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ONE FUKUOKA BLDG. (ワンビル)

ONE FUKUOKA BLDG. (ワンビル)は、福岡県福岡市中央区天神一丁目に建つ地上19階、地下4階、高さ96.34mの超高層ビルです。立地は、天神エリア中心部、北側を明治通り、西側を渡辺通り、南側を福博であい通り、東側を因幡町通りに面した「福ビル」、「天神コアビル」、「天神第一名店ビル」跡地に位置しています。

福岡市主導の下、アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出する再開発促進プロジェクト、「天神ビッグバン」に認定されており、国土交通省の優良な民間都市再生事業としても認定されています。開発コンセプトは「創造交差点」を掲げており、ハイスペックオフィス・商業・ライフスタイル型ホテル等の様々な用途の導入や、交通の要衝である地下鉄天神駅と接続する歩行者地下通路の整備等がなされます。

施設構成は地下3階~地下4階に駐車場、地下2階~地上5階に商業施設、1階にホテルエントランス、カフェ・バー、6階~7階にスカイロビー、6階に多目的ホール(Lounge、CONFERENCE、BANQUETET)「ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL」、7階にイノベーションキャンパス「CIC Fukuoka」、設備フロア、8階~17階にオフィス、18階~19階にホテル「ONE FUKUOKA HOTEL」、うち18階に客室、付帯施設、19階にロビー、レストラン(ルーフトップバー、オールデイダイニング等)、客室、付帯施設となっています。

建築主は西日本鉄道株式会社、設計は基本設計が株式会社日建設計、実施設計が鹿島建設株式会社、外装デザインがKohn Pedersen Fox Associates (KPF) 、施工は鹿島・安藤ハザマ・松本・西鉄建設 特定建設工事共同企業体です。既存建築物の解体着手は2019年5月、着工は2021年12月、起工式は2021年12月22日、 竣工は2025年1月17日となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 ONE FUKUOKA BLDG. (ワン フクオカ ビルディング)
略称:ワンビル
ホテル名:ONE FUKUOKA HOTEL
計画名 福ビル街区建替プロジェクト
(仮称)天神一丁目11番街区開発プロジェクト
(仮称)新福岡ビル
所在地 地名地番:福岡県福岡市中央区天神1丁目111番、112番、116番1 外
住居表示:福岡県福岡市中央区天神一丁目11番
用途 事務所、店舗、ホテル、集会場、駐車場
階数 地上19階、地下4階、塔屋1階
高さ 96.34m (軒高:90.56m)
構造 鉄骨造、一部CFT造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
制震構造 (HiDAX-e)
基礎工法 直接基礎
客室数 41室
敷地面積 8,605.16㎡
建築面積 7,510.22㎡
延床面積 146,191.75㎡
着工 2021年12月
起工式:2021年12月22日
既存建築物解体着手:2019年5月
竣工 2025年1月17日 *竣工式
建築主 西日本鉄道株式会社
ホテル運営:株式会社Plan・Do・See
設計 基本設計:株式会社日建設計
実施設計:鹿島建設株式会社
外装デザイン:Kohn Pedersen Fox Associates (KPF)
*グランドロビー、スカイロビー、オフィス共用部等内装デザインも担当
商業内装デザイン:株式会社乃村工藝社
ホテル内装デザイン:中村拓志&NAP建築設計事務所
施工 鹿島・安藤ハザマ・松本・西鉄建設 特定建設工事共同企業体
最寄駅 西鉄天神大牟田線「福岡(天神)」駅、福岡市地下鉄空港線「天神」駅、地下鉄七隅線「南天神」駅
備考 開業:2025年4月24日
天神福食堂開業:2025年4月24日

▼施設構成
地下3階~地下4階:駐車場
地下2階~地上5階:商業施設
1階:ホテルエントランス、カフェ・バー 
5階:食堂「天神福食堂」
6階~7階:スカイロビー
6階:多目的ホール(Lounge、CONFERENCE、BANQUETET)「ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL」
7階:イノベーションキャンパス「CIC Fukuoka」、設備フロア
8階~17階:オフィス
18階:ホテル「ONE FUKUOKA HOTEL」(客室、付帯施設)
19階:ホテル「ONE FUKUOKA HOTEL」(ロビー、レストラン(ルーフトップバー、オールデイダイニング等)、 客室、付帯施設)

