東急東横線・目黒線の新丸子駅では、駅施設の老朽化への対応を図るとともに、安全性・利便性・快適性の向上を目的としたリニューアル工事が進められています。現在はホーム外壁の改修工事が実施されており、今後はコンコース内装の刷新やホーム屋根の延伸工事などを段階的に行い、2026年上期の竣工を予定しています。リニューアルでは、新丸子というまちが持つ多様な魅力を駅空間に反映させるため、「シンマルコブレンド」というコンセプトを掲げ、地域と駅がより深くつながる空間づくりが目指されています。
新丸子駅リニューアルの概要
1.新丸子駅リニューアル工事の概要
東横線・目黒線新丸子駅において実施される大規模リニューアル計画。
老朽化した駅施設の更新と機能向上を目的とした改修事業。
2.工事の目的と位置づけ
駅利用者の安全性・利便性・快適性の向上を図る取り組み。
駅を地域とつながる拠点として再構築するための空間整備。
3.リニューアルのコンセプト「シンマルコブレンド」
地域・世代・暮らし・遊びが混ざり合う新丸子の特性を表現する考え方。
多様な魅力の重なりを駅デザインに落とし込む基本コンセプト。
4.ホーム外壁改修と色彩計画
自然やスポーツ、まちの賑わいをイメージした色彩の導入。
新丸子らしさを駅の外観から発信するデザイン計画。
5.ホーム屋根延伸と快適性向上
雨天時や強い日差しへの配慮を目的とした屋根延伸工事。
日常利用における安全性と快適性の向上。
6.コンコース内装改修と新旧融合
シルバーカラーとアルミ素材によるブレンド表現。
新たな要素と既存の駅空間が調和する内装計画。
7.工事スケジュールと完成時期
ホーム外壁改修から順次進められる段階的な工事計画。
2026年上期竣工を目指した駅リニューアル事業。

新丸子駅は1926年の開業以来、複々線化や高架化などの大規模な改良を経て、川崎市中原区における重要な交通拠点としての役割を担ってきました。一方で、改修前の駅施設は供用開始から相当の年月が経過しており、外壁や屋根、コンコース空間などにおいて老朽化が進んでいました。

今回のリニューアル工事は、こうした施設の更新を行うと同時に、日々駅を利用する多くの利用者にとって、より安心して利用でき、快適に過ごせる駅環境を整えることを目的としています。単なる設備改修にとどまらず、駅そのものを地域の魅力を発信する拠点として再構築する点が、本計画の大きな特徴です。


本リニューアルの中心となるコンセプトは「シンマルコブレンド」です。新丸子駅周辺には、東京と神奈川を結ぶ地域性、多様な世代が共存するまちの雰囲気、住宅と商店街が混ざり合う暮らしやすさ、さらには多摩川や等々力緑地に代表される自然とスポーツ環境といった、さまざまな魅力が存在しています。
これらの要素が地域の中で自然に入り交じっている様子を「ブレンド」として捉え、その重なり合いから生まれる新たな価値を駅のデザインとして表現することが、「シンマルコブレンド」の考え方です。駅を訪れる人が、新丸子というまちの個性を直感的に感じ取れる空間づくりが意図されています。


ホーム外壁の改修では、「シンマルコブレンド」から着想を得た色彩計画が採用されています。自然やスポーツ、健康をイメージさせるグリーンやブルーカラーに加え、まちの賑わいや人情味を連想させるブラウンやグレージュなどが用いられ、駅の外観から新丸子らしさを感じられるデザインとなっています。あわせて実施されるホーム屋根の延伸工事により、雨天時や強い日差しの下でも利用しやすい環境が整えられ、安全性と快適性の向上が図られます。日常的に利用される駅だからこそ、機能面と景観面の両立が重視されています。


コンコースの内装改修では、天井をシルバーカラーで統一し、表面仕上げの異なるアルミ材を組み合わせることで、複数の要素が交わる「ブレンド」の動きを表現します。金属素材の使い分けによって、シンプルでありながらも表情のある空間が創出される計画です。


新丸子駅は、東横線と目黒線がそれぞれ別路線として乗り入れる複々線区間上の高架駅であり、武蔵小杉駅から約500メートルという近距離に位置しています。利便性の高い立地でありながら、周辺には落ち着いた住宅地と商店街が広がり、生活拠点としての性格を色濃く残しています。
駅の西口・東口の双方に商店街が形成されているほか、多摩川や等々力緑地、等々力陸上競技場などの自然・スポーツ環境、日本医科大学武蔵小杉病院といった医療施設も近接しています。今回のリニューアル工事は、こうした周辺環境と駅をより強く結びつけ、新丸子駅を地域の玄関口としてさらに魅力ある存在へと進化させる取り組みといえます。
出典・引用元:東急電鉄株式会社 東横線・目黒線新丸子駅のリニューアル工事を進めています
最終更新日:2026年2月3日