都市開発ニュース
梅田貨物線跡地で工事が進む「大阪駅北3号線外道路」!!グラングリーン大阪周辺では新たな道路ネットワーク構築が進行中!!
リニア中央新幹線「長野県駅(仮称)」の駅舎外観デザイン3案が公表!!デザインコンセプトは「信州・伊那谷の景を 未来と紡ぐ 結いの舎」に!!
JR三ノ宮駅周辺6駅を接続する「三宮デッキ」!!新バスターミナルや再開発ビルを結ぶ大規模デッキ整備工事が進む!!
JR常磐線と京成松戸線の乗換駅・松戸駅で駅ビル建設やコンコース拡張が進む「松戸駅改良工事」!!2026年9月建設状況!!
愛知県豊川市・イオンモール豊川や豊川市総合保健センターも開業した「八幡駅周辺地区」!!名鉄豊川線八幡駅周辺で進む商業、住宅、医療、福祉、公共施設などの都市機能が集積するまちづくり!!
京都駅八条東口近くで建設が進む複合ビル「(仮称)京都駅東部複合型拠点整備プロジェクト」!!JR東海グループと日本電気硝子が共同で建設する複合拠点!!
東急大井町線戸越公園駅周辺約0.9kmを高架化する「東急電鉄大井町線(戸越公園駅付近)連続立体交差事業」!!補助第29号線の整備や戸越公園駅交通広場、駅前再開発も実施へ!!
「門真の窓」として地域の学びと交流を育む新たな文化拠点「門真市立文化創造図書館KADOMADO」!!図書館・カフェ・アトリエ・小ホール・キッズライブラリーなどを備えた滞在型複合施設!!
朝霞台駅・北朝霞駅に駅ビル建設構想「北朝霞・朝霞台地区における官民連携まちなか再生推進事業」!!駅前から広がるウォーカブルなまちづくり!!
JR秋葉原駅電気街南口の石丸電気跡地にタイトーステーション?遊技場が入る地上6階のビル「(仮称)秋葉原中央通り開発プロジェクト」!!
JR草津駅西口で建設が進むホテル・商業・オフィスからなる地上11階建ての高層複合ビル「(仮称)JR草津駅西口開発」!!遂に着工し、アパホテル〈草津駅前〉(仮称)も2027年秋開業へ!!
名駅の超高層ビル群を一直線に工事現場が貫く「リニア中央新幹線名古屋駅」!!東西約900m・2面4線の大規模地下駅や直上広場を整備へ!!2026年夏建設状況!!
本厚木に3,000~5,000席規模の多目的アリーナ計画「厚木市新たな交流拠点としての多目的アリーナ整備」!!2032年度開業を目指す厚木市の現本庁舎跡地の新たな交流拠点!!
京都駅八条東口近くでJR東海グループとマリオットによる270室のホテル「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」!!2026年11月16日開業へ!!
柏の葉キャンパス403街区に「INPEX研究開発拠点」を建設へ!!約2.5haの敷地に研究・実験施設を整備、2029年4月に開所!!
リニア中央新幹線・岐阜県駅周辺約21.6haで進む大規模な都市開発「リニア岐阜県駅周辺土地区画整理事業」!!千旦林川沿いの親水空間や駅前広場などの都市と自然が調和した拠点形成へ!!
美乃坂本駅前に遂に橋脚が姿を現した「リニア中央新幹線 岐阜県駅(仮称)」!!岐阜県中津川市に新たな広域交通拠点が誕生へ!!
新宿駅西口に大きなシンボルツリーやボイドを整備する「新宿駅西口駅前広場デザイン方針」が公表!!2035年度の竣工を目指し、歩行者中心の立体的な駅前広場に再編へ!!
名古屋駅太閤通口・観光案内所も2026年9月12日に供用開始される「名古屋駅西側駅前広場整備」!!雲をイメージしたクラウド屋根の新設や3つの広場空間を整備へ!!
津田沼パルコ跡地で2026年10月1日(木)に開業する「ツダヌマ エキマエ ATOCHI(アトチ)」!!スター型テントや人工芝、既存躯体を活かしたポケットパークも整備へ!!

岐阜県が岐阜県次世代型路面電車(LRT)導入イメージを公表!!新たな交通システム整備により岐阜圏域のまちづくりを推進へ!!

岐阜県は2025年9月19日、岐阜圏域のまちづくりに関する新たな方針を公表しました。県都岐阜市を核とした地域の活性化を目指し、かつての賑わいを取り戻す取り組みとして、新しい交通システムとして次世代型路面電車(LRT)の導入を本格的に検討する方針です。LRTは、既存道路を活用して低床式車両によるバリアフリー対応や定時性・安全性の向上を図る次世代型の公共交通手段であり、中心市街地の回遊性向上や地域全体の賑わい創出を狙っています。県は運行開始を10年後を目標に、地元商店街や住民との協議を進めながら、現実的で持続可能な計画を段階的に構築していく構想です。

→岐阜県 まちづくりの推進 

岐阜県次世代型路面電車(LRT)導入の概要

1. 岐阜圏域のまちづくりの目的
「安心」と「ワクワク」にあふれ、人やモノが集まる地域の創出を将来像とする岐阜県のまちづくり。県都岐阜市を核とした地域全体の活性化の推進。中心市街地の回遊性向上と地域の賑わい創出の重点課題。

2. 10の具体的目標
若者や女性の活躍の場の整備。子育て支援環境の充実。高齢者や障がい者の活動支援体制の構築。災害に強いインフラ・医療・防災システムの整備。持続可能な農林業とクリーンエネルギー供給。地域産業の価値向上と新ビジネス創出。教育・文化・スポーツの充実。福祉・教育・商工・環境・まちづくり施策の総合的な連携。

