(仮称)豊田上豊田駅周辺土地区画整理事業は、愛知県豊田市上原町及び大清水町の各一部、約23.8haを対象に計画されている大規模な土地区画整理事業です。名鉄豊田線「上豊田」駅を中心に、良好な住宅地の形成と交通結節機能の強化を柱とした新たなまちづくりを進めるもので、第9次豊田市総合計画では「えきちか居住誘導エリア」および「重点居住誘導駅」に位置付けられています。
計画地の現況は、農地やビニールハウス、雑木林、荒れ地が広がる中に戸建て住宅が点在する市街化調整区域ですが、交通利便性の高さを生かし、新たな住宅地や都市機能を備えた市街地への転換が計画されています。基本構想では、駅前広場や幹線道路、公園を一体的に整備するとともに、住宅・商業・沿道サービス機能をバランス良く配置し、利便性と快適性を兼ね備えた新市街地の形成を目指しています。現在は令和12年度の区画整理組合設立を目標に、調査・測量や事業計画の策定、事業化に向けた準備が進められています。
(仮称)豊田上豊田駅周辺土地区画整理事業の概要
1.約23.8haで進む駅前まちづくり
名鉄豊田線「上豊田」駅周辺約23.8haを対象とする土地区画整理事業。
駅を中心とした新たな住宅市街地の形成計画。
2.農地から住宅地への土地利用転換
現況は農地や雑木林、荒れ地が広がり、戸建て住宅が点在する市街化調整区域。
良好な住宅地と都市機能を備えた市街地への転換計画。
3.駅前広場を核とした交通結節機能
駅前広場や幹線道路を整備し、鉄道・バス・自動車・自転車が結節する交通拠点。
豊田北バイパスや周辺道路と連携した交通利便性の向上。
4.住宅・商業・公園を配置した土地利用
駅前に商業ゾーン、周辺に住宅ゾーン、沿道に生活利便施設を誘導する土地利用。
公園や歩行者ネットワークを備えた快適な都市空間の形成。
5.居住誘導拠点としての位置付け
第9次豊田市総合計画で「えきちか居住誘導エリア」「重点居住誘導駅」に位置付け。
鉄道沿線への居住促進と都市機能の集積による拠点形成。
6.自然と調和した住環境の創出
地区内各所へ公園や緑地を配置し、潤いと憩いの空間を確保。
豊かな自然環境と都市機能が調和した住宅地の整備。
7.令和12年度の組合設立を目指す事業
現在は調査・測量や事業計画の策定を進め、事業化検討パートナーを募集予定。
令和12年度の区画整理組合設立・事業着手を目標とした事業推進。

計画地は豊田市中心部から北へ約3kmに位置し、名鉄豊田線「上豊田」駅を中心とする約23.8haが対象です。現況は農地や雑木林、荒れ地が広がるほか、戸建て住宅が点在するのどかな景観が形成されています。現在は市街化調整区域ですが、浄水地区と梅坪地区の市街地に挟まれた交通利便性の高い立地を生かし、住宅需要に応える新たな市街地整備を推進します。豊田市では本地区を居住誘導の重要拠点に位置付けており、良好な住環境の形成と都市機能の集積を図ることで、鉄道沿線への居住促進を目指しているとのことです。
最寄りの上豊田駅からは、豊田市の中心市街地である豊田市駅まで2駅・約6分とアクセス良好です。トヨタ自動車本社のある三河豊田駅へは愛知環状鉄道への乗り換えで約30分、自家用車なら約20~30分でアクセス可能。さらに、名古屋都心の伏見駅へも19駅・約45分と、豊田市内はもちろん名古屋方面への移動にも便利な立地となっています。

基本構想では、駅前広場を整備し、鉄道・バス・タクシー・自家用車・自転車・歩行者が円滑に乗り換えできる交通結節点を形成します。また、都市計画道路「浄水駅北通り線」や国道153号豊田北バイパスと連携した道路ネットワークを構築し、市内各方面へのアクセス性を向上。豊田勘八IC方面への広域交通との接続も強化され、地域全体の交通利便性や防災性の向上にもつながる計画となっています。

基本構想図では、駅前広場周辺に商業ゾーンを配置し、その周囲には地区の大部分を占める住宅ゾーンを整備する土地利用計画が示されています。主要道路沿いには沿道サービスゾーンを設け、日常生活を支える店舗やサービス施設の立地を想定しています。また、地区内には主要区画道路や歩行者ネットワークを整備し、安全で快適な回遊性を確保。さらに、公園や調整池を地区内各所へ分散配置することで、防災性の向上と潤いある住環境の創出を目指す計画です。


説明会では、「地域の皆様が快適で暮らしやすいまち」をコンセプトに、ゆとりある住宅地の形成と住宅需要への対応が示されました。地区内には複数の公園を配置し、住民の憩いの場や交流空間を創出するとともに、緑豊かな住環境が整備されます。また、都市計画マスタープランでも、上豊田駅周辺は豊かな自然環境と都市機能が調和する地域として位置付けられており、多世代が安心して暮らせる魅力的な住宅地の形成が期待されています。

現在は発起人会を中心に、地質調査や測量、事業計画案の作成など事業化に向けた準備が進められています。令和8年度には事業化検討パートナーを選定し、民間事業者のノウハウを活用する業務代行方式による組合運営を予定しています。今後は都市計画決定や地権者の同意取得などの手続きを経て、令和12年度の区画整理組合設立・事業着手を目標に段階的に事業を進める計画であり、上豊田駅周辺の新たなまちづくりが本格化していきます。
出典∶豊田市 (仮称)豊田上豊田駅周辺土地区画整理事業
最終更新日:2026年7月10日