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サトーココノカドーのモデルとなった「イトーヨーカドー春日部店」跡地で大規模マンション計画浮上!!2棟構成、地上15階・総戸数460戸規模に!!
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栗橋駅東口一帯で新たなまちづくり構想「栗橋駅東口周辺のまちづくり」!!区画整理や都市計画道路・駅前広場などの構想が進む!!
2025年11月1日に山手線が環状運転開始100周年!!バルツァーの東京市街地鉄道網構想が元となり実現した都市内環状運転!!
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OASISひろば21/ホテル日航大分オアシスタワー

OASISひろば21は、大分県大分市高砂町に建つ地上21階、地下3階、高さ101.17mの超高層ビルです。立地は、大分県立美術館の南側、東側と北側を国道197号に面した旧「大分県立病院」跡地に位置しています。施設は「大分県立総合文化センター」、「オアシスタワー(ホテル・オフィス・商業施設)」、「NHK大分放送会館」の三つに分かれていますが、一体的に利用されています。また、県立総合文化センターは酒造メーカー三和酒類が命名権を取得し「iichiko 総合文化センター」と呼ばれています。

施設構成は、地下2階に駐車場、地下1階から地上5階に複合文化施設「iichiko 総合文化センター」、地下1階から地上3階に商業施設「オアシスモール」、1階から4階にNHK大分放送局、1階から8階および12階から21階にホテル「ホテル日航大分オアシスタワー」、9階から11階に商業施設「オアシスモール」となります。OASISは「Oita Asia International Square」の略称で、当時の大分県知事・平松守彦が命名しました。建物は財団法人大分県文化スポーツ振興財団と株式会社エフ・ティー・シー大分が管理しており、年間約180万人が訪れ、年間公演は約300件行われています。また、地下駐車場近くにはかつて県立病院があったことを示す記念碑があり、NHK大分放送局の旧所在地は現在NS大分ビルとなっています。

建築主は大分県、日本放送協会、株式会社エフ・ティ・シー大分、設計は株式会社日建設計、施工は株式会社フジタ、新日鐵住金株式会社、さとう建設、梅林建設株式会社です。着工は1996年4月、竣工は1998年7月となっています。


概要

名称 OASISひろば21
ホテル名:ホテル日航大分オアシスタワー
計画名 県立病院移転跡地再開発計画
所在地 大分県大分市高砂町2番50
用途 ホテル、事務所、ホール、放送局、店舗
階数 地上21階、地下3階、塔屋ー階
高さ 101.17m
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
基礎工法
客室数 157室
敷地面積 15,432㎡
建築面積 12,296㎡
延床面積 83,563.5㎡
着工 1996年4月
竣工 1998年7月
建築主 大分県、日本放送協会、株式会社エフ・ティ・シー大分
設計 株式会社日建設計
施工 株式会社フジタ、新日鐵住金株式会社、さとう建設、梅林建設株式会社
最寄駅 JR日豊本線、久大本線、豊肥本線「大分」駅
備考 ▼施設構成
地下2階:駐車場
地下1階~地上5階:複合文化施設「iichiko 総合文化センター」
地下1階~地上3階:商業施設「オアシスモール」
1階~4階:NHK大分放送局
1階~8階:ホテル「ホテル日航大分オアシスタワー」
9階~11階:商業施設「オアシスモール」
12階~21階:ホテル「ホテル日航大分オアシスタワー」


▼ホテル日航大分オアシスタワー
【客室構成】

スカイフロア:デラックスシングルルーム(21.8㎡)、デラックスダブルルーム(25.7㎡)、デラックスツインルーム(29.5㎡)、エグゼクティブツインルーム(44.6㎡)、ジュニアスイートルーム(51.4㎡)、ロイヤルスイートルーム(76.0㎡)、インペリアルスイートルーム(132.0㎡)

スタンダードフロア:モデレートシングル(21.8㎡)、モデレートダブルルーム(25.7㎡)、モデレートツインルーム(25.7㎡)、スーペリアツインルーム(29.5㎡)、ユニバーサルルーム(29.5㎡)

付帯施設:レストラン「フレンチレストラン シエル・アジュール」、「日本料理 折鶴」、「オールデイ ダイニング セリーナ」、「ロビーラウンジ ファウンテン」、大宴会場、中宴会場、小宴会場、ロビー、フロント、喫煙スペース
 

