福岡市は、博多駅筑紫口の南側に位置する「音羽公園」の再整備と長期的な運営を目的とした「音羽公園整備・管理運営事業」において、公募型プロポーザルを実施し、2025年8月8日に大和リース株式会社を代表とする企業グループを優先交渉権者に選定しました。
本事業はPark-PFI制度を活用し、官民が連携して公園を新たに生まれ変わらせる取り組みです。さらに、福岡市が推進する「都心の森1万本プロジェクト」を踏まえ、都市の中で緑を増やし、市民が自然を身近に感じられる空間を創出します。利用者の利便性向上や地域交流の拠点化に加え、持続可能で安心できる管理運営を重視しており、完成後は市民や観光客の多様なニーズに応える新しい都市型公園となることが期待されています。
→福岡市 音羽公園整備・管理運営事業について
→大和リース株式会社 福岡市「音羽公園整備・管理運営事業」の優先交渉権者に選定されました
音羽公園整備・管理運営事業の概要
1.事業の概要
福岡市は、博多駅南にある「音羽公園」の再整備と長期運営を目的とした「音羽公園整備・管理運営事業」において、公募型プロポーザルを実施し、2025年8月8日に優先交渉権者を決定。
2.優先交渉権者
大和リース株式会社福岡支社を代表とする企業グループの選定。構成企業はaxonometric株式会社、株式会社エスティ環境設計研究所、古賀緑地建設株式会社の3社。
3.制度の活用
Park-PFI制度を活用し、民間事業者のノウハウ導入による公園の魅力向上と効率的な運営管理。
4.都市施策との連携
福岡市が推進する「都心の森1万本プロジェクト」を踏まえた、都市部における自然共生型の空間形成と緑豊かなまちづくり。
5.提案コンセプト
「Switch Park〜憩う音羽の森」をテーマとした、公園と建築を一体化させた「ひとつなぎの森」の実現。レストランやカフェなど約6店舗の民間施設、水辺空間や芝生広場など多様な空間整備。
6.管理運営の方針
利用者の安全・快適性重視と、地域事業者や団体との連携によるイベントや活動展開。市民や企業との協働による持続可能な緑化・運営の仕組みづくり。
7.今後のスケジュール
令和7年9月からの設計着手、令和8年度以降の工事実施、令和9年冬の供用開始予定。都市型の新たな交流・憩いの拠点化。

音羽公園整備・管理運営事業は、福岡市が都市環境の質を高めるために推進する取り組みの一つであり、公園の利便性や魅力を一層向上させることを目的としています。背景には、人口や観光客の増加に伴い、都市部における緑地や休憩スペースの重要性が高まっていることがあります。本事業では「都心の森1万本プロジェクト」と連携し、都市の中で森のように自然と調和した空間を作り出すことが狙いです。単なる公園整備にとどまらず、ウェルビーイング向上や市民同士の交流促進といった社会的な価値創出にもつながるプロジェクトと位置づけられています。

優先交渉権者に選ばれたのは、大和リース株式会社福岡支社を代表とする企業グループです。構成企業にはaxonometric株式会社、株式会社エスティ環境設計研究所、古賀緑地建設株式会社が名を連ねています。各社は建築設計、環境デザイン、緑地整備、施工管理といった専門性を持ち、相互に補完し合う体制を構築しています。特に大和リースは全国各地でのPark-PFI事業の経験を活かし、他の構成企業と協力することで、企画から設計、施工、さらには運営・維持管理に至るまで一貫した事業推進を可能とします。この強固な体制により、質の高い公園づくりと持続的な管理運営が実現されると見込まれます。


グループが掲げたコンセプトは「Switch Park〜憩う音羽の森」です。ここには「都市の中で過ごす人々のライフスタイルを切り替える場所」という意味合いが込められています。空間計画では「都市と森をつなぐ、ひとつなぎの森」を掲げ、公園の地形と連続する建築物を整備することで、都市と自然が融合する独自の景観を演出します。さらに、レストランやカフェなど約6店舗の民間施設を導入し、食や文化を楽しめる場を提供します。加えて、浅瀬を備えた水辺空間や、木漏れ日のある芝生広場など、多様な居場所を設けることで、家族連れからビジネスパーソンまで幅広い層が快適に過ごせる空間を実現します。

公園の運営方針は「快適で安心できる空間づくり」と「地域とともに育つ公園」です。利用者ニーズを定期的に把握し、それを管理運営に反映させる仕組みを整備するほか、テナントや地域団体との協働により、イベントやコミュニティ活動を展開していきます。たとえばマルシェやワークショップなど、地域の特色を活かしたプログラムを通じて賑わいを創出し、何度も訪れたくなる魅力を高める狙いがあります。また、市民や企業と連携した持続可能な緑化や環境保全の仕組みづくりにも取り組み、都市における新しい公共空間のあり方を提示するモデルケースとなることを目指します。
今後のスケジュールは、令和7年9月から設計に着手し、令和8年度から工事が開始される予定です。供用開始は令和9年冬を目標としており、完成すれば博多駅近接エリアにおける新しい緑の拠点となります。都市の中に自然を感じられる空間を提供することで、市民の生活の質を高めるだけでなく、観光資源としての価値も大きく向上すると見込まれています。供用開始後は、単なる憩いの場ではなく、地域の活力を生み出す交流拠点として機能し、福岡市の都市ブランド向上にも寄与することが期待されています。
最終更新日:2025年8月18日

