東京ミッドタウン ミッドタウン・タワーは、東京都港区赤坂9丁目に建つ地上54階、地下5階、高さ248.1mの超高層ビルです。
立地は、六本木エリアの外苑東通りに面しており、港区立檜町公園隣接地の「六本木防衛庁」跡地に位置しています。2000年5月に防衛庁本庁が新宿区の防衛庁市ヶ谷地区に移転し、2001年5月1日には財務省が売却を公示、9月17日に事業主となったコンソーシアム6社が落札して再開発が進められました。また、国土交通省により民間都市再生事業計画として認定され、再開発事業によって一体的な地区開発を進め、公園及び良好なオープンスペースを備えた快適な都市環境を創出し、定住人口の確保を図るとともに、業務、商業、文化、交流、居住等の機能が融合した活力と魅力にあふれた高度複合市街地を形成することを目的として開発が行われました。
施設構成は、地下3階~地下2階に駐車場、地下1階~地上2階にホテルエントランス、地上1階~2階にオフィスエントランス、3階に郵便局、銀行、4階にカンファレンス「東京ミッドタウン・カンファレンス」、5階に「東京ミッドタウン・デザインハブ」、6階にクリニック、7階~44階にオフィス、45階~53階にホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」、54階に機械室等となります。
「ザ・リッツ・カールトン東京」は、ザ・リッツ・カールトンにより運営されているラグジュアリーホテルで、客室数は245室、付帯施設にはフィットネス、スパ「ザ・リッツ・カールトン スパ & フィットネス by ESPA」、レストラン&バー「アジュール フォーティーファイブ(フランス料理)」、「タワーズ(コンテポラリーグリル)」、「ひのきざか(日本料理)」、ザ・ロビーラウンジ、ザ・バー、ラ・ブティック(チョコレート&ペストリー)、ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリが入ります。
オフィススペックは、基準階面積が1,006.21坪(3,326.32㎡)、基準天井高が2,800mm、基準床荷重が500kg/㎡となります。
建築主は三井不動産株式会社、全国共済農業協同組合連合会、明治安田生命保険相互会社、積水ハウス株式会社、富国生命保険相互会社、大同生命保険株式会社、設計は総括設計者が株式会社日建設計、マスタープランデザインがSOM (Skidmore, Owings & Merrill LLP) 、デザインがSOM (Skidmore, Owings & Merrill LLP) 、商業デザインがCommunication Arts、ランドスケープデザインがEDAW、施工は竹中・大成建設工事共同企業体です。着工は2004年5月18日、竣工は2007年1月10日となっています。
概要
名称 |
東京ミッドタウン ミッドタウン・タワー ホテル:ザ・リッツ・カールトン東京 |
計画名 |
東京ミッドタウンプロジェクト(仮称)/六本木防衛庁跡地再開発/赤坂9丁目計画 A棟 |
所在地 |
東京都港区赤坂9丁目7番1 |
用途 |
事務所、ホテル、店舗 |
階数 |
地上54階、地下5階、塔屋2階 |
高さ |
248.1m (建築物高さ:247.9m/軒高:243.5m) |
構造 |
鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 制震構造 (アクティブマスダンパー2基、アンボンドブレース) |
基礎工法 |
直接基礎 |
客室数 |
245室 |
敷地面積 |
25,248.24㎡ (街区全体:68,892㎡) |
建築面積 |
6,287.78㎡ |
延床面積 |
246,407.74㎡ |
着工 |
2004年5月18日 |
竣工 |
2007年1月10日 |
建築主 |
三井不動産株式会社、全国共済農業協同組合連合会、明治安田生命保険相互会社、積水ハウス株式会社、富国生命保険相互会社、大同生命保険株式会社 |
設計 |
総括設計者:株式会社日建設計 マスタープランデザイン:SOM (Skidmore, Owings & Merrill LLP) デザイン:SOM (Skidmore, Owings & Merrill LLP) 商業デザイン:Communication Arts ランドスケープデザイン:EDAW |
施工 |
竹中・大成建設工事共同企業体(株式会社竹中工務店、大成建設株式会社) |
最寄駅 |
都営大江戸線、東京メトロ日比谷線「六本木」駅、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅 |
備考 |