▼ホテル「ONE FUKUOKA HOTEL」
客室:テンジンコーナーテラススイート (43㎡)、テンジンコーナースイート (62㎡)、ザ ワンフクオカスイート (64㎡)、コンフォートスイート (60㎡)、テラスツイン (40㎡)、シグニチャーキング (36㎡)、テラスキング (36㎡)、スーペリアキング (35㎡)
付帯施設:大浴場、サウナ、ライブラリーラウンジ、ガーデンテラス、フィットネス、ランドリー、レストラン・バー・カフェ「THE KITCHEN」、「THE ROOF」、「WAN STEAK HOUSE」、「THE CAFE」
 
 

位置図

標識

断面図

出典:西日本鉄道株式会社

イメージパース

出典:西日本鉄道株式会社

▼当初計画

出典:西日本鉄道株式会社

写真

北西側から見たONE FUKUOKA BLDG. の様子です。ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)は、福岡ビル・天神コア・天神第一名店ビル跡地を一体開発した「福ビル街区建替プロジェクト」として建設され、2025年4月24日に開業しました。

福岡市が推進する「天神ビッグバン」の中核プロジェクトであり、開発コンセプトは「創造交差点(meets different ideas)」。商業施設、オフィス、ホテル、カンファレンス、イノベーション拠点など多彩な都市機能を集約するとともに、地下鉄天神駅や天神地下街と直結する交通結節点として、天神の新たなランドマークとなっています。

 

北西側から見たONE FUKUOKA BLDG. の低層部分の様子です。

 

 

日本の伝統的な格子柄をイメージしたフレームデザインや西鉄電車のレールから発想を得た鉄の素材感や、ビル内の様々な用途が交じり合う様子を視覚的に表現した外壁のグリッド形状、緑化による憩いの空間や低層部の可視化による賑わいの創出を意識した外観デザインとなっています。

 

 

天神交差点側エントランスです。

 

 

ONE FUKUOKA BLDG. のロゴです。施設名称は「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング)」、略称「ワンビル」です。「ONE」には、「始まり・起源」「オンリーワン」「ワンチーム」「天神一丁目」「3棟の歴史を一つにつなぐ」といった複数の意味が込められています。

施設ロゴは、世界共通の記号である数字の「1」をモチーフに、多様な価値観が集まり交差する「創造交差点」を象徴しています。建物を包み込む「URBAN ROOF」のデザインや、西鉄のレール断面をイメージしたディテールを取り入れ、西鉄グループらしさと都市の新たなシンボル性を表現したデザインとなっています。

 

外装デザインは国際コンペで、環境に配慮した機能的な設計で国際的に高い評価を受ける米国の建築設計事務所「Kohn Pedersen Fox Associates(KPF)」が選ばれています。デザインコンセプトは「アーバンルーフ」と「アーバンオアシス」の2つのテーマがあります。「アーバンルーフ」は、大きな屋根を建物の象徴とし、日本の伝統的な格子柄を取り入れて西鉄グループのアイデンティティを表現。「アーバンオアシス」は、低層部の緑化によって憩いの場を提供し、賑わいを創出する空間を目指したものとなっています。

 

西側から見上げたONE FUKUOKA BLDG. の様子です。幅約100m×奥行約80m×高さ約97mの巨大な超高層ビルです。構造面では鹿島建設の高性能制震システム「HiDAX-e」を採用し、地震や強風時の揺れを効果的に低減しています。BCP対策として3回線受電方式やデュアル・フューエル・ガスタービン発電機を導入し、災害時にも高い事業継続性能を確保しています。

