福岡タワーは、福岡県福岡市早良区百道浜二丁目に建つ地上5階、高さ234mの自立式電波塔です。
立地は、北側をシーサイドももち海浜公園、南側を市道地行百道線に挟まれた場所に位置しています。建設経緯は、1989年開催のアジア太平洋博覧会「よかトピア」のモニュメントとして建設され、海浜タワーとしては日本一の高さで竣工しています。
施設構成は、1階にエントランス、売店、多目的ホール、2階にタワーホール、3階に展望室 (第31層/高さ116m)、4階に飲食店「スカイラウンジ ルフージュ」、5階に展望室 (第33層/高さ123m)となります。
外観デザインは、正三角柱の平面形状、8,000枚のハーフミラーで覆われたガラスファサードとなっており、構造面では、TMDを採用した制振構造や地下部分の重さ25,000トンに対して、地上部分は3,500トンの重量とすることにより、震度7の地震や風速63mの暴風に耐えられる設計となっています。
放送用送信設備には、地上デジタルテレビジョン放送が「九州朝日放送」、「NHK福岡教育」、「NHK福岡総合」、「RKB毎日放送」、「福岡放送」、「TVQ九州放送」、「テレビ西日本」、FMラジオ放送が「CROSS FM」、「LOVE FM」、「NHK福岡 FM」などの設備が設置されています。
建築主は福岡タワー株式会社、設計は株式会社日建設計、施工は大成建設・竹中工務店・清水建設・鹿島建設・大林組建設工事共同企業体です。着工は1988年1月、竣工は1989年3月となっています。
概要
名称 | 福岡タワー |
計画名 | ー |
所在地 | 福岡県福岡市早良区百道浜二丁目3番26号 |
用途 | 展望施設、通信施設、店舗、ホール 等 |
階数 | 地上5階、塔屋2階 |
高さ | 234.0m (建築物高さ151m) |
構造 | 地上:鉄骨造 地下:鉄筋コンクリート造 制振構造 (TMD) |
基礎工法 | 場所打ちコンクリート杭 |
敷地面積 | 12,000㎡ |
建築面積 | 3,093㎡ |
延床面積 | 6,080㎡ (総延床面積:8,721㎡) |
着工 | 1988年1月 |
竣工 | 1989年3月 |
建築主 | 福岡タワー株式会社 |
設計 | 株式会社日建設計 |
施工 | 大成建設・竹中工務店・清水建設・鹿島建設・大林組建設工事共同企業体 |
最寄駅 | 福岡市営地下鉄空港線「西新」駅、福岡市営地下鉄空港線「藤崎」駅、西鉄バス「福岡タワー」バス停、西鉄バス「福岡タワー南口」バス停 |
備考 | ▼施設構成 1階:エントランス、売店、多目的ホール 2階:タワーホール (3-28層:吹き抜け) (29-30層:送信機設置室) 3階:展望室 (第31層/高さ116m) 4階:飲食店「スカイラウンジ ルフージュ」 5階:展望室 (第33層/高さ123m) |
位置図
写真
南側から見上げた福岡タワーの様子です。
西側から見た福岡タワーの様子です。
展望室部分の様子です。
低層基壇部・エントランスの様子です。
外観は、8,000枚のハーフミラーで覆われたガラスファサードとなっています。
頂部・アンテナ部分の様子です。
サザエさん通りから見た百道浜エリアの街並みと福岡タワーの様子です。
展望室から見た西側、マリナタウン方面の景色です。
展望室から見た百道浜エリアのタワーマンション群の景色です。
展望室から見たシーサイドももち海浜公園の景色です。
展望室から見たアイランドシティから千早にかけての景色です。
最終更新日:2024年9月30日