位置図

配置図

*現地にて撮影

断面図

*現地にて撮影

写真

南東側から見たOASISひろば21の様子です。

 

 

南東側から見たOASISひろば21の低層部分の様子です。

 

 

OASISひろば21のエントランスです。巨大な庇が配置されています。

 

 

国道197号直上のデッキです。

 

 

エントランスです。

 

 

吹き抜け空間「iichiko アトリウムプラザ」です。

 

 

南西側から見たOASISひろば21の様子です。

 

 

北西側から見たOASISひろば21の様子です。

 

   

北西側から見上げたOASISひろば21の様子です。

 

 

iichiko アトリウムプラザ部分は、ガラスファサードとなっています。

 

 

北側に隣接する「大分県立美術館 OPAM」との連絡デッキです。

 

 

北東側から見たOASISひろば21の様子です。

 

ホテル日航大分オアシスタワー

ホテル日航大分オアシスタワーは、大分市中心部の商店街近くに位置し、複合施設OASISひろば21の一部を占める21階建て、高さ101.17mの大分市で最も高いホテルです。エフ・ティー・シーホテル開発が経営し、オークラニッコーホテルマネジメントが運営しています。

 

客室は12階から19階に配置され、スカイフロアにはデラックスからインペリアルスイートまで多様なタイプがあり、スタンダードフロアにはモデレートやユニバーサルルームなどがあります。付帯施設として、複数のレストランや大小の宴会場、ロビーラウンジなどを備えています。

 

1998年に第一ホテル大分オアシスタワーとして開業後、経営破綻やフランチャイズ契約の変更を経て、2017年にオークラニッコーホテルマネジメントによる運営となり、「ホテル日航大分オアシスタワー」としてリブランドされました。リブランド時には最上階のレストランにチャペルを新設するなど大規模改修も行われています。

 

ホテル日航大分オアシスタワーの車寄せです。

 

 

ホテル日航大分オアシスタワーのエントランスです。

 

 

NHK大分放送局

NHK大分放送局は、大分県を放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地域放送局です。1941年にラジオ放送を開始し、1959年にテレビ放送を開始しました。大分市高砂町のOASISひろば21に所在し、総合テレビ、教育テレビ(Eテレ)、ラジオ第1・第2、FM放送を提供しています。

長年にわたり地域のニュースや情報を発信しており、地上デジタル放送の開始やアナログ放送の終了を経て、現在はNHKプラスで地域向けの番組見逃し配信も行っています。2018年からは週末のローカルニュースを原則福岡局と統合しましたが、2022年からは一部ローカルニュースの放送が大分局に戻りました。

放送設備は十文字原にあるテレビ・FM送信所を中心に県内各地に中継局を設けており、広範囲にわたる安定した放送を実現しています。地域密着型の番組制作も盛んで、県内のニュースやスポーツ、大分トリニータのJリーグ中継なども放送しています。

 

大分県立総合文化センター「iichiko総合文化センター」

大分県立総合文化センターは、大分市のOASISひろば21内にある複合文化施設で、酒造メーカー三和酒類が命名権を取得し「iichiko総合文化センター」と呼ばれています。1998年に旧大分県立病院跡地に完成し、老朽化した大分県立芸術会館の代替施設として機能しています。

 

施設には約2,000席の大ホール「iichikoグランシアタ」、約700席の中ホール「iichiko音の泉ホール」、展示やミニコンサートができる「iichikoアトリウムプラザ」、練習室や映像小ホール、県民ギャラリーなど多彩な施設が揃っています。

 

周辺の様子

北側には、「大分県立美術館 OPAM」が建っています。大分県立美術館(OPAM)は、地上4階・地下1階、延べ床面積約16,800㎡の美術館で、国道197号(昭和通り)に面して展示ゾーン、北西側に管理・収蔵ゾーンを配置。隣接する「OASISひろば21」とはペデストリアンデッキで接続されています。

 

設計はプリツカー賞受賞建築家・坂茂が率いる坂茂建築設計によるもので、2015年度JIA日本建築大賞を受賞。展示室はアトリウムに囲まれ、屋外とつながる開かれた構造が特徴です。3階は大分県産材と竹工芸をモチーフとした意匠が施され、自然光を取り入れたデザインとなっています。ネーミングやシンボルマークなどのデザインは、平野敬子と工藤青石によるもの。施工は鹿島建設と梅林建設の共同企業体が行い、2013年着工、2014年に完成しました。

最終更新日:2025年7月5日

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