▼施設構成 地下3階~地下2階:駐車場 地下1階~地上2階:ホテルエントランス 地上1階~2階:オフィスエントランス 3階:郵便局、銀行 4階:カンファレンス「 東京ミッドタウン・カンファレンス」 5階:「東京ミッドタウン・デザインハブ」 6階:クリニック 7階~44階:オフィス 45階~53階:ホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」 54階:機械室等
▼ザ・リッツ・カールトン東京 客室数:245室/付帯施設:フィットネス、スパ「ザ・リッツ・カールトン スパ & フィットネス by ESPA」、レストラン&バー「アジュール フォーティーファイブ(フランス料理)」、「タワーズ(コンテポラリーグリル)」、「ひのきざか(日本料理)」、ザ・ロビーラウンジ、ザ・バー、ラ・ブティック(チョコレート&ペストリー)、ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ
・当初計画:A棟_高さ約260m |
位置図
配置図
施設構成
イメージパース
写真
南西側から見上げたミッドタウン・タワーの様子です。
南西側から見たミッドタウン・タワーの様子です。
南東側から見たミッドタウン・タワーの様子です。
東側から見たミッドタウン・タワーの様子です。
北東側から見たミッドタウン・タワーの様子です。
ミッドタウン・タワーの高層部分の様子です。
ミッドタウン・タワー北東側地下1階に位置するザ・リッツ・カールトン東京のエントランスの様子です。
ザ・リッツ・カールトン東京のエントランス前には車寄せがあります。
地上1階レベルで「パークブリッジ」や「ガレリアブリッジ」、「ガーデンアーチ」などの連絡通路で各施設が接続されています。
ミッドタウン・タワーの低層基壇部「ガレリア」に位置するコートヤードとガーデンテラスの様子です。
ミッドタウン・タワーの低層基壇部「ガレリア」の様子です。
北側から見たミッドタウン・タワーの様子です。
北側から見たミッドタウン・タワーの低層部分の様子です。
西側から見たミッドタウン・タワーの様子です。
東京ミッドタウンのサインです。
地上広場の「プラザ」の様子です。
プラザのミッドタウン・タワーのオフィスエントランスに面して設置された大屋根空間「キャノピー・スクエア」の様子です。
キャノピー・スクエアは、森をイメージした柱と、地上25mの高さに一枚一枚全て異なる形状でデザインされた約1,800枚のガラスを使用した大屋根から構成されています。
ガラス部分を見てみると、1枚ずつ形状が異なることがわかります。
ミッドタウン・タワーのオフィスエントランスの様子です。
地上1階のオフィスエントランスホールの様子です。
地下1階のオフィスエントランスホールの様子です。
入居企業一覧です。
プラザの地下1階には安田侃氏によるアート「意心帰」があり、地上の広場には「妙夢」があります。
「プラザ」の地下商業空間の様子です。
「ガレリア」のアトリウムの様子です。
飲食テナント一覧です。
商業テナント一覧です。
現地に掲示されている配置図です。
地下3階~地下2階には駐車場があります。
現地に掲示されている駐車場の配置図です。
都営大江戸線、東京メトロ日比谷線「六本木」駅と地下通路で直結しています。
東京ミッドタウンの北東側、萩藩・毛利家の麻布下屋敷の庭園跡には、港区立檜町公園が広がっています。
港区立檜町公園には、下の池や上の池、中の島、滝から構成されている池のほか、東屋も設けられており、東京ミッドタウンの開発に合わせてこれらの日本庭園の池泉回遊式庭園が整備されました。
北側には「ミッドタウン・ガーデン」が広がっており、「高原の湧水ゾーン」、「山のせせらぎゾーン」、「森のエッジゾーン」、「芝生広場ゾーン」から構成されています。
ミッドタウン・ガーデンのデザインには、日本古来の智慧である「日本庭園」の概念が取り入れられ、更に防衛庁時代からこの地に根を張っていたクスノキやサクラなど、約140本が移植されています。
ミッドタウン・ガーデン内には、デザイン施設「21_21 DESIGN SIGHT」が建っています。設計は安藤忠雄が担当、全長11.4mの日本一長い複層ガラスや、約54m、約450㎡の折り曲げられた巨大な一枚鉄板の屋根を用いた点が特徴となっています。
六本木ヒルズ展望台から見た東京ミッドタウン ミッドタウン・タワーの様子です。
東京ミッドタウンの全景です。正面に建っている超高層ビルが「ミッドタウン・タワー」、左側が地上13階、地下3階、高さ66.1mの「ミッドタウン・ウェスト」、右側が地上25階、地下4階、高さ114.1mの「ミッドタウン・イースト」となっています。
最終更新日:2023年12月29日