なにわ筋線は、大阪市北区の大阪駅から浪速区のJR難波駅および西成区の新今宮駅までを結ぶ予定の地下鉄道で、関西高速鉄道が整備を行い、JR西日本と南海電気鉄道が運行を担う計画の新路線です。延長は約7.2kmで、2031年春の開業を目標に工事が進められています。
大阪都心部を南北に縦断する新たな都市鉄道として計画されたもので、うめきた地区(大阪駅地下ホーム)から中之島、西本町を経て難波・新今宮へ至ります。大阪駅と関西国際空港、さらに新大阪駅とのアクセス向上を目的としており、関西の鉄道ネットワーク強化や都市軸の形成に大きく寄与するプロジェクトとされています。
なにわ筋線の概要
1.なにわ筋線の概要
大阪駅からJR難波駅および新今宮駅までを結ぶ延長約7.2kmの新たな地下鉄道路線。
関西高速鉄道が施設を整備し、JR西日本と南海電鉄が運行を担う2031年春開業予定の都市鉄道計画。
2.大阪都心を縦断する南北都市軸
梅田・中之島・難波といった大阪の主要拠点を南北に結ぶ新たな都市交通軸。
都市機能の連携強化と都心交通の利便性向上を目的とした基幹鉄道ネットワークの形成。
3.計画の経緯と事業化
1980年代から構想されてきた大阪都心部の南北鉄道路線計画。
2019年の鉄道事業許可を受けて本格事業化された総事業費約3,300億円の大型インフラ整備。
4.地下中心の路線構造
大阪駅地下ホームからなにわ筋の地下を南下する地下主体の鉄道ルート。
中之島駅、西本町駅などの新駅整備と大阪都心地下空間を活用した都市鉄道構造。
5.地下深部に建設される中之島駅
堂島川と土佐堀川に挟まれた中之島地区に整備される地下5層構造の大規模地下駅。
地下4階と地下5階にホームを縦配置する重層構造の特徴的な駅施設。
6.JRルートと南海ルートの分岐
西本町付近でJR難波方面と新今宮方面へ分岐する2系統の運行構造。
JR西日本と南海電鉄がそれぞれ路線を運行する共同都市鉄道システム。
7.空港アクセス向上と都市交通効果
大阪駅や新大阪駅と関西国際空港を結ぶアクセス改善を目的とした交通インフラ。
鉄道ネットワーク強化や混雑緩和、大阪都心の交通利便性向上を担う新都市鉄道の整備。

なにわ筋線の構想は1980年代から存在しており、大阪の都心部を南北に結ぶ新たな鉄道として検討されてきました。東海道・山陽新幹線が発着する新大阪駅から梅田、中之島、難波方面へと都市機能を結びつける役割が期待されていました。


その後、インバウンド需要の増加や関西国際空港へのアクセス改善の必要性を背景に、2010年代に入り計画が再び具体化します。大阪府、大阪市、JR西日本、南海電鉄などが協議を重ね、関西経済界も含めて建設の機運が高まりました。
2019年には国土交通省から鉄道事業の認可を受け、正式に建設プロジェクトが始動しました。現在は2031年春の開業を目標として工事が進められています。

なにわ筋線の構想は1980年代から存在しており、大阪の都心部を南北に結ぶ新たな鉄道として検討されてきました。東海道・山陽新幹線が発着する新大阪駅から梅田、中之島、難波方面へと都市機能を結びつける役割が期待されていました。
その後、インバウンド需要の増加や関西国際空港へのアクセス改善の必要性を背景に、2010年代に入り計画が再び具体化します。大阪府、大阪市、JR西日本、南海電鉄などが協議を重ね、関西経済界も含めて建設の機運が高まりました。
2019年には国土交通省から鉄道事業の認可を受け、正式に建設プロジェクトが始動しました。現在は2031年春の開業を目標として工事が進められています。


なにわ筋線は、大阪駅(うめきた地下ホーム)からなにわ筋の地下を南へ進むルートで計画されています。途中には中之島駅(仮称)や西本町駅(仮称)などの新駅が設けられる予定です。
西本町付近で路線は分岐し、JR西日本ルートはJR難波駅へ、南海ルートは新今宮駅へ接続します。これにより、JR線と南海線の両方が大阪駅へ直接乗り入れる新しい鉄道ネットワークが形成されます。総延長は約7.2kmで、その多くが地下区間となっています。設計最高速度は110km/hで、複線・直流1500V電化の在来線方式で整備される計画です。


なにわ筋線の特徴的な施設の一つが、中之島エリアに整備される「中之島駅(仮称)」です。駅は堂島川と土佐堀川に挟まれた場所に建設され、地下約50m(トンネル部分約37m)に及ぶ大規模な地下駅となる予定です。
駅舎は地下5層構造となり、ホームは地下4階と地下5階に縦方向に配置される重層構造が採用されます。上下線のホームを上下に分けて設置することで、都市中心部の限られた地下空間を有効活用する計画です。
この駅は京阪中之島線との乗り換えも想定されており、中之島地区の新たな交通拠点として機能することが期待されています。

西本町駅(仮称)から南側では、JR西日本ルートと南海ルートの2系統に分岐します。
JRルートは地下トンネルでJR難波駅へ接続し、関西本線(大和路線)との接続が可能になります。JR難波駅は1990年代の地下化の際に通過型ホームへ改良されており、なにわ筋線との直通運転を見据えた構造となっています。
一方、南海ルートは新たに設けられる南海新難波駅(仮称)を経由して新今宮駅へ接続します。この区間では地下6階にホームが設けられるなど、非常に深い位置に駅が整備される計画です。そこから急勾配で地上へ上がり、南海本線に合流するルートとなります。

なにわ筋線の開業により、大阪都心部と関西国際空港を結ぶアクセスは大きく改善されると見込まれています。大阪(梅田)から関西空港までは現在より約20分程度短縮される見込みです。
また、JR西日本と南海電鉄の列車が大阪駅へ直接乗り入れることで、新大阪駅や関西空港への移動の利便性が向上します。大阪都心の南北交通の強化に加え、鉄道ネットワークの分散化や混雑緩和などの効果も期待されています。
将来的には特急「はるか」「くろしお」、南海特急「ラピート」などが乗り入れる計画も検討されており、大阪の都市交通を大きく変える重要な鉄道プロジェクトとなっています。
出典・引用元
・関西高速鉄道株式会社 公式サイト
・西日本旅客鉄道株式会社 なにわ筋線 2031年春開業に向け、なにわ筋線建設プロジェクト進行中
・大阪市 なにわ筋線について
最終更新日:2026年3月8日