3. 岐阜市の現状と課題
かつての商業・文化の拠点としての岐阜市。郊外大型モールへの客流出による中心市街地の集客力低下。百貨店や大型商業施設の閉店による空洞化の進行。柳ケ瀬や岐阜城周辺、長良川鵜飼など歴史・文化拠点の整備。拠点を有機的に結ぶ線としてのまちづくりの必要性。

4. LRT導入の意義
低床式車両によるバリアフリー対応と定時性・安全性に優れた次世代型交通システム。車中心の交通からの脱却。中心市街地への人の流れ創出。周辺地域とのアクセス向上。持続可能なまちづくりの重要ツールとしての位置付け。

5. 想定ルートと対象エリア
岐阜羽島駅・岐阜羽島ICを起点とする広域地域。岐阜ICや岐阜大学周辺を終点とするエリア。岐阜駅や市中心部を結ぶ複数ルートの想定。中心市街地の環状線を含む周遊型ルート計画。

6. 整備方針と財政面
土地買収を極力避け、既存の県道や道路インフラを活用する整備方針。運行開始を10年後に設定した長期計画。財政負担の軽減策。県庁内プロジェクトチームによる計画推進。地元商店街や住民との連携体制。

7. 導入効果と今後の課題
幅広い世代の移動手段確保。中心市街地の活性化。地域経済や商業振興の促進。環境負荷低減と景観整備。名鉄高架化や市街地再開発との調整課題。費用面・交通体系との整合性の検討課題。地元理解の醸成と段階的計画具体化。


出典:岐阜県

岐阜県は将来像として、「安心」と「ワクワク」にあふれ、人やモノが集まる地域の創出を掲げています。この将来像を実現するため、県は10の具体的な目標を設定しています。

若者や女性が能力を発揮できる働き方や職場環境の整備、子どもを産み育てやすい社会環境の整備、高齢者や障がい者が活躍できる場の確保、災害に強いインフラや医療・防災システムの充実、持続可能な農林業やクリーンエネルギーの供給、地域産業の価値向上や新たなビジネスの創出、教育の質向上、文化・芸術・スポーツなどの生活の質向上といった多岐にわたる施策が含まれます。これらの目標は福祉、教育、商工、環境、まちづくりなど、複数の分野の施策を組み合わせることで相互に作用し、岐阜圏域全体の持続的な発展を促進する狙いがあります。

*平成時代に廃止された岐阜の路面電車
*岐阜市の中心市街地に位置する岐阜駅前の様子

岐阜市は明治期から昭和期にかけて鉄道や自動車の普及により買物客や劇場への来訪者で賑わい、「商いのまち」として発展しました。戦後は問屋街を中心に繊維産業が栄え、地域経済の核として機能しました。しかし近年では、郊外に大型ショッピングモールが次々に建設され、中心市街地の集客力は急速に低下。令和6年7月には県内最後の百貨店「高島屋」が閉店し、かつての賑わいは失われつつあります。

一方で、柳ケ瀬の「金公園」や「グラッスル35」、岐阜城周辺の「岐阜城楽市」などの新たな拠点整備が進み、長良川鵜飼や金華山など歴史的・文化的資源も大切に保存されています。こうした「拠点」を有機的に「線」で結び、「面」として岐阜圏域全体に賑わいを広げることが、中心市街地の再生や地域活性化に欠かせない課題となっています。

*低床式路面電車が走る富山ライトレールの様子
*広島駅の駅ビルに直通する広島電鉄の路面電車の様子

岐阜県は地域の交通利便性向上と中心市街地の回遊性向上を目的に、次世代型路面電車(LRT)の導入を本格的に検討しています。LRTは低床式車両(LRV)を用い、停留所での乗降が容易でバリアフリーに優れ、輸送効率や定時性、安全性に優れた次世代型の公共交通システムです。

*令和に入ってから開業した新たなLRTである宇都宮ライトレール

既存道路を活用して新たな用地買収を抑えることで、財政負担を軽減しつつ10年後の運行開始を目標に長期的な整備計画を構想しています。また、県庁内にプロジェクトチームを設置し、地元商店街や住民、関係団体との協議を通じて実現可能性を探り、中心市街地の回遊性向上や周辺地域とのアクセス強化に向けた具体策を検討しています。

LRTの検討ルートは以下の3ルートが挙げられています。
・岐阜羽島駅および岐阜羽島インターチェンジ~岐阜県庁および西岐阜駅付近~岐阜市中心部
・岐阜インターチェンジおよび岐阜大学周辺~岐阜市中心部
・岐阜市中心部の環状線(岐阜駅~長良川・岐阜城周辺)

出典∶岐阜県

LRTの導入により、岐阜市を中心とした地域では幅広い世代の移動手段が確保され、公共交通の利用促進が期待されます。沿線では歩行者中心の回遊性の高い「歩くまち」づくりが進み、中心市街地への人の流れが増加するとともに、地域経済や商業の活性化が見込まれます。さらに、環境負荷の低減や騒音・振動の抑制、都市景観との調和など、持続可能なまちづくりにも資する計画です。

出典∶岐阜県
出典∶岐阜県

一方で、名鉄高架化や市街地再開発など既存プロジェクトとの費用・交通調整が課題であり、岐阜市は慎重な姿勢を示しています。県は、財政面や既存交通との整合性など多方面の課題を整理するとともに、地元との理解醸成や協力を重視しながら、段階的に計画を具体化していく方針です。過去に廃止された路面電車の経験や海外のLRT導入事例を参考に、持続可能で利便性の高い交通システムを岐阜県内に定着させる狙いがあります。

最終更新日:2025年9月19日

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