武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発事業は、東京都小金井市本町5丁目に建設される地上36階程度、高さ約125mの「A(南側敷地)」、地上5階程度、高さ約21mの「B(北側敷地)」から構成される超高層タワーマンションです。立地は、JR中央線「武蔵小金井」駅北口の「第一大久保ビル」や「陽栄小金井ビル」、「スロット館 ラッキーハンター」等が建ち並んでいる区域に位置しています。
再開発区域は、小金井市の商業中心地として発展してきた歴史を持つ地域です。しかし近年、建物の老朽化や大型店舗の撤退により来客数が減少し、商店街の再生が課題となっています。一方、南口では再開発事業によって利便性が向上し、にぎわいが創出されました。この状況を受け、北口地区でも商業、居住、文化が調和した快適で魅力的な都市空間の実現を目指しています。
土地利用方針では、駅前街区地区に大規模開発を誘導し、商業や業務、都市型住宅が集積する拠点を形成します。また、ムサコ通り沿道地区では商業施設を連続させ、商店街のにぎわいを促進します。さらに、個性的な店舗を生かす仲通り沿道地区や、居住環境と商業が調和した住商複合市街地地区の形成を進めます。
これらの方針に基づき、歩行者ネットワークや広場、緑道の整備を通じて交流の場を創出し、災害時の避難スペースとしての機能も確保します。加えて、建物の高さや用途の制限を設けることで、街並みの調和と景観の向上を図ります。
施設構成は、「A(南側敷地)」に住宅、店舗、駐車場 等、「B(北側敷地)」に店舗、自転車駐車場 等となり、ムサコ通り直上を南北にデッキで結ぶ計画となっているほか、一時避難スペースや防災用備蓄倉庫も整備される見込みとなっています。建築主は武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発準備組合、事業協力者は住友不動産株式会社です。着工は2026年度となっています。
出典・引用元
・小金井市 武蔵小金井駅北口
概要
名称 |
武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発事業 |
計画名 |
武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発事業 |
所在地 |
東京都小金井市本町5丁目 |
用途 |
A(南側敷地):住宅、店舗、駐車場 等 B(北側敷地):店舗、自転車駐車場 等 |
階数 |
A(南側敷地):地上36階程度 *パースより読み取り B(北側敷地):地上5階程度 *パースより読み取り |
高さ |
A(南側敷地):約125m B(北側敷地):約21m |
構造 |
ー |
基礎工法 |
ー |
総戸数 |
415戸 |
敷地面積 |
施行区域面積:約0.6ha A(南側敷地):約3,430㎡ B(北側敷地):約1,770㎡ |
建築面積 |
A(南側敷地):約1,800㎡ B(北側敷地):約860㎡ |
延床面積 |
A(南側敷地):約48,200㎡ B(北側敷地):約3,400㎡ |
着工 |
2026年度 |
竣工 |
ー |
建築主 |
武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発準備組合 事業協力者:住友不動産株式会社 |
設計 |
ー |
施工 |
ー |
最寄駅 |
JR中央線「武蔵小金井」駅 |
備考 |
ー |
位置図
区域図
断面図
施設構成・イメージ
「A(南側敷地)低層部分とB(北側敷地)」の完成予想パースです。
「ムサコ通り」の完成予想パースです。
「再開発事業に伴う緑化」の完成予想パースです。
「広場」の完成予想パースです。
現地状況
南東側から見た武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発事業の計画地の様子です。
北東側から見た武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発事業の計画地の様子です。
南東側から見た武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発事業 北側商業施設の計画地の様子です。
ムサコ通りの様子です。再開発後はムサコ通りの南北をデッキで結ぶ計画となっています。
既存建築物の「スロット館 ラッキーハンター」の解体工事が進められていました。
北西側から見た武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発事業 北側商業施設の計画地の様子です。
南西側から見た武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発事業 北側商業施設の計画地の様子です。旧西友の「第一大久保ビル」が建っています。
再開発区域から西側へ少し行った所には、旧西友と並んで2大店鋪として周辺商店街と共存しながら武蔵小金井駅前の商業地を築いてきた旧長崎屋の「MEGAドン・キホーテ 武蔵小金井駅前店」があります。
再開発区域の南側にはJR中央線「武蔵小金井」駅があります。
少し離れた場所から見た武蔵小金井駅前のタワーマンション群の様子です。写真右側に武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発事業が伸びてきます。
Google Earth
最終更新日:2025年1月11日