最新の都市開発ニュース
茨城県つくば市吾妻二丁目の70街区で新たなまちづくり!!「吾妻二丁目国家公務員宿舎跡地」で複合的な都市機能の導入へ!!
堂島川と土佐堀川の下をトンネルで貫くため地下5層構造となる「なにわ筋線(仮称)中之島駅」!!2031年春の開業を目指して工事進行中!!
名鉄犬山線・西春駅前のパヨシヅヤYストア西春店・アーバンドエル西春駅前を再開発する構想!!エスコンによる分譲マンション・商業施設・オフィスから構成される複合開発計画!!
歴史的建造物と高層ビルが融合! 都市開発マニアが案内する「丸の内建築ツアー」 が丸の内LOVE WALKERに掲載!!第28回 かつての東洋一から日本一のビルへ! 丸の内の空を塗り変える「TOKYO TORCH」再開発秘話
遂に着工して工事が本格化した「等々力緑地再編整備・運営等事業」!!球技専用スタジアム化や(新)とどろきアリーナ・スポーツセンター、陸上競技場などを新設へ!!
児島公園と周辺で新たに整備される「児島地区公共施設再編整備事業」!!短期大学棟と(仮称)地域交流スクエア棟、倉敷ファッションセンター棟を建設へ!!
静岡市・JR清水駅前に多目的スタジアムを核とした新たなまちづくり「JR清水駅東口地域づくりエリアの土地利活用方針」が公表!!GX・次世代モビリティとの連携や超スマートガーデンシティ構想も!!
東武スカイツリーライン竹ノ塚駅付近を高架化した「東武伊勢崎線(竹ノ塚駅付近)連続立体交差事業」!!木のぬくもりを感じる高架駅、駅前広場も完成!!
中野駅にアトレも入る新たな駅ビルを建設する「中野駅西側南北通路及び新駅舎整備・駅ビル開発」!!駅前広場や中野四季の森公園まで歩行者デッキも整備へ!!
筑波大学が新設する大規模研究施設「筑波大学IMAGINE THE FUTURE.Forum研究スロット棟(仮称)」!!広域イノベーション創出を担う次世代サイエンスパーク構想!!
大手町に建つ赤白ロケットのような鉄塔が遂に解体へ!!タワークレーンが設置されて解体が進む「NTTコム大手町本館鉄塔および建物地上部解体工事」!!
人口増加率全国トップクラスで住みたい街ランキング急上昇のつくば市で新たな大規模マンション計画浮上!!公務員宿舎跡地90街区に建設される「(仮称)つくば市吾妻2丁目計画 新築工事」!!
愛知県長久手市・旧し尿処理施設「香流苑」跡地に総戸数256戸の大規模マンション「市有地(上川原地内)活用」!!藤が丘駅徒歩圏に2030年3月完成へ!!
静岡市のJR清水駅前で計画が進む高層複合庁舎「新清水庁舎建設基本計画」!!PPP手法を採用して行政機能のみならずホテルやオフィス、商業施設も整備へ!!
遂に公式サイトも公開されて着工した(仮称)村岡新駅近くで建設が進む総戸数645戸の大規模マンション「ルネ鎌倉深沢」!!隣接地に「(仮称)鎌倉梶原商業施設」の建設も進む!!
JR東静岡駅北口市有地に建設される約1万席規模のアリーナ「静岡市アリーナ整備・運営事業」!!NTTドコモを代表とするグループが落札し、2030年4月の供用開始を目指す!!
流山おおたかの森駅前の流山おおたかの森S・Cを増築する「流山おおたかの森S・C増築計画」!!2027年完成へ向け商業機能をさらに拡充、森のタウンセンターが新たな進化へ!!
松山駅周辺交通結節点整備としてバスタプロジェクトも進む松山駅周辺約16.7haの大規模開発「松山駅周辺土地区画整理事業」!!西口ではマンション計画も浮上し、路面電車の延伸計画も!!
千住大橋駅前に賃貸住宅と商業施設の複合ビルを建設する「千住大橋駅前用地活用事業」!!大和ハウス工業などにより建設が進められ、2029年4月頃の竣工を目指す!!
JR松山駅南西側の車両基地跡地に5,000席以上アリーナを建設する「松山市車両基地跡地広域交流拠点施設」!!スポーツ・文化・防災を結節する新たな複合都市拠点構想が本格始動!!

品川駅~高輪ゲートウェイ駅間のJR線上空に立派な橋桁が姿を現した「環状第4号線(港南・高輪区間)」!!

東京都が整備を進めている環状第4号線(港南・高輪区間)は、港区港南三丁目から江東区新砂三丁目まで約29.9kmにわたる都市計画道路の一部です。区部環状方向の主要幹線道路として位置付けられており、都心に集中する交通を分散させると同時に、目黒通りや桜田通り、第一京浜などの放射道路と接続することで広域的な道路ネットワークを形成します。

特に品川駅周辺は羽田空港や臨海副都心に近接し、さらに2027年のリニア中央新幹線開業が予定されていることから、その整備は国際交流拠点の基盤強化に直結します。2025年夏には港南区間で送り出し工法によってJR線上空に橋桁が現れ、事業は新たな段階へと進みました。

→東京都 環状第4号線(港南・高輪)の事業に着手します
→東京都 環状第4号線(高輪地区)
→港区 都市計画道路の変更(案)について(補助線街路第334号線)
→港区 品川駅周辺地区(品川駅街区地区)における街づくりについて

