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ミッドランドスクエア (豊田・毎日ビルディング)

ミッドランドスクエア (豊田・毎日ビルディング)は、愛知県名古屋市中村区名駅4丁目に建つ地上47階、地下6階、高さ247.000mの超高層ビルです。

立地は、「名古屋」駅桜通口の「豊田ビル」、「毎日ビル」跡地に位置しています。豊田ビル・毎日ビルの建替えにあたり、敷地を集約化し共同建替えを実施することにより、名古屋駅周辺における機能更新のリーディングプロジェクトとして、土地の合理的かつ健全な高度利用・防災機能の向上を実現し、国際的・広域的な商業・業務拠点を形成することを目的として建設されました。2003年に都市再生特別措置法に基づく都市再生特区の適用を受けたため、容積率が1,420%まで緩和されています。

施設構成は、地下6階~地下2階に駐車場、地下5階に地域冷暖房施設「DHC名駅東エネルギーセンター」、地下1階~地上4階に商業施設、5階にシネマコンプレックス「ミッドランドスクエア シネマ」、ホール「ミッドランドホール」会議室、8階にクリニック、9階~40階にオフィス、41階~42階にスカイレストラン、ホール「スカイホールそら」、44階~46階に展望施設「スカイプロムナード」となります。

地域冷暖房施設「DHC名駅東エネルギーセンター」は、名古屋駅周辺のビルや地下街に冷暖房や給湯のエネルギーを供給しています。商業施設は、地下1階から5層吹き抜けのアトリウム空間を中心として広がっており、エスカレーター、エレベーターは軸をずらしながら配置されていることが特徴となっています。店舗は地下1階~地上4階に物販や飲食など約60店舗入居、5、6階は14スクリーン、2,205席のシネマコンプレックス「ミッドランドスクエア シネマ」が入ります。
オフィススペックは、基準階面積が617.97坪(2,042.88㎡)、天井高が2900mm、床高重が500kg/㎡、床配線方式がOAフロア100mm、コンセント容量が40VA/㎡(60VA/㎡まで増設可)となっています。展望施設「スカイプロムナード」は地上220mの中部地区で最高層の屋外展望台となっており、2022年11⽉に⽇本夜景遺産に登録されています。

構造面では、連層鋼板壁チューブ、ATMD、アウトリガー方式オイルダンパー、連結オイルダンパーを用いた制震構造が採用されています。設備面では、日本で初めてシースルーダブルデッキ(2階建て)シャトルエレベーターが4基設置されました。1基の定員は66人となっています。
隣接するシンフォニー豊田ビルなど、トヨタ不動産単独所有ビル4棟を地下で結び、天候などに左右されず、人々が回遊できる地下通路「地下環状ネットワーク」が2016年に整備されました。

建築主は東和不動産株式会社(現:トヨタ不動産株式会社)、トヨタ自動車株式会社、株式会社毎日新聞社、設計は株式会社日建設計、施工は株式会社竹中工務店、株式会社大林組、鹿島建設株式会社、清水建設株式会社共同企業体です。既存建築物の解体着手は2003年4月、着工は2004年1月26日、竣工は2006年9月29日、竣工式は2006年10月3日となっています。


概要

名称 ミッドランドスクエア (豊田・毎日ビルディング)
計画名 (仮称)名駅四丁目7番地区共同ビル
名駅四丁目7番地区再開発ビル建設事業
名駅四丁目7番地区優良建築物等整備事業
所在地 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番1号
用途 事務所、店舗、映画館、駐車場、ホール、会議室、屋外型展望施設、地域冷暖房施設
階数 オフィス棟:地上47階、地下6階、塔屋2階
商業棟:地上6階、地下5階
高さ オフィス棟:247.000m (軒高:237.000m)
商業棟:50m
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造(CFT造)、鉄筋コンクリート造
制震構造(連層鋼板壁チューブ、ATMD、アウトリガー方式オイルダンパー、連結オイルダンパー)
基礎工法 パイルドラフト基礎多段拡径高支持力杭
敷地面積 11,643.15㎡
建築面積 8,093.78㎡
延床面積 193,450.74㎡
着工 2004年1月26日
解体着手:2003年4月
竣工 竣工式:2006年10月3日
2006年9月29日 ※近代建築2007年7月号記載
建築主 東和不動産株式会社(現:トヨタ不動産株式会社)、トヨタ自動車株式会社、株式会社毎日新聞社
設計 株式会社日建設計
施工 株式会社竹中工務店、株式会社大林組、鹿島建設株式会社、清水建設株式会社共同企業体
最寄駅 JR、名古屋市営地下鉄、あおなみ線「名古屋」駅、名鉄「名鉄名古屋」駅、近鉄「近鉄名古屋」駅
備考 ▼施設構成
地下6階~地下2階:駐車場
地下5階:地域冷暖房施設「DHC名駅東エネルギーセンター」
地下1階~地上4階:商業施設
5階:シネマコンプレックス「ミッドランドスクエア シネマ」、ホール「ミッドランドホール」会議室
8階:クリニック
9階~40階:オフィス
41階~42階:スカイレストラン、ホール「スカイホールそら」
44階~46階:展望施設「スカイプロムナード」
 
 
 

位置図

断面図

出典:東和不動産株式会社

イメージパース

出典:国土交通省

写真

ミッドランドスクエア オフィス棟

北西側から見たミッドランドスクエアの様子です。

 

