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ザ・パークハウス神戸タワー

ザ・パークハウス神戸タワーは、神戸市中央区相生町1丁目に建つ地上33階、地下1階、高さ116.95m、総戸数352戸の超高層タワーマンションです。立地は、北側をハーバーロード、東側を栄町通に面した場所に建っていた「ファミリアホール(旧三菱合資会社神戸支店)」、「ファミリア旧本社屋」跡地に位置しています。

専有面積は42.29㎡~155.03㎡、間取りは1LDK~3LDK、共用施設にはエントランスホール、カフェラウンジ、スカイラウンジ、ゴルフレンジ、ゲストルームが入っています。構造面では、超高層制振構造「デュアル・フレーム・システム(DFS)」を採用し、一般的な同規模の建物と比べて地震時の水平力を約3分の1まで低減する高い耐震性能を備えています。また、非常用発電機や太陽光発電設備、防災倉庫、かまどベンチ、マンホールトイレなどを整備し、災害時のレジリエンスにも配慮した計画となっています。

旧ファミリアホール(旧三菱合資会社神戸支店)は、1900年(明治33年)に建築家・曽根達蔵の設計で竣工した歴史的建築物で、神戸市の景観形成重要建築物等に指定されていました。神戸市初となる景観形成重要建築物の保存・復元事業として、外壁を一度解体・保管し、新築時に組み直す「生け捕り」工法を採用。約5,327点の石材を活用して低層部の外観を復元したほか、旧三菱銀行時代の金庫扉や半円アーチをエントランスなどに再利用し、歴史的価値を現代のタワーマンションへ継承しています。

建築主は三菱地所レジデンス株式会社、JR西日本不動産開発株式会社、三菱倉庫株式会社、安田不動産株式会社、設計は株式会社大林組、施工は株式会社大林組です。着工は2017年4月1日、竣工は2019年11月28日となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 ザ・パークハウス神戸タワー
計画名 (仮称)神戸市中央区相生町1丁目計画
所在地 神戸市中央区相生町1丁目1番1
用途 共同住宅
階数 地上33階、地下1階、塔屋2階
高さ 116.95m
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
制振構造(デュアル・フレーム・システム(DFS):主体架構と連層耐震壁架構をオイルダンパーで接続したもの)
基礎工法 杭基礎
総戸数 352戸
敷地面積 3,051.00㎡
建築面積 1,594.29㎡
延床面積 39,520.55㎡
着工 2017年4月1日
竣工 2019年11月28日
建築主 三菱地所レジデンス株式会社、JR西日本不動産開発株式会社、三菱倉庫株式会社、安田不動産株式会社
設計 株式会社大林組
施工 株式会社大林組
最寄駅 神戸高速線東西線「西元町」駅、JR東海道本線、JR山陽本線(神戸線)「神戸」駅、神戸高速線東西線「高速神戸」駅、神戸市営海岸線「みなと元町」駅、神戸市営海岸線「ハーバーランド」駅、神戸高速線東西線「花隈」駅、神戸市営西神・山手線「大倉山」駅
備考 専有面積:42.29㎡~155.03㎡
間取り:1LDK~3LDK 
共用施設:エントランスホール、カフェラウンジ、スカイラウンジ、ゴルフレンジ、ゲストルーム
 

位置図

標識

イメージパース

出典:三菱地所レジデンス株式会社/JR 西日本不動産開発株式会社/三菱倉庫株式会社/安田不動産株式会社

東側から見たザ・パークハウス神戸タワーの様子です。建設地は1900年(明治33年)に竣工した「旧三菱合資会社神戸支店(後の旧ファミリアホール)」の跡地であり、神戸市の景観形成重要建築物等に指定されていた歴史的建造物を保存・復元した全国的にも珍しい再開発事例となっています。歴史的建築物の価値を継承しながら超高層住宅へと生まれ変わったことで、神戸の新たなランドマークとして整備されました。 

 

ザ・パークハウス神戸タワーの低層基壇部、旧ファミリアホール(旧三菱合資会社神戸支店)部分の様子です。

 

 

最大の特徴は、旧ファミリアホールの外壁を「生け捕り」と呼ばれる手法で保存・復元したことです。建物の石材約5,327点を一つひとつ丁寧に取り外し、保管・洗浄したうえで新築時に組み直すという極めて高度な施工が行われました。建設当時の図面が残されていなかったため、レーザースキャナーによる三次元計測とBIMを活用して復元設計が進められています。また、旧三菱銀行時代の金庫扉や半円アーチもエントランスホールなどの共用空間へ再利用され、歴史的な意匠と現代建築が美しく融合したデザインとなっています。

