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岐阜市新庁舎

岐阜市新庁舎は、岐阜市司町に建つ地上18階、高さ84.45mの超高層ビルです。立地は、南側を県道152号線及び151号線、西側を金華橋通り、北側をみんなの森 ぎふメディアコスモス、東側を県道151号線に囲まれた場所に位置しています。

従前の庁舎は地震などの大規模災害などにより、従来の庁舎が機能不全に陥る可能性があったほか、南海トラフ巨大地震の発生が懸念されており、防災拠点としての機能強化が課題となっていました。このため、新庁舎は災害時にも市民の安全と行政サービスを維持できる高度な防災機能を備えた新庁舎が建設されることとなりました。

フロア構成は、1~ 3階に市民窓口、1階に十六銀行や郵便局、売店、市民交流スペース 「ミンナト」、2階にレストラン、市民多目的スペース、4階に議場、議会部門、5階に市長室、プレスルーム、6~7階に常設の災害対策本部室などの危機管理部門、8階に設備機器室、9階に企画・財政市民生活政策、10階にぎふ魅力づくり、福祉政策、11~12階に内部管理、13階に経済、農業、市民協働推進政策、14階に環境、15階に展望スペース「つかさデッキ15」、15~16階に建設、17階にまちづくり、展望スペース「つかさデッキ17」、18階に教育、子ども政策となっています。

建築主は岐阜市、設計は佐藤総合計画・司・Ai設計共同体、施工は大日本土木・市川工務店・岐南興業・共栄土木建築 共同企業体です。着工は2018年4月、竣工は2021年4月9日となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 岐阜市新庁舎
計画名 岐阜市新庁舎建設計画
所在地 岐阜県岐阜市司町40番地1
用途 事務所 (庁舎)
階数 地上18階、塔屋2階
高さ 84.45m(軒高76.70m)
構造 鉄骨造
免震構造 (積層ゴム⽀承、転がり⽀承、オイルダンパー)
基礎工法 新庁舎:直接基礎
新庁舎立体駐車場:直接基礎
敷地面積 20,187.66㎡
建築面積 9,613.31㎡
延床面積 39,504.72㎡
着工 2018年4月
起工式:2018年4月27日
竣工 2021年4月9日 *完成式典
新庁舎:2021年1月
新庁舎立体駐車場:2021年1月
外構工事:2021年3月
建築主 岐阜市
設計 佐藤総合計画・司・Ai設計共同体
施工 大日本土木・市川工務店・岐南興業・共栄土木建築 共同企業体
最寄駅 JR東海道本線、高山本線「岐阜」駅、名鉄名古屋本線、各務原線「名鉄岐阜」駅
備考 ▼施設構成
1~ 3階:市民窓口
1階:十六銀行や郵便局、売店、市民交流スペース 「ミンナト」
2階:レストラン、市民多目的スペース
4階:議場、議会部門
5階:市長室、プレスルーム
6階~7階:常設の災害対策本部室などの危機管理部門
8階:設備機器室
9階:企画・財政市民生活政策
10階:ぎふ魅力づくり、福祉政策
11~12階:内部管理
13階:経済、農業、市民協働推進政策
14階:環境
15階:展望スペース「つかさデッキ15」
15~16階:建設
17階:まちづくり、展望スペース「つかさデッキ17」
18階:教育、子ども政策
 

位置図

配置図

出典:岐阜市

断面図

出典:岐阜市

イメージパース

出典:岐阜市

南西側から見た岐阜市新庁舎の様子です。新庁舎の敷地面積は20,187㎡で、地上18階、塔屋2階、延床面積39,504㎡の鉄骨造・基礎免震構造です。併設される立体駐車場は地上5階、延床面積17,138㎡、PC造・耐震構造で、432台の駐車が可能です。庁舎と駐車場には防災設備が整備され、災害時にはガスバルクや非常用電源、テント足場などが活用されます。

 

南西側から見た岐阜市新庁舎の低層部分の様子です。

 

 

岐阜市新庁舎の低層部分と北側に建つみんなの森 ぎふメディアコスモスの様子です。茶色を基調とした外装に、アールを描いた屋根など、景観的に調和するものとなっています。

 

議場は、内外観ともに繊細な線の重なりや柔らかな光の温もりなど、岐阜の伝統文化を感じさせるデザインとなっており、訪れる人々をやさしく包み込むような空間を創出しています。また、議場部分の屋根には亜鉛合金めっき鋼板を用い、長良川の流れをイメージした曲線的なデザインを採用しています。この湾曲した屋根形状が、自然と調和した美しい景観を演出しています。

 

