足立区は、「竹ノ塚駅周辺地区まちづくり説明会」の開催を発表し、竹ノ塚駅東口駅前空間の将来イメージを公開しました。竹ノ塚駅周辺では東武スカイツリーライン連続立体交差事業の完了を契機に、「にぎわい・安心・豊かなみどりでつくる人が主役の竹の塚」を将来像として、駅東西が一体となったまちづくりが進められています。東口では、UR竹の塚第三団地や竹ノ塚T BOX、駅前交通広場を含むエリアで第一種市街地再開発事業の検討が進められており、令和8年度以降の都市計画決定を見据えた検討が本格化しています。
今回公表された完成予想パースでは、現在の団地や商業施設に代わり、駅前広場を囲むように高層住宅と商業機能を備えた複合施設が整備される構想が描かれています。駅前には大屋根付きの広場や緑豊かな歩行者空間が整備され、再編された交通広場と一体となった新たな駅前拠点の形成が期待されています。
竹ノ塚駅周辺地区まちづくりの概要
1.鉄道高架化を契機とした駅前再編
東武スカイツリーライン連続立体交差事業の完了による駅周辺環境の大幅改善。
踏切解消を活かした新たな駅前まちづくりへの移行段階。
2.竹ノ塚駅東口地区再開発の検討
UR竹の塚第三団地や竹ノ塚T BOXを含む大規模再開発計画。
住宅・商業・交通機能を一体化する第一種市街地再開発事業の検討。
3.足立区・UR・東武鉄道の三者連携
駅周辺の価値向上に向けた官民連携による事業推進体制。
覚書締結に基づく再開発実現へ向けた具体的な検討段階。
4.交通広場の再編と機能強化
バス・タクシー・一般車の動線整理による交通結節機能の向上。
安全性と利便性を高める駅前交通広場の再整備計画。
5.ウォーカブルな駅前空間の形成
歩行者中心の回遊性向上と居心地の良い滞留空間の創出。
豊かな緑と公共空間を活かした人中心の都市環境整備。
6.駅前に計画される複合開発施設
13階程度の高層住宅や商業施設を備えた複合ビルの整備構想。
9階程度の住宅・商業複合施設と緑豊かな広場空間の形成計画。
7.都市計画決定へ向けた今後の展開
説明会や意見交換を通じた地域参加型の計画策定プロセス。
令和8年度以降の都市計画決定を見据えた段階的な事業推進。

竹ノ塚駅周辺では、東武スカイツリーラインの連続立体交差事業により、長年地域課題となっていた踏切が解消されました。令和6年3月には鉄道高架化が完了し、駅周辺の安全性や回遊性が大きく向上しています。
高架化後は高架下商業施設「エキア竹ノ塚」や東武ストアが開業し、利便性向上が進みました。足立区はこれを契機に、駅前広場や道路整備、再開発事業を一体的に進めることで、竹ノ塚全体の魅力向上を目指しています。

再開発検討区域には、UR都市機構が管理する竹の塚第三団地や東武鉄道の竹ノ塚T BOXなどが含まれています。竹の塚第三団地は1960年代に整備された大規模団地で、住宅棟の多くが築50年以上を経過しており、建物や設備の老朽化が課題となっています。
また、駅前商業施設や交通広場についても再整備が求められており、住宅・商業・交通機能を一体的に再編することで、駅前の新たな都市拠点を形成する方針です。


竹ノ塚駅周辺地区のまちづくりは、足立区、UR都市機構、東武鉄道株式会社の三者が連携して進めています。将来像である「人が主役のまちづくり」の実現に向けて、駅前空間の再編や市街地再開発事業の検討が進められています。
令和7年には「竹ノ塚駅周辺のまちづくり推進に関する覚書」が締結され、東口地区で第一種市街地再開発事業を導入する方向性が示されました。今後はUR都市機構が施行予定者となり、都市計画決定に向けた具体的な検討が進められる見込みです。


東口駅前では、交通結節点としての機能向上を目的に交通広場の再整備が計画されています。バス停の集約やタクシープールの整理、一般車乗降スペースの確保などにより、交通利便性の向上が図られます。
同時に、歩行者と車両の動線を分離し、安全で快適な歩行空間を形成する方針です。けやき大通りを中心としたウォーカブルなまちづくりや、自転車利用環境の改善も検討されており、「歩きたくなる駅前」の実現を目指しています。

今回の説明会資料で公開された将来イメージでは、現在の竹の塚第三団地1号棟・2号棟付近に、地上13階程度の高層住宅を中心とした複合施設が描かれています。低層部には商業施設が配置されるとみられ、駅側には大屋根やエスカレーター、階段を備えた広場空間が整備される計画です。また、西側には屋上緑化を施したガラスファサードの低層棟も確認でき、緑豊かな駅前景観の形成が意識されています。

さらに、現在の竹の塚第三団地3号棟付近には、地上9階程度の中層住宅と商業機能を組み合わせた複合施設が描かれています。再編後の交通広場を囲むように建物が配置され、住宅・商業・交通・広場空間が一体となった新たな駅前拠点が形成される見通しです。イメージパースからは、駅前広場周辺に豊富な植栽や滞留空間が設けられ、竹ノ塚の新たなランドマークとなるような街並みが構想されていることがうかがえます。
最終更新日:2026年7月2日