JR大阪駅前の再開発エリア「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」において整備が進む大規模都市公園の中核空間「うめきたの森」が、2026年11月20日(金)に開園することが決定しました。これは約4.5haの都市公園「うめきた公園」の一部であり、2027年春頃に予定される全面開園に先駆けて公開されるものです。
かつて梅田貨物駅として利用されていた広大な跡地に、“都市の森”として自然環境を再生し、生物多様性の確保や人々のWell-being向上、さらにはイノベーション創出の場として機能することが期待されています。都市と自然の新たな関係性を提示する象徴的なプロジェクトとして、「グラングリーン大阪」の価値と魅力をさらに高める重要な取り組みと位置付けられています。
うめきたの森の概要
1.開園の決定と位置づけ
JR大阪駅前のうめきたエリアに誕生する「うめきたの森」、2026年11月20日開園の決定。
うめきた公園の先行開園エリアとして、都市再開発の節目となる重要な位置づけ。
2.段階的整備と全体スケジュール
2024年先行まちびらき、2025年南街区開業に続くプロジェクト進行。
2027年春の全面開園および全体まちびらきへとつながる段階的整備の流れ。
3.都市の森としての再生コンセプト
梅田貨物駅跡地を活用した自然再生による“都市の森”の創出。
環境・社会・経済価値を高める再生型都市づくりの象徴的取り組み。
4.空間構成とランドスケープ
滝や池を中心とした水景と樹林・芝生が広がる静穏な空間構成。
「ひらめきの道」による南北連結と回遊性向上による一体的な公園形成。
5.植栽計画と生物多様性
桜や紅葉樹、在来種を活用した四季を感じる植栽計画の展開。
都市部における生態系ネットワーク再構築と多様な生物生息環境の創出。
6.Well-beingとイノベーション機能
自然環境による癒しと心身回復を促す都市型ウェルビーイング空間。
実証実験や市民参加を通じた社会課題解決と新産業創出の場としての役割。
7.グラングリーン大阪との一体性
グラングリーン大阪の中核を担う自然空間としての位置づけ。
商業・業務・居住機能と連携し都市価値を高める大規模再開発の象徴的存在。

「うめきたの森」は、うめきた公園ノースパーク後行工区のうち約0.9haを占めるエリアであり、プロジェクト全体の段階的整備の中で先行して開園されます。2024年9月の先行まちびらき、2025年3月の南街区開業に続く重要な節目となり、段階的に発展してきたまちづくりの流れを象徴する存在となります。
2027年春頃には公園全体が全面開園し、さらに同年度にはグラングリーン大阪の全体まちびらきが予定されており、今回の開園はその完成に向けた大きなステップとなります。開園時点で全体の約9割が開業する見込みであり、都市としての完成度や回遊性も飛躍的に向上することが期待されています。


うめきたの森は、かつて湿地帯や田園地帯として存在していた土地の記憶を継承しながら、都市の中に自然環境を再生する試みです。長年にわたり物流拠点であった梅田貨物駅跡地を活用し、生態系ネットワークの再構築を図るとともに、都市生活者の心身の回復や社会全体の健全性向上を目指しています。
こうした取り組みは“再生型”な都市づくりの象徴ともいえるものであり、単なる緑地整備にとどまらず、環境・社会・経済の価値を同時に高めることを目指しているものです。人と自然が共生する新しい都市モデルの実現に向けた先導的なプロジェクトとして位置付けられています。


うめきたの森は、芝生広場やイベント機能を備えたアクティブなサウスパークと対をなす、静けさと癒しを重視した空間として計画されています。エリア内には幅約10m・落差約3mの滝を含む水景が整備され、池や水生植物とともに約1,400㎡の水辺空間が形成されます。樹林や芝生と組み合わさることで、都市の中心にありながら自然に包まれるような空間体験が可能となります。また、南北街区をつなぐ全長350mの「ひらめきの道」が全面開通することで、公園全体の回遊性が向上し、歩行者にとっても魅力的な動線が確保されます。視覚的・聴覚的な環境にも配慮されたランドスケープ設計が特徴です。


植栽計画は「水辺の森」をテーマに、日本の四季の移ろいを感じられる構成となっています。桜の新名所の創出を目指し、エドヒガンやヤマザクラなど複数種の桜が植えられるほか、モミジやカツラといった紅葉樹、ハナショウブやツツジなどの花木が繊細な配色で配置されます。さらに、大阪近郊の里山植生(在来種)を取り入れることで地域性を表現しつつ、生物多様性にも配慮した環境づくりが進められています。高木165本、低木約3,000㎡、芝生約2,600㎡という規模で、多様な生物の生息環境を支える都市型エコシステムの構築が図られています。

うめきたの森では、自然環境がもたらす癒しの効果を最大限に活かし、来園者のWell-being向上に寄与する空間が提供されます。ランドフォームによって外部の視線や騒音が緩やかに遮られ、滝の音や鳥のさえずりに包まれることで、都心にいながら心身をリフレッシュできる環境が実現されます。また、体験型プログラムや市民参加型の活動、さらには企業や大学、スタートアップによる実証実験の場としても活用される予定です。健康寿命の延伸や新産業創出に向けた取り組みが行われるなど、都市公園としての役割を超えた多機能な拠点となることが期待されています。


「グラングリーン大阪」は、約16haにわたる大規模複合開発であり、「みどり」と「イノベーション」の融合をコンセプトに整備が進められています。北街区・南街区の高層ビル群と、中央に位置する約4.5haの都市公園「うめきた公園」が一体となり、西日本最大級の都市再生プロジェクトを形成しています。うめきたの森はその中核を担う自然空間として、商業施設やオフィス、ホテル、住宅など多様な都市機能と連携しながら、来街者に新たな体験価値を提供します。今後の全面開園により、国際的にも注目される先進的な都市モデルとしての完成が期待されています。
最終更新日:2026年4月23日