高層部分は、角部が丸みを帯びた白い腰壁に横連窓という組み合わせの外観デザインとなっています。建物角が丸みを帯びた外観となっていることが特徴で、室内天井へ自然光を導く「リフレクトフィン」やペリメーターゾーンの空調を行う「ウォールスルー空調機」の設置など、パッシブデザインが採用されています。

 

西側に位置する南北に延びる歩行者専用空間「せせらぎの並木 テニテオ」です。

 

 

エントランスです。

 

 

車寄せです。

 

 

新庁舎は、「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を臨む位置に建設され、市民が集い、交流できる拠点として整備されました。また、「みんなの広場 カオカオ」を中心に、庁舎北側の市民交流スペースと連携することで、イベントなどによるにぎわい創出を図り、まち全体の活性化にも貢献するものとされています。

 

岐阜市新庁舎の低層部分の様子です。

 

 

南側正面から見上げた岐阜市新庁舎の様子です。新庁舎は災害時の司令塔として、あらゆる災害を想定した高度な防災拠点機能を備えています。立体駐車場は耐震性・耐久性が強化されており、災害車両の駐留や支援物資の集積に活用されます。「みんなの森 ぎふメディアコスモス」は災害時にボランティアセンターとして機能し、受付や登録、活動案内と情報提供を行います。

 

 

岐阜市役所の館銘板です。

 

 

南東側から見た岐阜市新庁舎の様子です。

 

  

駐輪場です。

 

 

立体駐車場内には公共バス停が設けられ、各階から庁舎への連絡通路が整備されているため、雨天時でも来庁者は濡れることなくアクセスできます。さらに、低層階や15階・17階に設置された展望スペースは閉庁時でも開放され、地域住民や観光客も利用できます。「みんなの森 ぎふメディアコスモス」や「みんなの広場 カオカオ」と連携することで、イベント開催時のにぎわいが生まれ、まちの魅力創出にも寄与します。

 

立体駐車場棟です。駐車場収容台数は、1階 おもいやり駐車場10台、2・3階 ハートフル駐車場17台を含む、一般車両381台、自動二輪車5台となっています。

 

 

北側には「旧岐阜県庁舎(旧・岐阜県岐阜総合庁舎)」が建っています。この建物は1924年(大正13年)10月に竣工した地上3階、地下1階の庁舎で、設計は清水正喜(岐阜県営繕課主任技師)、矢橋賢吉、佐野利器が担当し、施工は銭高組によって行われました。デザインにはモダニズム的な志向が見られ、立体的な造形美や重厚な表現に配慮しつつ、装飾を最小限に抑えている点が特徴です。当初の計画では、庁舎正面に地上11階建ての塔を建設する予定でしたが、関東大震災の影響により計画が変更され、塔の建設は中止されました。

 

北東側から見た岐阜市新庁舎の様子です。

 

 

「みんなの広場 カオカオ」は緊急救助活動スペースとして活用され、屋上階にはホバリングスペースを設けて救援物資の受け入れに使用されます。庁舎8階には熱源機械室や電気室、発電機室などの基幹設備を集約し、非常用電源や飲料水の確保を通じてライフライン対策を強化しています。また、6階に防災フロアを設置し、災害対策本部室を常設することで、中枢的な災害対策機能を維持しています。1階床の嵩上げや免震層の排水設備により浸水対策も実施されており、基礎免震構造により通常建築物の1.5倍の耐震性能を確保しています。

 

 

出典:岐阜市

新庁舎の低層階である1階から3階には、行政窓口とともにレストラン、コンビニエンスストア、金融機関や郵便局などの利便施設が集約され、市民が一度に多くの手続きを行えるワンストップサービスを提供します。トイレや通路、階段、エレベーターなどの市民が利用する空間はユニバーサルデザインに基づき、誰にとっても使いやすい環境となっています。

 

出典:岐阜市

新庁舎では、太陽光や地下水などの自然エネルギーを積極的に活用するとともに、省エネルギーに資する設備を導入し、光熱水費などのランニングコスト削減に努めています。また、全国共通の評価指標である「建築環境総合性能評価システム(CASBEE)」において最高ランクのSランクを取得しており、さらに国のサステナブル建築物等先導事業にも採択され、CO2削減や持続可能性の高い庁舎運営を実現しています。

 

北西側から見た岐阜市新庁舎の様子です。

 

 

北西側から見た岐阜市新庁舎の様子です。

 

  

議場に隣接するみどりの丘には、平和の鐘が設置されています。

 

 

岐阜シティタワー43展望室から見た岐阜市新庁舎の様子です。

 

 

金華橋通りに面して、岐阜市新庁舎と柳ケ瀬グラッスル35が建設されました。

最終更新日:2025年11月2日

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