ヒューリックスクエア福岡天神は、福岡県福岡市中央区天神2丁目に建つ地上19階、地下3階、高さ91.57mの超高層ビルです。立地は、天神交差点の西側、北側を明治通り、東側をメルヘン通りに面した場所に建っていた地上9階、地下2階、高さ約31m、1960年1月竣工の旧「ヒューリック福岡ビル」跡地に位置しています。福岡市主導の下、アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出する再開発促進プロジェクト「天神ビッグバン」に認定されています。
施設構成は、地下2階~地上2階に商業施設、3階~8階にオフィス、10階~19階にヒューリックが運営する客室数171室のホテル「ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC」となります。地上・地下には立体広場を設け、明治通りやメルヘン通り、地下鉄「天神」駅コンコースなどを施設と立体的につなぐ歩行者ネットワークを形成しています。建物コンセプトは「THE GATE」とされ、ホテル・オフィス・商業の3用途を積層させた構成を照明計画などで表現するとともに、外壁には帯状の幾何学模様を連ねたパネルを採用しています。さらに、九州産木材の積極的な活用や空中庭園、太陽光発電設備などを導入し、環境負荷の低減にも配慮した計画となっています。
建築主はヒューリック株式会社、設計は大成建設株式会社、施工は大成建設株式会社です。着工は2022年11月頃、竣工は2024年12月17日となっています。
過去の建設状況
→過去の建設状況
概要
名称
ヒューリックスクエア福岡天神 ホテル名:ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC
計画名
(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画
所在地
地名地番:福岡県福岡市中央区天神2丁目161番 住居表示:福岡県福岡市中央区天神2丁目8番49号
用途
ホテル、事務所、物販店舗、飲食店、自動車車庫、自転車駐車場
階数
地上19階、地下3階、塔屋2階
高さ
91.57m (軒高:90.22m)
構造
鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法
ー
客室数
171室
敷地面積
1,451.74㎡
建築面積
1,083.56㎡
延床面積
20,682.92㎡
着工
2022年11月頃
竣工
2024年12月17日
建築主
ヒューリック株式会社
設計
大成建設株式会社
施工
大成建設株式会社
最寄駅
福岡市営地下鉄空港線「天神」駅、西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅
備考
▼施設構成 地下2階~地上2階:商業施設 3階~8階:オフィス 10階~19階:ホテル「ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC」 ▼ホテル「ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC」 客室:Suite (70㎡)、Luxe (43㎡)、Classy (32-37㎡)、Scenic (35-36㎡)、Essential (26-32㎡)、Modest (23㎡) 付帯施設:テラス、レストラン「Anchor Grill Fukuoka」、ラウンジ、ロビーラウンジ 開業:2025年1月31日 ホテル開業:2025年4月24日
位置図
標識
断面図
出典:ヒューリック株式会社
イメージパース
出典∶ヒューリック株式会社
北東側から見たヒューリックスクエア福岡天神の様子です。ヒューリックスクエア福岡天神は、福岡市営地下鉄「天神」駅に直結するほか、明治通りとメルヘン通りが交差する天神の中心部に位置しており、交通利便性と高い集客力を兼ね備えた立地となっています。
低層階には商業施設、中層階にはオフィス、高層階にはヒューリックホテルマネジメントが運営する「ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC」を配置した複合用途の構成です。東京・札幌に続く「ヒューリックスクエア」シリーズの第3弾として整備され、商業・業務・宿泊機能を一体化することで、天神地区に新たなにぎわいと交流を生み出す都市拠点を形成しています。
北東側から見たヒューリックスクエア福岡天神の高層部分の様子です。
高層部分頂部に設置されているヒューリックロゴです。
10階~19階には、ヒューリックが運営する客室数171室のホテル「ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC」が入っています。ホテル部分は、小窓がズラリと並ぶ外観となっています。
建物全体のコンセプトを「THE GATE」とし、天神地区への新たな「入口」にふさわしいランドマークを目指した建築デザインが特徴です。ホテル・オフィス・商業という異なる3用途を垂直方向に積層し、それぞれの用途の違いを照明計画などによって表現することで、時間帯によって異なる表情を見せる外観を形成しています。
外壁パネルには帯状に幾何学的な模様が連続するパターンを採用し、光と陰影によって立体感や変化のあるファサードを演出しています。また、低層部や中層部には四季折々の花や植栽を配置した空中庭園を設け、都心部に潤いをもたらす計画としています。
北東側から見たヒューリックスクエア福岡天神の低層部分の様子です。
