NOT A HOTEL株式会社は、「歴史」と「未来」という対照的な価値を軸とした2つの新ホテルブランド「HERITAGE by NOT A HOTEL」と「vertex by NOT A HOTEL」を始動しました。そのうち「vertex by NOT A HOTEL」第一弾として、沖縄において世界的建築事務所であるザハ・ハディッド・アーキテクツ(Zaha Hadid Architects)が手掛ける、日本初のホテルプロジェクトが始動します。
本計画は、建築・テクノロジー・デザインといった最先端の要素を結集し、沖縄の豊かな自然環境と有機的に融合させることで、これまでにない滞在体験と未来のライフスタイルを提示する試みです。ホテルと別荘の概念を越えてきたNOT A HOTELの思想と、革新的な建築表現で世界を牽引してきたザハ・ハディッド・アーキテクツの哲学が交差することで、日本のリゾート建築に新たな可能性をもたらすプロジェクトとして注目されています。
→NOT A HOTELから2つのホテルブランドが誕生します
vertex by NOT A HOTELの概要
1. NOT A HOTEL株式会社による新たなホテル戦略の始動
「歴史」と「未来」を軸に展開する2つのホテルブランドの立ち上げ
滞在体験を起点とした新たな事業フェーズへの移行
2. 未来志向のホテルブランド「vertex by NOT A HOTEL」
未体験のライフスタイルを提示する次世代型ホテルシリーズ
建築・テクノロジー・デザインが交差する実験的な滞在モデル
3. vertexブランド第一弾としての沖縄プロジェクト
海・森・白砂のビーチを抱く自然豊かなロケーション
環境との共生を前提とした革新的リゾート計画
4. Zaha Hadid Architectsによる日本初のホテル建築
世界的建築事務所が手掛ける国内初の宿泊施設プロジェクト
流動的かつ彫刻的な建築表現による象徴的存在
5. 建築・テクノロジー・デザインの高度な融合
未来の暮らしを具体化するための空間・機能の統合
滞在体験そのものをアップデートする建築的試み
6. 沖縄の地形と生態系に配慮した建築計画
琉球石灰岩の地形や海岸線を踏襲した空間構成
環境負荷低減と景観調和を重視した設計思想
7. ホテルと別荘の概念を超える新たな滞在価値
建築を核に据えた唯一無二のリゾート体験
次世代のスタンダードとなる滞在モデルの提示

「vertex by NOT A HOTEL」は、まだ誰も体験したことのない未来の暮らしを具現化することを目的としたホテルシリーズです。建築そのものを滞在体験の中核に据え、テクノロジー、デザイン、建築思想といった複数の先端領域が交差する“実験の場”として位置づけられています。
これまでNOT A HOTELは、主にオーナー向けのシェア型別荘を展開してきましたが、本ブランドでは一般の人も利用可能なホテルとして新たにスタートします。単なる宿泊施設にとどまらず、ここで生まれる体験やライフスタイルそのものが、次世代のスタンダードとなることを目指しているとのことです。

第一弾の舞台として選ばれたのは、海・森・白砂のビーチといった豊かな自然環境を有する沖縄です。本プロジェクトでは、周囲の地形や景観に寄り添うように建築を配置し、環境への影響を最小限に抑える計画が採用されています。
すべてのヴィラからは遮ることのないオーシャンビューが確保されると同時に、高いプライバシー性も実現されています。自然との一体感を感じながらも、静かで上質な滞在が可能となる点が大きな特徴です。沖縄特有の陸域・海域生態系の保全を重視したこの計画は、今後のリゾート開発における新たな指標となる可能性を秘めています。

本計画の最大の注目点は、ザハ・ハディッド・アーキテクツが日本で初めて手掛けるホテルプロジェクトである点にあります。同事務所は、故ザハ・ハディッド氏が1980年に設立し、流動的かつ彫刻的なフォルムと、コンピューテーショナルデザインを駆使した革新的な建築表現によって、世界的な評価を確立してきました。かつてはそのデザインの先鋭性ゆえに実現に至らない計画も多く、「アンビルトの女王」と称された時代もありましたが、近年では3次元CADやBIMといった設計・モデリング技術の進化により、そのビジョンが現実の建築として具現化されるケースが増えています。
沖縄の本プロジェクトでは、琉球石灰岩が形づくる地形や海岸線の輪郭を踏襲し、段状のテラスや庭園を連続的に配置する空間構成が採用されています。さらに、沖縄の伝統建築に見られる深い軒を現代的に再解釈したキャノピーが屋内外を緩やかにつなぎ、自然環境との高い親和性を生み出しています。構造体は高潮線から6.5メートル以上の高さを確保し、台風や地震といった自然災害への耐性にも配慮した設計となっています。


本プロジェクトでは、建築デザインだけでなく、素材選定や施工手法においてもサステナビリティが重視されています。精密に製造されたコンクリート部材や再生骨材の活用など、循環型建設を採用することで、環境負荷の低減が図られています。
さらに、年間を通じた気候や日射、風環境の詳細な分析をもとに、自然換気の促進や快適性の向上を実現しています。精巧に彫られた琉球松や地元採石場の石灰岩、地域工房で制作された陶器など、沖縄の職人技を随所に取り入れている点も特徴です。「vertex by NOT A HOTEL」は、未来的なビジョンを提示しながら、土地の記憶と文化を尊重し、沖縄に根ざした唯一無二のホテル像を描き出しています。
最終更新日:2025年12月15日

