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モード学園スパイラルタワーズ

モード学園スパイラルタワーズは、愛知県名古屋市中村区名駅4丁目に建つ地上36階、地下3階、高さ170.0mの超高層ビルです。立地は、西側を名駅通、北側を錦通、東側を泥江町線支線第1号、南側を広小路通に囲まれた「名古屋三井ビルディング南館・東館」跡地に位置しています。

外観デザインは、螺旋状(スパイラル)形状のデザインを採用しており、学生たちの創造力やエネルギーが絡み合いながら上昇する様を象徴しています。構造面では、中央の「インナートラスチューブ」と呼ばれる剛性の高いコアを中心に、3つの扇形ウィングが反時計回りに1階ごとに3度ずつ回転し、面積が上階で1%ずつ縮小する形態となっていることが特徴です。

施設構成は、地下2階~地上1階に商業施設「スパイラルタワーズSHOP & RESTAURANTS」、地上1階以上は専門学校「名古屋モード学園」、「HAL名古屋」、「名古屋医専」、専門職大学「名古屋国際工科専門職大学」が入っています。建築主は学校法人日本教育財団(旧 学校法人モード学園)、設計は株式会社日建設計、施工は株式会社大林組です。着工は2005年10月、竣工は2008年3月25日となっています。


概要

名称 モード学園スパイラルタワーズ
計画名 モード学園スパイラルタワーズ新築工事
所在地 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目27番1
用途 店舗、学校施設、駐車場
階数 地上36階、地下3階、塔屋2階
高さ 170.0m (軒高:163.0m)
構造 鉄骨造(柱:CFT造)、鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造
制振構造 (制振カラム、アクティブ・マス・ダンパー、屋上制振)
基礎工法 場所打ちコンクリート拡底杭
敷地面積 3,540.06㎡
建築面積 2,365.75㎡
延床面積 48,988.96㎡
着工 2005年10月
竣工 2008年3月25日
建築主 学校法人日本教育財団 (旧 学校法人モード学園)
設計 株式会社日建設計
施工 株式会社大林組
最寄駅 JR、名古屋市営地下鉄、あおなみ線「名古屋」駅、名鉄「名鉄名古屋」駅、近鉄「近鉄名古屋」駅
備考 商業施設「スパイラルタワーズSHOP & RESTAURANTS」
専門学校「名古屋モード学園」、「HAL名古屋」、「名古屋医専」
専門職大学「名古屋国際工科専門職大学」

 

位置図

断面図

出典:学校法人日本教育財団

イメージパース

出典:学校法人日本教育財団/三井不動産株式会社

南西側から見たモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

名古屋駅前に建つモード学園スパイラルタワーズは、地上36階、高さ170mの超高層ビルで、名古屋モード学園、HAL名古屋、名古屋医専の3つの専門学校を集約した校舎となっています。建物の外観は螺旋状(スパイラル)のデザインを採用しており、学生たちの創造力やエネルギーが絡み合いながら上昇する様を象徴しています。この独特なフォルムが高く評価され、2008年度グッドデザイン賞をはじめ、中部建築賞、愛知まちなみ建築賞、日本建築構造技術者協会・JSCA賞など、多くの建築賞を受賞しています。

 

建物は中央の「インナートラスチューブ」と呼ばれる剛性の高いコアを中心に、3つの扇形ウィングが反時計回りに1階ごとに3度ずつ回転し、面積が上階で1%ずつ縮小する構造になっています。コアにはエレベーターや階段、電気シャフトが収められ、人体の脊椎のように捻じれや地震力を吸収する役割を果たしています。また、屋上には重量250tの制振システムが設置され、地震時の揺れを軽減する設計です。

 

エントランスです。

 

 

商業施設テナント一覧です。

 

 

南東側から見たモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

南西側から見たモード学園スパイラルタワーズの高層部分の様子です。ヘリポートが大きく張り出しており、ガラスファサードの3つの捻れたウイングがあることが確認できます。

 

 