エントランス部分の様子です。エントランス前の柱には、5m×3.5mのLEDビジョンが2台設置されています。
北側から見たヒューリックスクエア福岡天神の様子です。
北側から見たヒューリックスクエア福岡天神の低層部分、エントランスの様子です。
北西側から見上げたヒューリックスクエア福岡天神の様子です。構造面では、震度7クラスの地震に対しても人命の安全を確保し、補修後も継続使用が可能となる保有水平耐力1.5倍の高い耐震性能を確保。非常時には72時間の非常用電力供給にも対応しています。さらに、九州産木材を立体広場の軒天井やホテルロビー、オフィスエントランスなどに積極的に使用するほか、屋上への太陽光発電設備の導入や約200㎡の植栽など、環境負荷の低減にも配慮されています。
北西側から見たヒューリックスクエア福岡天神の様子です。
エントランス前には、壁面緑化や植栽、ベンチなどが設置されています。
南東側から見たヒューリックスクエア福岡天神の様子です。
エントランスです。
エントランス前の地上の立体広場の様子です。
ホテル「ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC」のエントランスです。
テナント一覧です。
立体広場
ヒューリックスクエア福岡天神の大きな特徴の一つが、地上と地下の双方に設けられた立体広場です。地上部には明治通りとメルヘン通りが交差する位置に、地下部には福岡市営地下鉄「天神」駅コンコースに近接する位置にそれぞれ広場を配置しています。これらの立体広場を介して、地下鉄などの公共交通機関と建物を立体的につなぐことで、天神地区における新たな歩行者ネットワークを形成し、周辺エリアへの回遊性を高める計画となっています。
単に建物内へ人を誘導するだけではなく、街区そのものの「入口」となる都市空間として整備されている点が特徴です。また、地上の広場の軒天井などには九州産木材を積極的に取り入れ、木質感のある温かみの感じられる空間を創出。交通結節点としての機能性に加えて、待ち合わせや休憩、交流などにも利用できる、天神の新たなにぎわいの場となっています。
商業施設
地下2階から地上2階にかけては、オフィスワーカーや天神を訪れる来街者の利便性を高める商業ゾーンを配置しています。商業施設は計8店舗で構成され、九州初出店3店舗、天神エリア初出店1店舗を含む多彩なテナントが集積しています。飲食店舗を中心に、モーニングやランチ、仕事帰りの飲み会など幅広い時間帯の需要に対応するとともに、物販・サービス店舗も導入することで、オフィスワーカーの日常利用から来街者の滞在まで幅広く支える構成となっています。
地下2階には「ワインの酒場。Di PUNTO 福岡天神店」が出店し、福岡県内3店舗目となる店舗として、104席を備えた開放感のある店内で多彩なワインと料理を提供。駅直結という高い利便性を生かし、ランチからディナーまで利用できる飲食空間として、周辺のオフィスワーカーや来街者を取り込みます。天神の新たなランドマークとして、商業・業務・交通をつなぐにぎわいの創出にも貢献しています。
オフィス
3階から8階には、企業の多様なニーズに対応するオフィスフロアを配置しています。基準階面積は210.0坪(694.22㎡)、天井高2,800mm、床荷重500kg/㎡を確保しており、オフィスとして高い機能性と快適性を備えた仕様となっています。1フロア最大約210坪から最小分割約44坪まで対応可能とされており、大規模な企業利用から比較的小規模な事業所まで、入居企業の規模や利用形態に応じて柔軟な区画設定が可能です。
また、福岡市が進める「感染症対応シティ」の実現に向けた取り組みとして、オフィス外装サッシからの自然換気システムを導入。自然換気を取り入れやすい執務環境を整えることで、ポストコロナ時代の新しい働き方にも対応しています。さらに、オフィスエントランスには九州産木材を活用するなど、機能性だけでなく、地域性や環境にも配慮したワークプレイスを形成しています。
ホテル「ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC」
10階から18階には、ヒューリックホテルマネジメントが運営する「ザ・ゲートホテル福岡 by HULIC」を配置しています。全国で6軒目となる「ザ・ゲートホテル」ブランドのホテルで、6タイプ・全171室の客室を備えています。客室は、博多湾や中洲方面を一望できるスイートルーム「THE GATE」をはじめ、「Luxe」「Classy」「Scenic」「Essential」「Modest」で構成され、70㎡のSuiteから23㎡のModestまで、宿泊目的や人数に応じて幅広い選択肢を用意しています。
デザインには、国際交流や伝統文化でにぎわう福岡の「活気・活発」と、商人の町として栄えてきた福岡の「才知・才能」を感じさせる要素を取り入れています。最上階19階にはホテルのロビーラウンジを設け、テラス席から時間とともに変化する福岡の街並みや景色を楽しめるほか、オールデイダイニング「Anchor Grill Fukuoka」では、地元食材を使用したグリル料理を提供しています。宿泊機能だけでなく、福岡の景観や食文化を楽しめる滞在型のホテルとして、ヒューリックスクエア福岡天神の高層部を特徴づける施設となっています。
ヒューリックスクエア福岡天神の夜景です。
ヒューリックスクエア福岡天神と天神住友生命FJビジネスセンターの夜景です。天神ビッグバンにより、超高層ビルが建ち並ぶようになってきました。
最終更新日:2026年8月11日