JR常磐線(各駅停車)の北柏駅で進む「北柏駅南北自由通路整備事業」は、駅南北のアクセス性向上とバリアフリー化を目的とした都市基盤整備事業です。現在、北柏駅北口周辺では土地区画整理事業が進められており、新たな駅前広場や商業施設、子育て支援施設の整備が進められています。しかし、駅と北口駅前広場を直接結ぶルートがなく、エレベーターも未整備であることから、ベビーカーや車いす利用者の移動に課題がありました。
こうした状況を改善するため、柏市はJR東日本と連携し、新たな南北自由通路を整備するものとしています。自由通路は24時間利用可能となり、エレベーターやエスカレーターを備えたバリアフリー空間として整備される予定です。また、駅北口では商業施設「アクロスプラザ北柏(仮称)」の開業も予定されており、自由通路整備とあわせて北柏駅周辺の利便性向上とまちづくりの進展が期待されています。
北柏駅南北自由通路整備事業の概要
1.北柏駅南北自由通路整備事業の目的
北柏駅と南北駅前広場を円滑につなぐ歩行者ネットワークの整備。
駅利用者や地域住民の移動利便性向上を目指す都市基盤整備事業。
2.北口まちづくりとの連携
北口周辺では土地区画整理事業により道路や公園、宅地整備が進行。
商業施設や子育て関連施設の整備と連動した駅前空間の形成。
3.バリアフリー環境の実現
自由通路や駅前広場にエレベーター・エスカレーターを設置予定。
高齢者や車いす利用者、子育て世帯にも配慮した移動環境の構築。
4.快適な歩行空間の整備
通路幅員を最大約7.5mまで拡幅し、安全性と快適性を向上。
混雑緩和と歩行者の回遊性向上を図るゆとりある通行空間の創出。
5.24時間利用可能な自由通路
南北駅前広場と既設連絡通路を結ぶ新たな移動ルートの整備。
昼夜を問わず利用できる地域の新たな歩行者動線の確保。
6.市民参加によるデザイン検討
住民や駅利用者を対象とした自由通路デザインアンケートの実施。
木目調を採用した落ち着きあるデザイン案への高い支持。
7.北柏駅周辺の将来展望
貨物駅跡地を活用した再開発と商業施設整備が進展。
自由通路整備と一体で進む北柏駅周辺の新たな拠点形成。

北柏駅南北自由通路整備事業は、北柏駅と南北両側の駅前広場を円滑に結ぶ新たな歩行者ネットワークを整備する事業です。北口土地区画整理事業に伴う新たな駅前空間の形成に合わせて、誰もが利用しやすい移動環境の実現を目指しているものになります。
現在は駅から北口駅前広場へ直接アクセスできず、移動経路も限定されています。新設される自由通路によって南北の移動利便性が大幅に向上し、地域の回遊性向上にもつながる計画です。

新たな自由通路にはエレベーターやエスカレーターが整備される予定で、高齢者や子育て世帯、車いす利用者など誰もが利用しやすい環境が実現します。
これまで北柏駅周辺では上下移動に課題がありましたが、本事業により安全で快適な移動が可能となります。駅利用者の利便性向上だけでなく、地域住民の日常利用にも大きく貢献する施設となりそうです。


整備される自由通路は最大約7.5mの幅員が確保され、現在よりもゆとりある歩行空間が形成されます。通勤・通学時間帯の混雑緩和にも効果が期待されています。

また、自由通路は24時間通行可能となる計画で、駅利用者だけでなく地域住民の日常的な南北移動ルートとしても活用されます。駅周辺の歩行者動線の改善に大きく寄与する施設となります。


柏市は自由通路の整備にあたり、2024年1月から2月にかけてデザインアンケートを実施しました。周辺住民や駅利用者を対象に4,103部を配布し、1,685件の回答が寄せられています。
アンケートでは「木目調の素材を活用した落ち着きのあるデザイン」が最も支持を集めました。また、通路両側のガラス化を望む意見も多く、今後はこうした市民の声を反映しながら具体的な設計が進められる予定です。


北柏駅は1971年に開業したJR常磐線各駅停車の駅で、柏市北部と我孫子市境界付近に位置しています。2024年度の1日平均乗降客数は34,776人となっており、地域の重要な交通拠点として利用されています。

駅北側では長年にわたり土地区画整理事業が進められており、かつての貨物駅跡地を活用したまちづくりが本格化しています。2026年4月1日には商業施設「アクロスプラザ北柏」も開業しており、自由通路整備と一体となって北柏駅周辺は新たな生活拠点へと進化しようとしています。
最終更新日:2026年6月27日