村田製作所本社ビルは、京都府京都市長岡京市東神足1丁目に建つ地上18階、地下1階、高さ83mの「A1棟」、地上16階、地下2階、高さ72mの「A2棟」、地上4階、地下2階、高さ25mの「B棟」から構成される超高層ビルです。立地は、JR京都線「長岡京」駅東口の北東側一帯、南側を東口駅前広場、東側をガラシャ通りに面した場所に位置しており、本社機能や事業部の企画・研究開発機能を集約するために建設されました。
施設構成は「A1棟・A2棟」の1階にエントランスロビー、2階に応接室、ホワイエ、ホール、3階に会議室、ホール、4階に機械室、5階~6階に厚生ゾーン(社員用食堂、喫茶コーナー、図書館等)、7階~16階にオフィス、17階~18階に機械室、「B棟「研究開発棟」」の地下2階にシールドルーム、電波暗室、地下1階に計測室、地上1階にクリーンルーム、3階にスタッフ室、4階に応接室、シールドルームとなっています。
ホールは、3層吹き抜け・天井高さ約9mの空間に500席の座席が入ります。また、オフィスゾーンには、ガラスのトップライトを擁した32.4m×12.0mの12層吹き抜けのアトリウムを介して、A1棟・A2棟を並列させた配置となっており、自然採光が得られ、明るいオフィスフロアとなっています。
ツイン構成のA1棟・A2棟とB棟がアトリウムと渡り廊下で連結され、外壁には京都の伝統工芸を意識した陶板タイルが使用されています。また、環境性能・対策面では、屋上や敷地内の緑化、透水性舗装、雨水再利用設備、外気冷房システムなどを取り入れた環境に配慮した設計となっています。
建築主は村田土地建物株式会社、設計は株式会社日建設計、施工は戸田建設株式会社、三井住友建設株式会社、前田建設工業株式会社共同企業体です。着工は2003年4月4日、竣工はA棟が2004年9月、B棟が2007年10月となっています。
概要
名称 |
村田製作所本社ビル |
計画名 |
(株)村田製作所新本社建設 第1期建設工事 (株)村田製作所新本社建設 第2期建設工事 |
所在地 |
京都府京都市長岡京市東神足1丁目10番1号 |
用途 |
事務所 |
階数 |
A1棟:地上18階、地下1階、塔屋2階 A2棟:地上16階、地下2階 B棟:地上4階(一部5階)、地下2階 |
高さ |
A1棟:83m A2棟:72m B棟:25m |
構造 |
鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 |
ー |
敷地面積 |
12,348㎡ |
建築面積 |
A棟:3,217㎡ B棟:1,746㎡ |
延床面積 |
A棟:43,410㎡ B棟:8,064㎡ |
着工 |
2003年4月4日 *起工式 |
竣工 |
A棟:2004年9月 B棟:2007年10月 |
建築主 |
村田土地建物株式会社 |
設計 |
株式会社日建設計 |
施工 |
戸田建設株式会社、三井住友建設株式会社、前田建設工業株式会社 共同企業体 |
最寄駅 |
JR東海道本線(京都線)「長岡京」駅 |
備考 |
▼施設構成 ▽A1棟・A2棟 1階:エントランスロビー 2階:応接室、ホワイエ、ホール 3階:会議室、ホール 4階:機械室 5階~6階:厚生ゾーン(社員用食堂、喫茶コーナー、図書館等) 7階~16階:オフィス 17階~18階:機械室
▽B棟「研究開発棟」 地下2階:シールドルーム、電波暗室 地下1階:計測室 地上1階:クリーンルーム 2階:ー 3階:スタッフ室 4階:応接室、シールドルーム |
位置図
配置図
出典:株式会社村田製作所
写真
南東側から見た村田製作所本社ビルの様子です。
南西側から見た村田製作所本社ビルの様子です。
「長岡京」駅と村田製作所本社ビルの様子です。
村田製作所本社ビルA1号棟
南西側から見た村田製作所本社ビルA1号棟の様子です。
南側から見上げた村田製作所本社ビルA1号棟の様子です。
南東側から見た村田製作所本社ビルA1号棟の様子です。
南東側から見た村田製作所本社ビルA1号棟の低層部分の様子です。
南東側から見た村田製作所本社ビルA1号棟の高層部分の様子です。頂部には村田製作所のロゴが取り付けられています。
村田製作所本社ビルA2号棟
北東側から見た村田製作所本社ビルA2号棟の様子です。
南東側から見た村田製作所本社ビルA2号棟の様子です。
北西側から見た村田製作所本社ビルの様子です。
村田製作所本社ビルB号棟
南東側から見た村田製作所本社ビルB号棟の様子です。
西側から見た村田製作所本社ビルB号棟の様子です。
最終更新日:2024年11月5日