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UAE・アル・マルヤン島でザハ設計の超高層複合開発「Oystra(オイストラ)」発表!!波紋や自然エネルギーに着想を得た貝殻のようなファサードが凄まじい!!
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2028年10月開業を目指す9,000席規模の大型アリーナ「京都アリーナ(仮称)」の公募型プロポーザルによる選定結果が公表!!
豊島区が池袋駅東口エリアの再生に向けて「池袋駅東口A・C・D地区街並み再生方針(素案)」を公表!!魅力的で持続可能なまちづくりを推進へ!!
ドバイにチェルシーFCによる世界初のサッカーブランド付き超高層レジデンス「チェルシー・レジデンス」建設へ!!屋上サッカー場やウェルネスセンターを併設!!
JR片町線・東西線の京橋駅周辺を別線地下化方式により立体交差化する「JR片町線・東西線連続立体交差事業」!!2053年度の完了を目指す!!
あつたnagAyaやμ PLAT神宮前も開業した熱田神宮周辺で新たなまちづくり!!「熱田神宮周辺エリアプラットフォーム」も発足へ!!
ガラス海綿を彷彿させる独特なデザインが特徴的なバンクーバー市最高層の超高層複合開発プロジェクト「501・595ウェストジョージアストリート」「388アボットストリート」!!
茨城県つくば市「圏央道つくば西スマートIC周辺」で新たな産業用地整備事業!!
ドローンや空飛ぶクルマなどを活用した「名駅“スーパーモビリティハブ”構想」の実現に向けた提言書を名古屋商工会議所から愛知県知事へ手交!!近未来の交通システムを構築へ!!
JR千歳線「新札幌」駅で高架橋耐震補強工事に伴う、駅リニューアルや高架下商業施設の再開発計画浮上!!
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沼津に本部・本店を置き、創立100周年を迎える「静岡中央銀行」が本店ビルおよび本部別館の建て替えを公表!!
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ドバイの「ジュベル・アリ競馬場」跡地を大規模に再開発!!広大な中央公園や歩いて暮らせる都市を実現へ!!
2026年アジア競技大会やアジアパラ競技大会のメイン会場となる「パロマ瑞穂スポーツパーク(瑞穂公園陸上競技場)」再整備事業!!
東急田園都市線 駒沢大学駅前にアウトモール型商業施設「(仮称)駒沢こもれびプロジェクト A棟」が2025年11月中旬にグランドオープンへ!!

郡山ビッグアイ

郡山ビッグアイは、福島県郡山市駅前2丁目に建つ地上24階、地下1階、高さ132.6mの超高層ビルです。立地は、郡山駅西口広場の北側に位置しています。

郡山市の駅西口再開発の経緯は複雑で、1983年にそごう百貨店の出店が決定し、翌年建設申請が行われましたが、1985年に慎重派の市長が当選したため計画が見直され、地権者の反発を招きました。その後、1986年にそごうが出店計画を白紙撤回し、地権者も協議会を解散しました。郡山市は新たな再開発構想を募り、訴訟が起こる事態に発展しましたが、最終的に市の勝訴となりました。
再開発計画は一度都市型百貨店を核店舗とする方向で合意しましたが、景気悪化により百貨店の出店が困難になり、1996年には公共施設を含む複合型ビルの建設構想に転換しました。1998年には県知事から認可を受け、翌年、地権者の権利変換計画も承認され、再開発計画が正式に進展しました。

施設構成は、地下1階に機械室等、地上1階~5階に商業施設「MOLTI (モルティ)」、6階~7階に公共公益施設「郡山市民サービスセンター」、「郡山市民ふれあいプラザ」、「郡山市民交流プラザ」、8階~14階に県立高等学校「福島県立郡山萌世高等学校」、15階~19階に事務所、20階~24階に郡山市ふれあい科学館「スペースパーク」となっています。

郡山市ふれあい科学館「スペースパーク」のプラネタリウムは、五藤光学研究所製のSuper-HELIOSが設置された直径23mのドームが配置されていることが特徴となっており、地上からもガラスウォールを通して見ることができます。このプラネタリウムは、地上から高さ104.25mの位置に設置されており、地上から世界一高い場所にあるプラネタリウムとして、ギネス認定されています。

オフィススペックは、基準階面積207.8坪 (686.94㎡)、天井高2,799mm、床荷重300kg/㎡となっています。
福島県立郡山萌世高等学校は、生徒が自分の生活スタイル・学習の経歴に合わせて通うことができる定時制単位制普通科と通信制単位制普通科の高校となっています。

建築主は郡山市、設計は株式会社アール・アイ・エー、施工は大成建設・前田建設工業特定建設工事共同企業体です。着工は1991年1月、竣工は2001年3月12日となっています。


概要

名称 郡山ビッグアイ
計画名 郡山駅西口第一種市街地再開発事業
所在地 福島県郡山市駅前2丁目11番1
用途 事務所、店舗、公共公益施設、科学館、県立高等学校、駐車場 等
階数 本体棟:地上24階、地下1階、塔屋3階
駐車場棟:地上8階
高さ 132.6m (軒高:127.3m)
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
制振構造 (パッシブ制振構造)
基礎工法
敷地面積 5,207.39㎡
建築面積 約4,800㎡
延床面積 51,698.58m
郡山市資料:約51,900㎡
着工 1991年1月
竣工 2001年3月12日
建築主 郡山市
設計 株式会社アール・アイ・エー
施工 大成建設・前田建設工業特定建設工事共同企業体
最寄駅 JR東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、東北本線、磐越西線、磐越東線、水郡線「郡山」駅
備考 ▼施設構成
地下1階:機械室等
地上1階~5階:商業施設「MOLTI (モルティ)」
6階~7階:公共公益施設「郡山市民サービスセンター」、「郡山市民ふれあいプラザ」、「郡山市民交流プラザ」
8階~14階:県立高等学校「福島県立郡山萌世高等学校」
15階~19階:事務所
20階~24階:郡山市ふれあい科学館「スペースパーク」
 
 
 

位置図

断面図

出典:郡山市

写真

南西側から見た郡山ビッグアイの様子です。

 

 

郡山市ふれあい科学館「スペースパーク」のプラネタリウムに設置された直径23mの球形ドームは、地上からもガラス越しに見えます。

 

 

郡山ビッグアイの高層部分の様子です。

 

 

南東側から見た郡山ビッグアイの様子です。

 

 

北西側から見た郡山ビッグアイの様子です。

 

 

北側に建つ駐車場棟です。

 

 

南東側から見上げた郡山ビッグアイの様子です。

 

 

郡山ビッグアイのエントランスです。

 

 

ペデストリアンデッキにより、郡山駅と直結しています。

 

 

オフィスエントランスです。

 

 

郡山ビッグアイのフロア構成、テナント一覧です。

 

 

現地にて撮影

郡山ビッグアイのフロア構成です。

 

 

20階~24階に郡山市ふれあい科学館「スペースパークの内観です。プラネタリウムのほか、展望ロビーや展示ゾーンもあります。

 

 

展望ロビーの様子です。

 

 

展望ロビーから見た南側、郡山市中心市街地の景色です。

 

 

展望ロビーから見た北側の景色です。

 

 

磐梯山や安達太良山、西吾妻山などを一望することができます。

 

 

展示ゾーンには、巨大なジオラマが展示されており、郡山ビッグアイも再現されていました。

 

 

郡山駅前から見た郡山ビッグアイの様子です。周辺でも再開発事業が相次ぎ、タワーマンションなどの建設も行われています。

最終更新日:2024年11月19日

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