新所沢駅西口駅前で約40年にわたり地域のランドマークとして親しまれてきた「新所沢パルコ」跡地において、「(仮称)所沢市緑町1丁目計画」が進められています。事業主は総合地所、大栄不動産、長谷工コーポレーションで、商業施設部分には埼玉県を代表するスーパーマーケットチェーンであるヤオコーが参画する予定です。計画地には地上15階建て・総戸数280戸の大規模マンションと商業施設、市の子育て支援施設が整備される計画となっており、新所沢駅前の新たなランドマークとして大きな注目を集めています。
新所沢パルコは1983年の開業以来、買い物や映画鑑賞、飲食、文化活動の拠点として地域住民に親しまれてきましたが、2024年2月に閉店しました。その後、駅前の貴重な大規模用地を活用した再開発計画が具体化し、住宅・商業・公共機能を融合した複合開発へと生まれ変わることになります。2026年6月時点では既存建築物の解体工事が進み、かつての新所沢パルコの面影はほぼなくなっています。工事は2026年12月に着工し、2029年3月31日の竣工を目指しているものとされています。
(仮称)所沢市緑町1丁目計画の概要
1.新所沢パルコ跡地の大規模再開発計画
2024年2月に閉店した新所沢パルコ跡地を活用した複合開発計画。
新所沢駅西口駅前の一等地における新たなランドマーク創出事業。
2.地上15階・総戸数280戸の住宅整備
共同住宅と店舗で構成される地上15階建て複合施設の建設計画。
総戸数280戸、高さ約44.9mの大規模駅前レジデンス整備。
3.延床面積約2.5万㎡の開発規模
開発区域面積約5,138㎡、建築面積約2,273㎡の事業計画。
延床面積約25,120㎡を誇る新所沢駅前有数の大型開発。
4.ヤオコー主体の商業施設導入
敷地北東側に食品スーパーを核とした商業施設の整備計画。
地域住民の日常生活を支える利便性の高い商業機能の導入。
5.子育て支援施設を併設する複合拠点
敷地内に市の子育て支援施設を設置予定。
住宅・商業・公共サービスが一体となった地域交流拠点の形成。
6.駅前景観を一新する2棟構成計画
県道6号線側のA棟と北東側のB棟によるT字型配置計画。
ガレリア廃止に伴う新たなエントランス空間と街並み形成。
7.2029年度完成を目指す事業スケジュール
2026年12月着工、2029年3月竣工予定の長期開発プロジェクト。
2026年6月時点では旧パルコ建物の解体工事が進行中の状況。

計画地は埼玉県所沢市緑町一丁目2番15付近に位置し、西武新宿線・新所沢駅西口から徒歩3〜4分程度という優れた立地を誇ります。駅前の一等地に位置することから、新所沢エリアの将来を左右する重要な再開発プロジェクトとして注目されています。
1983年に開業した新所沢パルコは、パルコ初の本格的な郊外大型店舗として誕生しました。「パルコ館」と「レッツ館」の2館体制や中央のガレリア空間など独創的な施設構成で知られ、長年にわたり地域住民の生活拠点として機能してきました。しかし、競合商業施設の増加や施設老朽化などを背景に2024年2月29日をもって閉店し、その広大な敷地を活用した新たな街づくりがスタートすることとなりました。


現地に掲示された開発事業計画によると、開発区域面積は5,138.22㎡、建築面積は2,272.75㎡、延床面積は25,119.90㎡となっています。建物は地上15階建て、高さ44.9mの規模で整備され、共同住宅と店舗による複合施設として開発されます。

住宅部分の総戸数は280戸を予定しており、新所沢駅周辺では近年でも有数の大規模マンション計画となります。開発事業者には「ルネ」ブランドの総合地所と「ブリリアンコート」ブランドの大栄不動産が参画し、設計・施工は長谷工コーポレーションが担当します。駅前という高い利便性に加え、生活利便施設が身近に揃う環境から、ファミリー層を中心に幅広い世代の居住ニーズに応える住宅供給が期待されています。


(仮称)所沢市緑町1丁目計画では住宅機能だけでなく、地域住民の日常生活を支える商業機能の充実も図られます。計画によると、敷地北東側にはヤオコーが中心となる商業施設が整備される見通しで、食料品を中心とした利便性の高い店舗構成が期待されています。
ヤオコーは埼玉県川越市に本社を置き、関東圏で多くの店舗を展開する有力スーパーマーケットです。地域密着型の店舗運営に定評があり、新所沢駅前においても日常の買い物需要を支える重要な施設となりそうです。また、敷地の一角には所沢市による子育て支援施設の整備が予定されており、子育て世帯のサポート拠点としての役割も担う計画です。住宅・商業・公共サービスを一体的に整備することで、多世代が利用できる駅前拠点の形成が目指されています。


計画では住宅棟がT字型の配置を採用した2棟構成となる見込みです。県道6号線側に配置されるA棟と、敷地北東側に配置されるB棟によって駅前の新たなスカイラインが形成されます。
かつて新所沢パルコの象徴的な空間だったガレリア部分は廃止され、その跡地にはマンションのエントランスや車寄せなどが整備される計画です。これまで地域住民が利用していた敷地内の通り抜け動線はなくなりますが、その一方で駅前にふさわしい質の高い住宅空間や公開空間の整備が期待されています。再開発によって街並みは大きく変化し、新所沢駅前の景観は新たな時代へと移行することになります。


2024年2月の閉店後もしばらくは建物が残されていましたが、現在は解体工事が本格的に進められています。現地では長年親しまれたパルコ館やレッツ館の解体が進行し、2026年6月時点では新所沢パルコの姿はほぼ確認できない状態となっています。

開発事業計画によると、工事期間は2026年12月1日から2029年3月31日までを予定しています。完成後は総戸数280戸の大規模マンションに加え、ヤオコーを中心とした商業施設や子育て支援施設が整備され、新所沢駅前の新たな中心拠点として機能することになります。長年地域に親しまれた新所沢パルコの歴史を受け継ぎながら、新たな賑わいと利便性を創出する再開発として、今後の動向に大きな期待が寄せられています。
最終更新日:2026年6月29日