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(仮称)大阪マルビル建替プロジェクト

(仮称)大阪マルビル建替プロジェクトは、大阪府大阪市北区梅田1丁目に建設される地上40階、地下4階、高さ約192mの超高層ビルです。

立地は、JR「大阪」駅南口に立地する、北側・西側を3・1・64大阪駅前線、南側を支線第5号線、支線第1号線に囲まれた場所に建っていた地上30階、地下4階、高さ123.92m、1976年3月31日竣工の「大阪マルビル」跡地に位置しています。築50年近くを経過し、建物・設備の老朽化や周辺施設との競争力の低下が課題となっていたため、建て替えられることになりました。

全体のデザインコンセプトは、「~都市再生のシンボルツリー~」となり、外観デザインは、大阪マルビルの形状を継承し、多様な人々や用途が集まる場を目指しています。建物は「多重のマル」をコンセプトに、大樹をイメージした円筒形状をガラスカーテンウォールと緑化ルーバーで構成。半屋外の「ピロティ」空間や地下街と地上をつなぐ球体アトリウムを設け、賑わいを創出します。都市再生の象徴として、大阪の新たなランドマークとなることを目指しているとのことです。
また、建物の頂部には「回る電光掲示板」を継承したデザインを計画し、大阪駅周辺やうめきたエリアからも視認可能な象徴的な存在とします。また、施設内には巨大な球体デジタルアトリウムを設置し、地下2階から地上4階にかけて360度のデジタル映像が没入体験を提供する新たなスポットが創出されます。

施設構成は、地下4階~地下3階に駐車場、地下2階~地上3階に商業、球体デジタルアトリウム、ピロティ、5階~9階にコンサートホール・舞台、12階~16階にイノベーションオフィス、18階~22階に都市型ホテル、23階~36階にラグジュアリーホテル、39階にミュージアム、屋上に展望スペースとなります。*断面図より読み取り

多種多様な施設用途を取り入れることで国内外から訪れる人々を魅了します。具体的には、展望スペース、ミュージアム、商業施設、コンサートホール、舞台、イノベーションオフィス、そしてラグジュアリーホテルや都市型ホテルなどを備えた超高層複合施設を計画。ホテルでは約280室を備え、イノベーションオフィスではスタートアップを支援するプログラムやコミュニティ形成を推進します。コンサートホールは舞台・客席の柔軟な配置変更を可能にし、多様な芸術体験を提供します。商業施設では、従来の大阪マルビルの雰囲気を継承した空間設計と店舗誘致を進めるものとされています。

環境性能面では、自然エネルギーと省エネ技術を活用して建物の遮断熱性能を向上させ、ZEB認証の取得を目指します。また、CO2の固定化や森林資源循環に貢献するため、「Future with Wood」の取り組みの一環として、内外装に木材が積極的に採用されます。
さらに、BCP対策として、非常用発電機やコージェネレーションシステム、雑用水利用を導入し、電力や水のバックアップを確保することで、高いレジリエンス性を備えた施設を実現するとのことです。

建築主は大和ハウス工業株式会社、株式会社大阪マルビルです。既存建築物解体着手は2023年5月8日、2025年4月13日から10月13日の「2025年大阪関西万博」開催期間中は万博会場にアクセスするバスのターミナルとして敷地を提供、着工は2025年冬、竣工は2030年となっています。

出典・引用元

大和ハウス工業株式会社 (仮称)大阪マルビル建替プロジェクト」本格始動
大和ハウス工業株式会社/株式会社大阪マルビル 「大阪マルビル」を建て替えます


出典:大和ハウス工業株式会社

概要

名称 (仮称)大阪マルビル建替プロジェクト
計画名 大阪マルビル建替計画/梅田一丁目中央地区
所在地 大阪府大阪市北区梅田1丁目9番20
用途 オフィス、ホテル、大型ホール 等
階数 地上40階、地下4階
高さ 約192m
構造 地上:鉄骨造
地下:鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、鉄筋コンクリート造
基礎工法
客室数 約280室
敷地面積 約3,246㎡
3,244.62㎡
建築面積
延床面積 約74,000㎡
着工 既存建築物解体着手:2023年5月8日
竣工 2030年
建築主 大和ハウス工業株式会社、株式会社大阪マルビル
設計 日建設計・フジタ設計共同体
施工 株式会社フジタ
最寄駅 JR「大阪」駅、Osaka Metro「梅田」駅、Osaka Metro「西梅田」駅、Osaka Metro「東梅田」駅、阪急電鉄、阪神電鉄「大阪梅田」駅、JR「北新地」駅
備考 ▼施設構成 *断面図より読み取り
地下4階~地下3階:駐車場
地下2階~地上3階:商業、球体デジタルアトリウム、ピロティ
5階~9階:コンサートホール・舞台
10階:ー
11階:ー
12階~16階:イノベーションオフィス
17階:ー
18階~22階:都市型ホテル
23階~36階:ラグジュアリーホテル
37階~38階:ー
39階:ミュージアム
40階:ー
屋上:展望スペース
 
 
 

位置図

断面図

出典:大和ハウス工業株式会社

施設構成・イメージ

出典:大和ハウス工業株式会社

出典:大和ハウス工業株式会社

「大阪マルビルの回る電光掲示板の継承」の完成予想パースです。

 

 

出典:大和ハウス工業株式会社

「展望スペース」の完成予想パースです。

 

 

出典:大和ハウス工業株式会社

「ミュージアム」の完成予想パースです。

 

 

出典:大和ハウス工業株式会社

「コンサートホール・舞台」の完成予想パースです。

 

 

出典:大和ハウス工業株式会社

「商業施設」の完成予想パースです。

 

 

出典:大和ハウス工業株式会社

「周辺整備」の完成予想パースです。

 

 

出典:大和ハウス工業株式会社

「周辺整備」の完成予想パースです。

 

 

出典:大和ハウス工業株式会社

「デジタルアトリウム」の完成予想パースです。

 

 

出典:大和ハウス工業株式会社

「球体デジタルアトリウム」のイメージです。

 

 

2024年5月既存建築物解体状況

南東側から見た既存建築物の解体工事が進められている(仮称)大阪マルビル建替プロジェクトの様子です。

 

 

南東側から見た既存建築物の解体工事が進められている(仮称)大阪マルビル建替プロジェクトの低層基壇部の様子です。

 

 

南側から見た既存建築物の解体工事が進められている(仮称)大阪マルビル建替プロジェクトの様子です。

 

 

南西側から見た既存建築物の解体工事が進められている(仮称)大阪マルビル建替プロジェクトの様子です。

 

 

2025年4月13日から10月13日に開催される「2025年大阪関西万博」の期間中は、万博会場にアクセスするバスのターミナルとして敷地が提供されます。

 

 

北東側から見た既存建築物の解体工事が進められている(仮称)大阪マルビル建替プロジェクトの様子です。

 

 

北東側の大阪梅田ツインタワーズ・サウスから見た既存建築物の解体工事が進められている(仮称)大阪マルビル建替プロジェクトの様子です。

 

 

解体工事が進む低層基壇部の様子です。右側に残された解体途中の弧を描いた柱や梁が遺跡のように見えました。

 

 

現地に掲示されている労災保険関係成立票から、解体工事期間は2023年5月8日から2024年10月31日となっています。

 

 

GoogleEarth

最終更新日:2024年11月19日

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