名古屋ルーセントタワーは、愛知県名古屋市西区牛島町に建つ地上40階、地下3階、高さ180.20mの超高層ビルです。立地は、東側を名駅通、北側を牛島町第5号線、西側を牛島町第6号線、南側を中村群道に囲まれた場所に位置しています。 施設構成は、「オフィス棟」の地下1階に商業施設、1階にメインエントランス、オフィスエントランス、商業施設、2階~3階に商業施設、4階~15階にオフィス、16階に貸会議室、17階~40階にオフィス、40階に商業施設「SKY LOUNGE THE ONE AND ONLY」、「駐車場棟」の1階~7階に駐車場、「変電所棟」の地下1階~地上3階に中部電力パワーグリッド株式会社牛島町変電所となっています。 また、延長約290mの地下通路「ルーセントアベニュー」も再開発に併せて整備され、床や壁、天井にグラフィックや照明を効果的に用いている点が特徴となっています。 オフィススペックは、基準階面積665.0坪 (2,198.35㎡)、天井高2,750mm、床荷重500kg/㎡となっており、構造面では、制震粘性ダンパー、座屈補剛ブレース、鋼板耐震壁を用いた制震構造を採用、BCP対策面では、最大72時間共用部に電源供給可能な非常用発電機の設置などがなされています。 外観デザインは、東側がアルミカーテンウォールによる全面ガラス張り、北南側が磁器質タイル打込みPC版による外装で、東側が緩やかにカーブしながらセットバックしていく形状となっています。 建築主は牛島市街地再開発組合、参加組合員は名古屋鉄道株式会社、中部電力株式会社、トヨタ自動車株式会社、住友生命保険相互会社、大成建設株式会社、個人1名、設計は株式会社日建設計、施工は大成建設株式会社です。既存建築物解体着手は2004年5月28日、着工は1期工事が2001年6月、2期工事が2004年5月、竣工は1期工事が2004年5月、2期工事が2007年1月24日となっています。
概要
名称
名古屋ルーセントタワー
計画名
牛島南地区第一種市街地再開発事業
所在地
愛知県名古屋市西区牛島町6番1
用途
事務所、店舗、変電所、駐車場
階数
オフィス棟:地上40階、地下3階、塔屋1階 駐車場棟:地上7階 変電所棟:地上3階、地下1階
高さ
180.20m (軒高:174.0m)
構造
鉄骨造(CFT造)、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 制震構造(制震粘性ダンパー、座屈補剛ブレース、鋼板耐震壁)
基礎工法
直接基礎
敷地面積
14,100.54㎡
建築面積
3,883.02㎡
延床面積
115,200.34㎡
着工
1期工事:2001年6月 2期工事:2004年5月 既存建築物解体着手:2004年5月28日
竣工
1期工事:2004年5月 2期工事:2007年1月24日
建築主
牛島市街地再開発組合 参加組合員:名古屋鉄道株式会社、中部電力株式会社、トヨタ自動車株式会社、住友生命保険相互会社、大成建設株式会社、個人1名
設計
株式会社日建設計
施工
大成建設株式会社
最寄駅
JR、名古屋市営地下鉄、あおなみ線「名古屋」駅、名鉄「名鉄名古屋」駅、近鉄「近鉄名古屋」駅
備考
▼施設構成 ▽オフィス棟 地下3階~地下2階:ー 地下1階:商業施設 1階:メインエントランス、オフィスエントランス、商業施設 2階~3階:商業施設 4階~15階:オフィス 16階:貸会議室 17階~40階:オフィス 40階:商業施設「SKY LOUNGE THE ONE AND ONLY」 ▽駐車場棟 1階~7階:駐車場 ▽変電所棟 地下1階~地上3階:中部電力パワーグリッド株式会社牛島町変電所
位置図
配置図
出典:名古屋ルーセントタワー 公式サイト
断面図
出典:名古屋ルーセントタワー 公式サイト
イメージパース
出典:国土交通省
写真
北東側から見た名古屋ルーセントタワーの様子です。
北東側から見た名古屋ルーセントタワーの高層部分の様子です。
北東側から見た名古屋ルーセントタワーの高層部分の様子です。
北東側、少し離れた所から見た名古屋ルーセントタワーの高層部分の様子です。
東側から見た名古屋ルーセントタワーの様子です。
南東側から見た名古屋ルーセントタワーの様子です。
東側から見た名古屋ルーセントタワーの様子です。
北西側から見た名古屋ルーセントタワーの様子です。
南西側から見た名古屋ルーセントタワーの様子です。
南東側から見た名古屋ルーセントタワーの低層部分の様子です。
エントランスです。
広場に配置されているテナント一覧です。
地下通路の「ルーセントアベニュー」へ至る階段・エレベーターです。カラフルなガラス屋根が特徴となっています。
敷地南側には、2,500㎡の「広場」があり、約220本の植栽が植えられています。
地下1階のショップ&レストランです。
商業テナント一覧です。
ルーセントアベニューから接続しているエントランスです。
名古屋駅まで接続している延長約290mの地下通路「ルーセントアベニュー」です。様々な明かりの演出、壁・天井・床面の随所に描かれた動物や魚のシルエットを楽しむことができる空間となっています。
変電所棟です。
地下駐車場出入口です。
ミッドランドスクエア展望台から見た名古屋ルーセントタワーです。※現在は手前にJPタワー名古屋が建っており、全体を撮影することはできなくなりました。
最終更新日:2024年9月29日