環状第4号線(港南・高輪区間)の概要
  1. 路線の位置づけ
     港区港南三丁目から江東区新砂三丁目まで延長約29.9kmに及ぶ都市計画道路で、区部環状方向の主要幹線道路の一つ。都心交通の分散化に寄与。
  2. 放射道路との連携
     目黒通り・桜田通り・第一京浜など主要放射道路を結び、都市全体の広域道路ネットワークを形成。
  3. 品川駅周辺の重要性
     羽田空港や臨海副都心に近接し、2027年のリニア中央新幹線開業も控える国際交流拠点エリアとして、さらなる都市基盤の強化が必要。
  4. 港南・高輪区間の整備
     港南一丁目から高輪三丁目まで延長約1,270mを整備。計画幅員は25.6〜33.5mで、車道4車線・歩道・自転車走行空間を確保。鉄道・第一京浜交差部は橋梁構造を採用。
  5. 暮らしと交通環境の改善
     従来は生活道路に通過交通が集中して安全面に課題があったが、整備により東西交通が改善し、救急医療機関へのアクセスも向上。
  6. 防災性の向上
     延焼遮断帯の形成、電線類の地中化、安全な避難経路の確保により、防災力を高めるとともに緊急車両の速達性を確保。
  7. 最新の進捗状況
     2025年夏、高輪区間で送り出し工法によりJR線上空に橋桁が出現。港南区間でも交通規制を伴いながら橋脚工事や宅地造成準備が進行中。

*高輪ゲートウェイ駅から見た橋梁建設が進む環状第4号線の様子

環状第4号線の整備目的は、単なる交通インフラの強化にとどまりません。都心に集中する自動車交通を効率的に分散し、環状方向の移動をスムーズにすることで都市全体の交通機能を底上げします。また、品川駅周辺におけるビジネス・観光・居住など多様な都市活動を支える基盤ともなり、国際的な交流拠点形成にも寄与します。さらに、臨海部や六本木方面、羽田空港とのアクセス性を向上させることは、首都圏全体の競争力向上にもつながります。

出典:東京都/港区

今回事業が進められているのは、港区港南一丁目から高輪三丁目までの延長約1,270mの区間です。計画幅員は25.6〜33.5mとされ、車道は片側2車線の計4車線構造となります。さらに歩道と自転車走行空間が両側に整備され、車両・歩行者・自転車が安全に分離されることになります。

*品川駅方面から見た橋梁整備が進む環状第4号線の様子

鉄道や第一京浜を跨ぐ部分は橋梁形式が採用され、国道15号とのアクセスを確保するために側道も設けられる計画です。事業費は約876億円に上り、令和元年度から令和14年度までの長期計画として進められています。

出典:東京都/港区
*環状4号線の整備が進むと高輪歩道橋は撤去される見込み

これまで高輪や港南周辺では、東西方向を結ぶ道路が極めて少ない状況でした。結果として、桑原坂や桂坂といった生活道路に多くの通過交通が流入し、通学路であるにもかかわらず歩行者や自転車と車両が混在する危険な環境が見られました。環状第4号線の開通によってこれらの課題は大幅に改善され、生活道路への負担軽減と地域住民の安全確保が期待されます。さらに、白金台・高輪地区と港南地区を直接結ぶルートが形成されることで、これまで2km以上迂回を強いられていた移動が短縮され、救急医療機関への迅速なアクセスにもつながります。

*タワークレーンが設置され、橋梁建設が進む

都市防災の観点からも、本事業の効果は大きなものがあります。従来、白金台・高輪周辺では幅員8m以上の道路が少なく、災害時には電柱の倒壊や建物の崩壊による道路閉塞が懸念されていました。環状第4号線の整備によって、火災時の延焼遮断帯が形成されるほか、電線類の地中化によって緊急輸送路の確保も可能となります。さらに、広域避難場所までの安全な避難経路や消防・救護活動を支える道路網が強化されることで、地域の防災性は格段に向上します。

*山手線などの鉄道を跨ぐ橋梁は送り出し工法によって建設が進む

2025年夏、高輪区間では鉄道上空を跨ぐ橋梁の架設に向けて、送り出し工法が採用され、遂に橋桁が姿を現しました。この工法はクレーンの設置が難しい場所で用いられるもので、桁を少しずつ送り出しながら所定の位置に設置していく高度な施工技術です。仮設備や強度計算、補強など多くの検討を必要とし工期も長くかかりますが、都市部での鉄道横断工事に適した方法とされています。桁が空中に伸びていく光景は、地域住民にとって事業の進展を実感できる象徴的な出来事となりました。

現地にて撮影/出典:東京都/港区
*整備が進む環状第4号線(港南区間)

港南区間では現道の一部を切り回し、一方通行化するなど交通規制を行いながら工事が進められています。既に複数の橋脚が建設され、今後は鉄道横断部への橋梁工事が本格化する予定です。また、周辺では2025年度から宅地造成工事も計画されており、道路整備と沿道のまちづくりが同時並行で進められることになります。工事期間中は交通への影響が避けられませんが、完成後には東西交通の改善と地域全体の利便性向上が実現されます。

*品川駅に高架レベルの北口駅前広場が新設される
出典:東京都/港区

環状第4号線の整備は、単なる道路事業にとどまらず、品川駅周辺の都市基盤強化と直結しています。特に補助線街路第334号線(品川駅北口広場)の整備と連携することで、広域交通結節点としての品川駅の機能が飛躍的に高まります。北口広場には約7,000㎡の交通広場が計画されており、羽田空港やリニア中央新幹線との接続拠点として機能することが期待されています。道路整備と駅前広場の一体的なまちづくりにより、品川は国際都市東京の新たな玄関口として進化を遂げ、周辺地域の活性化にもつながるでしょう。

最終更新日:2025年9月5日

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