損保ジャパン本社ビルは、東京都新宿区西新宿1丁目に建つ地上43階、地下6階、高さ200.00mの超高層ビルです。立地は、新宿駅西側の淀橋浄水場跡地で開発が進められた「新宿副都心11-2号地」に位置しています。
外観意匠は、白と茶色のツートーンカラーに裾がスカートのように広がった形状が特徴となっており、計画当時の安田火災海上社長・三好武夫が米国中の超高層ビルを視察し、中でも印象に残ったシカゴの「Chase Tower」をイメージしてデザインしたものとなっています。
損害保険ジャパンの社名変更に伴い、ビルの名称もその都度変更されており、1976年に安田火災海上本社ビルとして開業、2002年に損害保険ジャパン本社ビル、2014年に損害保険ジャパン日本興亜本社ビル、2020年に損害保険ジャパン本社ビルへと変更されています。
建築主は安田火災海上保険株式会社、SOMPO美術館が損害保険ジャパン株式会社、設計は内田祥三、星野昌一、松下清夫、高山英華、柘植芳男、勝田高司、斉藤平蔵、SOMPO美術館が大成建設株式会社、施工は大成建設株式会社、清水建設株式会社、株式会社鴻池組共同企業体、SOMPO美術館が大成・清水・鴻池建設共同企業体です。着工は1973年6月、SOMPO美術館が2017年9月20日、竣工は1976年4月、SOMPO美術館が2020年1月31日となっています。
概要
名称 | 損保ジャパン本社ビル/損害保険ジャパン本社ビル |
計画名 | ー SOMPO美術館:(仮称)損保ジャパン日本興亜新美術館計画新築工事 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿1丁目26番1 |
用途 | 事務所、美術館 |
階数 | 地上43階、地下6階、塔屋2階 SOMPO美術館:地上6階、地下1階 |
高さ | 200.00m (軒高:193.00m) |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | ー |
敷地面積 | 9,299.28㎡ |
建築面積 | 4,343㎡ SOMPO美術館:576.37㎡ |
延床面積 | 124,485.21㎡ SOMPO美術館:3,955.65㎡ |
着工 | 1973年6月 SOMPO美術館:2017年9月20日 |
竣工 | 1976年4月 SOMPO美術館:2020年1月31日 |
建築主 | 安田火災海上保険株式会社 SOMPO美術館:損害保険ジャパン株式会社 |
設計 | 内田祥三、星野昌一、松下清夫、高山英華、柘植芳男、勝田高司、斉藤平蔵 SOMPO美術館:大成建設株式会社 |
施工 | 大成建設株式会社、清水建設株式会社、株式会社鴻池組共同企業体 SOMPO美術館:大成・清水・鴻池建設共同企業体 |
最寄駅 | JR、小田急電鉄、京王電鉄、東京メトロ、都営「新宿」駅、都営大江戸線「都庁前」駅、東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅、都営大江戸線「新宿西口」駅、西武新宿線「西武新宿」駅 |
備考 | ▼ビル名称の変遷 1976年:安田火災海上本社ビル 2002年:損害保険ジャパン本社ビル 2014年:損害保険ジャパン日本興亜本社ビル 2020年:損害保険ジャパン本社ビル |
位置図
区域図
配置図
写真
南東側から見た損保ジャパン本社ビルの様子です。
敷地東側には地上6階、地下1階の美術館「SOMPO美術館」が建っています。
南側から見た損保ジャパン本社ビルの様子です。
北東側、東急歌舞伎町タワーから見た損保ジャパン本社ビルの様子です。
北東側から見た損保ジャパン本社ビルの低層部分の様子です。新都心歩道橋や新宿エルタワーのデッキを介して新宿駅方面と接続しています。
損保ジャパン本社ビルの高層部分の様子です。白と茶色のツートーンカラーで配色され、縦方向に伸びるマリオンと茶色の腰壁と梁、ガラスの組み合わせから構成された外観となっています。
北西側から見た損保ジャパン本社ビルの様子です。
北西側から見た損保ジャパン本社ビルの低層部分の様子です。低層部分は裾がスカートのように広がった形状が独特の外観となっており、外側の柱も斜めに傾きながら配置されていることがわかります。
新宿大ガードと西新宿の超高層ビル群の様子です。こちらから見ると、損保ジャパン本社ビルは一番手前側に見えます。
SOMPO美術館が着工される2017年9月20日より前に撮影した損保ジャパン本社ビルの様子です。現在は写真左手側にSOMPO美術館が建っていますが、当時はこのように緑地となっていました。※2014年3月11日撮影
損保ジャパン本社ビルは、西新宿の高さ200m級摩天楼を形成する超高層ビルのひとつとなっています。
2023年7月10日撮影
最終更新日:2023年7月12日