・建設!!
品川駅~高輪ゲートウェイ駅間に新たに2棟の超高層複合ビル「高輪ゲートウェイシティ 5・6街区」!!オフィスをメインに医療・人財・叡智、水素・GX機能を導入!!高輪築堤も保存検討!!
東京港のコンテナふ頭の中核を約330万TEUの処理能力へ「大井コンテナふ頭将来像」!!AI活用やASC導入、ターミナルの拡張・一体運営などで世界トップクラスの物流拠点を構築!!
遂に現地に開発事業等計画公開板が設置されて2026年9月15日に着工する「日本製鋼所 中央研究所(仮称)」!!柏の葉イノベーションキャンパスエリアの136街区も開発が本格化へ!!
晴海三兄弟の北東側に広がる約1.9万㎡の空き地「晴海フラッグ販売センター跡地」が売却へ!!複合開発が想定され、晴海運河沿いにはプロムナードも整備か!?
千葉県袖ケ浦市・袖ケ浦駅近く約50haの開発構想「袖ケ浦駅西側地区」!!新たなまちづくり・産業基盤の形成を検討!!
新川崎で着工から13年が経過してもまだまだ建設が続く「クレストプライムレジデンス」!!2,500戸超の巨大マンション街で「プロムナード八番街」の建設が進む!!

秋葉原エリアで計10棟・3.2万㎡の解体工事が始動した「TOPPAN台東地区」!!TOPPAN創業地で大規模な建替計画が進む!!

TOPPANホールディングスは、東京都台東区台東一丁目で大規模な建替解体工事を進めています。現地標識によると、工事名称は「TOPPAN台東地区建替解体工事」で、解体対象は営業ビルやスタジオ棟、旧会館など計10棟、総延床面積は32,013.78㎡に及びます。施工は鹿島建設が担当し、2026年5月1日に解体着工、2029年9月30日の解体完了を予定しています。

この計画は、TOPPANホールディングスの第179期株主通信にも記載がある「秋葉原の再構築」の一環とみられています。現地は秋葉原駅から北東へ約450m、徒歩8分程度の場所に位置し、1968年に竣工した旧本社系施設「トッパンビルディング」を中心とする一帯です。2025年5月時点では既に仮囲いが設置され、段階的に解体工事が進められていました。跡地活用の詳細や新施設の規模・用途は現時点では公表されていませんが、秋葉原〜台東エリアにおけるTOPPANグループ再編の象徴的プロジェクトとして注目されています。

TOPPAN台東地区の概要

1.TOPPAN台東地区で進む大規模解体工事
TOPPANホールディングスが東京都台東区台東一丁目で進める「TOPPAN台東地区建替解体工事」。
営業ビル群など計10棟、総延べ床面積32,013.78㎡に及ぶ大規模解体計画。

2.2029年完了を目指す長期工事
解体工事は鹿島建設が担当し、2026年5月着工、2029年9月完了予定。
SRC造・RC造・S造が混在する建築群を対象とした長期解体事業。

3.「秋葉原の再構築」の一環
2023年の新中期経営計画で掲げられた「秋葉原の再構築」に伴う再編計画。
老朽化した拠点群の更新と事業構造転換を見据えた都市再整備。

4.1968年竣工の旧トッパンビル解体
創業地・台東区に建設された旧本社系施設「トッパンビルディング」を含む解体。
高度経済成長期を象徴するTOPPANの歴史的拠点群の更新。

5.営業ビル群を中心とした計10棟
営業ビル1号館から3号館、西館、東館、スタジオ棟など多様な施設群。
最大規模は延べ9,765.78㎡の営業ビル1号館。

6.秋葉原駅徒歩圏の高い開発ポテンシャル
秋葉原駅から徒歩約5~10分、商業地域・容積率500%の高度利用可能地。
商業・業務・都心居住複合エリアに位置する再開発適地。

7.跡地利用に注目集まる創業地再編
現時点で跡地活用や新施設計画の詳細は未公表。
秋葉原東側エリアの新たな都市景観形成につながる可能性。


*南西側から見たTOPPAN台東地区の建設地の様子

今回の解体工事は、単なる老朽建築物の撤去ではなく、TOPPANホールディングスが推進する大規模な事業再編の一環として位置付けられています。同社は2023年に持株会社体制へ移行し、商号を「凸版印刷株式会社」から「TOPPANホールディングス株式会社」へ変更しました。1900年創業以来初となる社名変更であり、従来の印刷会社から総合ソリューション企業への転換を鮮明にしています。