また、防災センターや受変電設備の高層階配置、防潮板設置、3日間利用可能な衛生設備など、水害・停電対策も充実しています。環境性能ではオフィスエリアで「ZEB Ready」、商業エリアおよび建物全体で「ZEB Oriented」を取得し、西日本最大級のZEB認証建築物となっています。さらに、国際環境認証「LEED Gold」の予備認証も取得するなど、国内最高水準の環境性能を備えています。

 

南西側から見たONE FUKUOKA BLDG. の様子です。

 

 

西鉄福岡(天神)駅側エントランスです。

 

 

南西側広場には、マイクラの木とも呼ぼれている「Pixel Tree(ピクセルツリー)」があります。世界的アーティストであるレアンドロ・エルリッヒ氏によるパブリックアート作品です。

 

 

商業施設

商業施設は地下2階から地上5階まで展開され、126店舗が出店しています。九州初出店や新業態、福岡県内唯一となる店舗を多数揃え、世界的ラグジュアリーブランドから福岡・九州の人気店まで、多彩なテナント構成となっています。

 

地下2階はオーガニックスーパーやカフェ、ドラッグストア、食物販を中心としたデイリーユースフロア、地下1階はフードホール「iiTo TENJIN」と「天神のれん街」を中心とした飲食ゾーンを形成しています。1階はCHANELをはじめとするラグジュアリーブランドやレストラン、2~4階にはNIKE、Maison Kitsuné、福岡天神 蔦屋書店、スノーピーク、中川政七商店、SPIRAL GARDENなど、ファッション・カルチャー・ライフスタイルを融合した店舗が集積しています。

 

館内の飲食店舗は約30店舗、総客席数は約1,800席と天神地区最大級を誇り、来街者や観光客、オフィスワーカーなど幅広い利用者に対応する商業空間となっています。

 

地下1階には、フードホール「iiTo TENJIN」と「天神のれん街」が入っています。

 

 

*現地にて撮影

フードホール「iiTo TENJIN」のテナント一覧です。

 

 

*現地にて撮影

フードホール「天神のれん街」のテナント一覧です。

 

 

*現地にて撮影

フードホール「iiTo TENJIN」と「天神のれん街」の配置図です。

 

 

食堂「天神福食堂」

5階の「天神福食堂」は、「天神で働く毎日を、もっと豊かに」をコンセプトに整備された新しいスタイルのワーカー向け食堂です。従来の社員食堂の枠を超え、食事・仕事・交流・リフレッシュを自由に行えるコミュニティスペースとして計画されました。

 

209席を備える天神最大級の食堂で、ランチタイムには定食や麺類、カレーなどを提供し、15時以降は「天神版アペリティーボ」として軽食やドリンクを楽しめる交流空間へと変化します。地産地消・旬産旬消を意識した食材や自家製メニューを採用し、モバイルオーダーやキャッシュレス決済、貸切利用にも対応するなど、多様な働き方を支える施設となっています。

 

オフィス

8階から17階には、西日本最大級となるワンフロア約1,400坪(約4,676㎡)のハイスペックオフィスを整備しています。無柱空間を実現した高い自由度を持つオフィスフロアは、グローバル企業や大規模テナントにも対応可能です。

 

オフィスは、基準天井高は3,000mm、床荷重500kg/㎡、OAフロアを採用し、8ゾーンごとの個別空調や自然調光LED照明、自動追尾電動ブラインド、ダブルスキンによる自然換気システムなど快適性と省エネ性能を両立しています。また、ワーカー専用ラウンジや共用会議室、ウェルネスルーム、顔認証入退館システム、ワーカーズアプリなど、多様な働き方を支援する設備も充実しています。

 

イノベーションキャンパス「CIC Fukuoka」

CIC Fukuokaは、スタートアップや成長企業、大企業、ベンチャーキャピタル、大学・研究機関、行政機関などが集積する世界水準のイノベーション拠点です。施設内には、プライベートオフィスやコワーキングスペース、会議室、ポッドキャストルーム、フォンブースのほか、キッチン・カフェスペースやゲームルームなどの共用施設を備え、企業の成長や新たなビジネス創出を支援する環境が整っています。