北東側から見たモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

建物は地上が鉄骨造(柱:CFT造)、地下は鉄骨・鉄筋コンクリート造で構成され、基礎には場所打ちコンクリート拡底杭が採用されています。外周には26本の制振カラム、高層部にはアクティブ・マス・ダンパー、屋上には制振装置を配置し、地震エネルギーを効率的に減衰させる設計が施されています。自由な形態を維持しつつも、安全性の高い合理的な構造設計が実現されています。

 

北東側から見上げたモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

施工は短工期で進められ、逆打工法が採用されました。地下と地上の作業を分離し、24時間体制で工事が行われています。螺旋状の鉄骨建て方では、インナー鉄骨をアウターより6階分先行させ、精度を確保したうえで溶接作業を行うなど、施工精度が徹底的に管理されました。上階のコンクリート打設では、下層部へのひねりを防ぐため、上層インナー部の安定後にアウターの打設を行うなど、独自の工法が採用されています。

 

低層部分のガラスファサードのウイングが無い箇所には、壁面緑化が施されています。

 

 

北側から見たモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

北西側から見たモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

北西側から見たモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

手前側に建つ名古屋三井ビルディング北館とモード学園スパイラルタワーズの様子です。モード学園スパイラルタワーズが曲面を描いた外観デザインであることがわかります。

 

 

北西側から見たモード学園スパイラルタワーズの低層部分の様子です。

 

 

名駅通側には、ウイング間に「名古屋モード学園」、「HAL名古屋」、「名古屋医専」を示す「MODE」、「HAL」、「ISEN」のロゴが取り付けられています。

 

 

外装は三角形フレームガラスのカーテンウォールで構成され、すべて異なるサイズのユニット(計7,145枚)を組み合わせて螺旋状の外観を形成しています。外装は二重窓構造を持ち、室内空気を排気するシステムや地域冷暖房も導入され、環境にも配慮されています。

 

名駅通沿いの歩道状空地・広場です。

 

 

モード学園スパイラルタワーズの館銘板です。

 

 

名駅通沿いの広場には、ドイツ人彫刻家フロリアン・クラール作のモニュメント「ムーブメントNo.7 ミ ノトス」が設置され、給気塔としても機能しています。

 

 

ビル内部には、図書室やマルチホール、メイク室、学生ラウンジなど、教育活動を支える多様な空間が配置されています。各フロアには複数の教室や実習室が設置され、ファッション、IT、医療分野の教育に対応しています。螺旋状の造形に応じて家具配置や室内計画が工夫され、個性的な空間が創出されています。

 

地下から見上げたモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

東側遠方から見たモード学園スパイラルタワーズの様子です。3つの捻れたウイングの様子が遠方からも確認できます。

 

 

名古屋駅前から見たモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

スパイラルタワーズは名古屋駅前のランドマークとして視覚的に際立ち、街に活気を与えています。下層部には商業施設が併設され、ビル足元には緑地や植栽も整備され、都市景観の豊かさが高められています。彫刻的な外観と合理的な構造が融合した建築は、名古屋の都市シンボルとして人々の記憶に残る存在となっています。

 

モード学園スパイラルタワーズの夜景です。名駅の超高層ビル群の中では高さこそ控えめですが、近未来的なデザインと幻想的な夜景によってひときわ存在感を放っています。

 

 

ミッドランドスクエア展望台から見たモード学園スパイラルタワーズの様子です。

 

 

現在は、モード学園スパイラルタワーズの北側に名古屋三井ビルディング北館が建設され、低層部分は見えなくなっています。奥には、名駅南エリアに建つNAGOYA the TOWERやささしまライブの超高層ビル群が建ち並んでいます。

 

ミッドランドスクエア展望台から見たモード学園スパイラルタワーズの高層部分とヘリポートの様子です。

 

  

モード学園スパイラルタワーズは、名駅通沿いに建ち並ぶ超高層ビル群の一つです。シンプルな形状の超高層ビルが多い日本国内において、同ビルは特に派手で挑戦的なデザインが特徴であり、そのデザイン性は世界にも通用するレベルのものとなっています。

最終更新日:2025年10月30日

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