*南東側から見たTOPPAN台東地区の建設地の様子

TOPPANは印刷技術を核にしながら、情報コミュニケーション、生活・産業、エレクトロニクスといった幅広い分野へ事業を拡大してきました。近年では液晶カラーフィルタや半導体向けフォトマスク、ICタグ関連事業、デジタルコンテンツ分野などにも力を入れており、従来型の「印刷会社」という枠を超えた企業へ変貌しています。

こうした変革の中で掲げられたのが「秋葉原の再構築」です。秋葉原に隣接し、創業地でもある台東地区には、長年にわたりTOPPANの事業拠点群が集積してきましたが、施設の老朽化や事業構造の変化に対応するため、大規模な再整備が必要になっていました。今回の解体工事は、その新たなまちづくりへ向けた第一段階といえます。

*現地仮囲いに掲示されている解体工事のお知らせ標識
*現地仮囲いに掲示されている解体建築物一覧

解体対象となっている建物群は、TOPPANの歴史を支えてきた重要拠点です。特に象徴的なのが、1968年に下谷工場跡地へ建設された旧本社ビル「トッパンビルディング」です。創業地である台東区台東一丁目に立地し、営業部門や生活環境事業本部、マテリアルソリューション事業本部などが配置されてきました。

このエリアは道路を挟んで現在の本社機能とも向かい合っており、TOPPANグループの中核地区として長年機能してきました。また、各館は連絡通路で接続されるなど、一体的な業務環境が形成されていました。

高度経済成長期に整備された大型オフィス群は、当時としては先進的な企業施設でしたが、築50年以上が経過し、設備更新や耐震性能、働き方改革への対応などが課題となっていました。今回の解体によって、昭和後期から続いたTOPPAN台東地区の風景は大きく変わることになります。

*北東側から見たTOPPAN台東地区の建設地の様子

今回の計画では、営業ビル群を中心に計10棟が解体対象となっています。総延べ床面積は32,013.78㎡に達し、秋葉原周辺でも比較的大規模な解体事業となっています。

最大規模の建物は「営業ビル1号館」で、延べ床面積は9,765.78㎡、高さ36.55m、地上8階・地下2階・塔屋1階のSRC造です。続く「営業ビル2号館」は8,096.83㎡で、地上11階・地下1階、高さ48.05mを誇ります。「営業ビル3号館」も7,572.26㎡の規模を持つSRC造の大型建築でした。

*北西側から見たTOPPAN台東地区の建設地の様子

そのほか、「西館」は6階建てRC造、「東館」は7階建てRC造となっており、複数の中規模オフィス棟が密集していたことが分かります。また、「スタジオ棟」や「旧年金会館」、小規模なゴミ小屋なども解体対象に含まれており、敷地全体を一体的に再編する計画であることがうかがえます。

これらの建物はSRC造・RC造・S造が混在しており、解体工事も長期間に及びます。工期は約3年5か月に設定されており、アスベスト除去作業も含めた慎重な工程が組まれています。

*TOPPAN台東地区は秋葉原駅から徒歩約5〜10分ほどの場所に立地する

計画地は秋葉原駅から徒歩約5~10分という立地にあり、都心部でも非常に高い再開発ポテンシャルを持つエリアです。用途地域は商業地域に指定され、容積率500%、建ぺい率80%という高度利用が可能な条件を備えています。また、防火地域に指定されており、都心型の大規模複合開発にも対応できる土地です。

都市計画マスタープランでは「上野地域」に属し、「商業・業務・都心居住複合エリア」として位置付けられています。商業・業務機能のさらなる強化に加え、利便性の高い職住近接型の都市機能形成が誘導されている地域でもあります。

秋葉原周辺では近年、オフィス、ホテル、複合施設、住宅などの再開発が相次いでおり、台東区側にも都市更新の波が広がっています。今回のTOPPAN台東地区再整備も、秋葉原駅東側エリアの街並みを大きく変えるプロジェクトへ発展する可能性があります。

現時点では、解体後の跡地利用についてTOPPAN側から正式な発表は行われていません。しかし、これほど大規模な敷地が秋葉原徒歩圏で再編される事例は希少であり、都心部での新たな不動産開発として注目を集めています。

TOPPANは現在、デジタル分野や半導体関連、DX支援事業など成長領域へのシフトを進めており、今後の拠点整備でも従来型オフィスだけではない新しい都市機能が導入される可能性があります。研究開発機能やイノベーション拠点、あるいは複合用途型施設への転換も考えられます。

また、秋葉原エリアでは近年、オフィス需要だけでなく、ホテルや住宅、交流施設など多機能化が進んでいます。TOPPANが長年保有してきた創業地周辺の広大な土地をどのように再構築するのかは、今後の秋葉原・台東エリアの都市形成にも大きな影響を与えそうです。2029年の解体完了後、この場所にどのような新たな都市景観が誕生するのか、引き続き注目されます。

最終更新日:2026年5月30日

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