 

多目的ホール「ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL」

ONE FUKUOKA CONFERENCE HALLは、ONE FUKUOKA BLDG.6階に整備されたカンファレンス施設です。施設には、最大440名収容の「Terrace Hall」をはじめ、複数の会議室やゲストルームを配置しています。Terrace Hallは3分割利用に対応し、最新の映像・音響設備を備え、講演会やセミナー、展示会、MICEなど幅広い用途に対応可能です。

各ホール・会議室は大きな窓とテラスに面した開放的な空間となっており、自然光を取り入れた快適な環境を実現しています。また、6階のスカイロビーや18・19階のONE FUKUOKA HOTELと連携し、会議から交流会、宿泊まで一体的に利用できる施設となっています。

 

ライフスタイルホテル「ONE FUKUOKA HOTEL」

18・19階にはライフスタイルホテル「ONE FUKUOKA HOTEL」を配置しています。コンセプトは「天神の空に、くつろぐ」。歴史と活気が息づく天神の中心に位置し、空と博多湾を望む眺望や緑豊かな中庭を備え、都市の賑わいと静けさが調和する滞在空間を提供しています。全41室の客室はすべて35㎡以上のゆとりある設計で、テラス付き客室やスイートルームなど多彩な客室タイプを揃えています。

館内には大浴場やドライサウナ、ライブラリーラウンジ、ガーデンテラス、フィットネス、ランドリーなど充実した宿泊者向け施設を完備しています。ライブラリーラウンジでは福岡・九州・アジアに関する書籍を揃え、無料のドリンクや軽食も楽しめるなど、滞在時間そのものを豊かにするサービスを提供しています。

 

また、19階にはオールデイダイニング「THE KITCHEN」、ルーフトップバー「THE ROOF」、鉄板焼「WAN STEAK HOUSE」、1階にはテラス席を備えた「THE CAFE」を展開しています。九州産食材を活かした料理や高層階ならではの眺望を楽しめるレストラン・バーを備え、宿泊利用だけでなく、食事やカフェ利用、宴会・パーティーなど幅広いシーンに対応するホテルとなっています。

 

漆黒の外装に、透明感あふれるガラスファサード、そして青々とした自然の緑のコントラストが非常に美しい超高層ビルです。

 

 

南東側から見たONE FUKUOKA BLDG. の様子です。

 

 

南東側から見たONE FUKUOKA BLDG. の様子です。

 

 

南東側から見上げたONE FUKUOKA BLDG. の様子です。

 

 

南東側広場には、高さ約14mのケヤキのシンボルツリーが植えられています。

 

 

因幡町通りから見上げたONE FUKUOKA BLDG. と天神ビジネスセンターの様子です。

 

 

駐車場出入口です。

 

 

駐車場出入口です。

 

 

ふれあい通り側エントランスです。

 

 

北東側から見たONE FUKUOKA BLDG. の様子です。

 

 

明治通り沿いには、歩道状空地が整備されています。

 

 

明治通り側、ONE FUKUOKA HOTELエントランスです。

 

 

エントランスは、門のような形状に木質系の意匠とガラスファサードの組み合わせとなっています。

 

 

開業は2025年4月24日です。

 

 

ONE FUKUOKA BLDG.は、地下で天神地下街と直結しています。

 

 

2022年8月に開通した「因幡町通り地下通路」です。因幡町通り地下通路は、幅約6m、延長約140mの地下通路となっています。

 

 

このように因幡町通り地下通路からも出入りができるようになっています。

 

 

現地に掲示されている天神ビッグバン認定であることを示す標識です。

 

 

天神ビジネスセンターとONE FUKUOKA BLDG. の様子です。天神ビッグバンにより、天神エリアは高さ100m級の超高層ビルが林立するようになってきました。

 

夜景は格子状のフレームの影や壁面緑化が美しいものとなっています。

 

 

ONE FUKUOKA BLDG. のエントランスの夜景です。

 

 

ONE FUKUOKA BLDG. 全体の夜景です。

最終更新日:2026年8月8日

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