 

北側、名駅通から見たミッドランドスクエアの様子です。

 

 

ミッドランドスクエアの高層部分の様子です。全体的にガラスファサードとなっていますが、西側外壁とスパンドレル部は花崗岩貼のPCa版カーテンウォールとなっています。

 

 

定員66人乗り、速さ360m/minのシースルーダブルデッキシャトルエレベーターが4基設置されています。

 

 

名古屋駅前から見上げたミッドランドスクエアの様子です。

 

 

北東側から見上げたミッドランドスクエアの様子です。

 

 

北東側から見たミッドランドスクエアの低層部分の様子です。建物裏側にあたる東側は、一面壁となっています。

 

 

南東側から見たミッドランドスクエアの様子です。

 

 

南側から見たミッドランドスクエアの様子です。

 

 

ミッドランドスクエアの高層部分の様子です。屋上には、「トヨタ名駅ヘリポート」が設けられています。

 

 

44階~46階、高さ約220m地点には展望施設「スカイプロムナード」が入っています。スカイプロムナードは屋外のオープンエアな展望台となっており、360度の眺望を楽しむことができます。

 

 

南西側から見上げたミッドランドスクエアの様子です。

 

 

ミッドランドスクエア オフィス棟エントランスです。

 

 

オフィス棟エントランス付近から見上げたミッドランドスクエアの様子です。

 

 

ミッドランドスクエアの館銘板です。豊田・毎日ビルディングの記載もあります。「ミッドランドスクエア」のロゴデザインは、印章をモチーフにして頭文字「M」と「S」を表現し、伝統的な日本の縹(はなだ)色をメインカラーに使用しつつ、時代の変化に敏感で進化し続ける姿勢を象徴したものとなっています。

 

 

タクシー乗り場です。

 

 

車寄せです。

 

 

駐車場出入口です。一般駐車場の収容台数は151台となっています。

 

 

オフィスエントランスロビーです。

 

 

エレベーターホールです。

 

  

オフィステナント一覧です。

 

 

展望施設「スカイプロムナード」です。屋外の吹き抜け空間となっており、46階から45階へ回遊式歩道を下りながら進みます。

 

 

44階部分は2023年4月にリニューアルがなされており、階段ベンチやハイテーブル、⼈⼯芝等を備えた3つのエリアが新たに整備されています。

 

 

スカイプロムナードから見た南側、ささしまライブや金山方面の景色です。

 

 

スカイプロムナードから見た東側、栄や東部丘陵方面の景色です。

 

 

スカイプロムナードから見た北西側、名駅通沿いに建ち並ぶ超高層ビル群の景色です。

 

 

5階にある「ミッドランドホール・会議室」です。ホールは、面積約370㎡、高さ7.4m、スクールスタイル約200席、シアタースタイル約320席となっています。

 

 

ミッドランドスクエア 商業棟

南西側から見たミッドランドスクエア 商業棟の様子です。

 

 

南東側から見たミッドランドスクエア 商業棟の様子です。

 

 

北西側から見たミッドランドスクエア 商業棟の様子です。

 

 

ミッドランドスクエア 商業棟の屋上には、赤い鳥居があります。過去に豊田ビルにあった社を移設したものとなっています。

 

 

ミッドランドスクエア 商業棟には、「Dior」や「LOUIS VUITTON」などのハイブランドショップも入っています。

 

 

地下1階のミッドランドストリートの様子です。名古屋駅地下街のサンロード、メイチカに接続しています。

 

 

ミッドランドストリートからのエントランスです。

 

 

ミッドランドスクエアを起点として、地下環状ネットワークが整備されています。ミッドランドスクエア、名古屋クロスコートタワー、シンフォニー豊田ビル、センチュリー豊田ビル、が地下通路で結ばれています。

 

  

現地にて撮影

商業施設テナント一覧です。

 

 

地下駐車場です。地下2階、地下3階は一般車両用、地下4階〜地下6階は契約車両用となっています。

 

 

1階と2階にあるトヨタ自動車ショールーム・レクサスギャラリーです。1階にはトヨタブランドゾーン、トヨタコーポレートゾーン、2階にはトヨタブランドゾーンが入っており、レクサス車、トヨタ車の展示の他、先進技術・企業活動が紹介されています。

 

 

5層吹き抜けのアトリウムです。

 

 

アトリウムの周囲をショップ&レストランが入る商業施設が囲むように配置されています。また、地下3階〜地上5階にかけてシースルーのアトリウムエレベーターが設置されています。

 

 

4階は、レストランフロアとなっています。

 

 

5階にあるシネマコンプレックス「ミッドランドスクエア シネマ」です。

 

 

座席数は、プレミアムシート 145席、リクライニングシート 33席、ドルビーシネマシート 163席、レギュラーシート 1,833席の合計2,174席となっています。

 

 

周辺から見た様子

名古屋駅桜通口から見上げたミッドランドスクエアと大名古屋ビルヂングの様子です。

 

 

ミッドランドスクエアは、名駅エリアの超高層ビル群の中で最高層の超高層ビルとして建設されました。

 

 

名駅通沿いの超高層ビル群うち、一際目立つガラスファサードの背の高い超高層ビルがミッドランドスクエアです。

 

 

東部丘陵から見た名駅超高層ビル群の様子です。

 

 

名古屋城から見た名駅超高層ビル群の様子です。

最終更新日:2024年11月16日

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