 

旧ファミリアホールが建っていた栄町通は、明治から大正期にかけて銀行や証券会社、保険会社が集積し、「東洋のウォール街」とも称された神戸経済の中心地でした。周辺にはミカドホテルや三越神戸支店などの近代建築が建ち並び、神戸を代表する都市景観を形成していました。この建物は長年にわたり三菱銀行神戸支店として利用された後、1977年に神戸発祥の子ども服メーカー「ファミリア」が取得し、「ファミリアホール」として一般にも親しまれる存在となりました。2000年には神戸市の景観形成重要建築物等に指定され、地域の歴史を象徴する建築として高く評価されています。

南東側正面から見上げたザ・パークハウス神戸タワーの様子です。構造面では、大林組独自の超高層制振システム「デュアル・フレーム・システム(DFS)」を採用しています。建物中央の剛強なコア(心棒)と住宅部分をオイルダンパーで連結することで、一般的な同規模建築と比べて地震時の水平力を約3分の1まで低減し、上層階の揺れも抑制します。また、非常用発電機や太陽光発電設備、受水槽を活用した生活用水の確保、防災倉庫、マンホールトイレ、かまどベンチなど、多彩な防災設備を備えており、大規模災害時にも居住者の生活継続を支える高い防災性能を実現しています。 

 

南東側正面から見た旧ファミリアホール(旧三菱合資会社神戸支店)部分の様子です。

 

 

南側から見上げたザ・パークハウス神戸タワーの様子です。

 

 

南側から見たザ・パークハウス神戸タワーの低層部分の様子です。

 

 

エントランスです。

 

 

1900年(明治33年)に竣工した旧ファミリアホール(旧三菱合資会社神戸支店)は、日本銀行本店と並び、当時としては珍しい全面石張りの外壁を採用した近代建築でした。赤煉瓦を外観に見せる建築が主流だった時代に、花崗岩で仕上げられた重厚な外観はひときわ存在感を放ち、ギリシャ古典建築をモチーフとした高さ約6mのペアのコリント式オーダー(柱)が正面を飾っていました。現在は、その柱頭装飾の一部がオブジェとして保存され、ルネサンス様式を取り入れた名建築の歴史を今に伝えています。

 

館銘板です。

 

 

2016年の解体調査では、旧ファミリアホールが石材と煉瓦を組み合わせた特殊な組積造で構築されていたことが判明しました。全面石張りのため外部からは見えなかった内部の煉瓦壁が、石材と一体となって建物の安全性や耐震性を約100年間支えていたと考えられています。使用されていた煉瓦には、日本の煉瓦産業の先駆けである第一煉瓦製造会社(後の岸煉瓦)の製品も含まれていました。ザ・パークハウス 神戸タワーでは、解体時に「生け捕り」された石材と煉瓦を再構成した展示が設けられ、創建当時の外壁内部構造を現在に伝える貴重な遺構となっています。

公開空地の歩道状空地です。

 

 

公開空地の広場です。

 

 

西側から見上げたザ・パークハウス神戸タワーの様子です。

 

 

北側から見たザ・パークハウス神戸タワーの様子です。

 

  

北側から見上げたザ・パークハウス神戸タワーの様子です。

 

 

駐車場出入口です。

 

 

南西側正面から見上げたザ・パークハウス神戸タワーの様子です。  

 

 

共用施設もタワーマンションならではの充実した内容となっています。26階には神戸港や六甲山系を一望できるスカイラウンジとゲストルーム「SKY」、3階にはカフェラウンジやゲストルーム「KAEDE」を配置しています。さらに、ゴルフシミュレーターを備えたゴルフレンジ、コンシェルジュサービス、コーチエントランス、ホテルライクな内廊下、各階ゴミステーション、無料Wi-Fiなど快適な暮らしを支える設備を多数導入しました。歴史的建築物の保存と最新の居住性能を兼ね備えた、神戸を代表するタワーマンションの一つとなっています。

 

旧ファミリアホール(旧三菱合資会社神戸支店)の玄関口部分に設置されているザ・パークハウス神戸タワーの館銘板・ロゴです。

 

 

旧ファミリアホール(旧三菱合資会社神戸支店)とザ・パークハウス神戸タワーの外壁面です。歴史的建造物と最新鋭のタワーマンションが融合したハイブリッド建築となっています。

 

ザ・パークハウス神戸タワーと神戸中央郵便局前交差点周辺のタワーマンション群の様子です。

 

 

見上げたザ・パークハウス神戸タワーを見上げた様子です。

最終更新日:2026年7月7日

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