朱鷺メッセ 万代島ビルは、新潟県新潟市中央区万代島に建つ地上31階、地下1階、高さ140.5mの超高層ビルです。立地は、東側を信濃川に面した新潟港西港区に位置しています。万代島地区再開発事業として計画され、新潟港西港区の県有地を活用し、日本海側の国際交流・経済産業振興の拠点を形成することを目的に建設が進められました。
施設構成は、「新潟コンベンションセンター」は、国際展示場に展示ホール(ウェーブマーケット)、国際会議場にメインホール(スノーホール)、国際会議室(マリンホール)、中会議室、小会議室を配置するほか、アトリウムで構成されます。
「万代島ビル」は、1階にエントランス、ホテル・オフィス・美術館エントランス、商業施設等、2階にエントランスロビー、新潟県パスポートセンター、3階~4階にホテル日航新潟(ロビー、ラウンジ、宴会場等)、5階に新潟県立万代島美術館、6階に新潟万代島ビルディング株式会社、7階に新潟商工会議所、8階~10階にオフィス、在新潟大韓民国総領事館(8階)、11階に公益財団法人にいがた産業創造機構、12階~20階にオフィス、在新潟ロシア連邦総領事館(12階)、22階~30階にホテル日航新潟(客室、スカイバンケット)、31階にBefcoばかうけ展望室となります。
建物全体は「船」をモチーフとし、水平に広がるコンベンションセンターと垂直にそびえる万代島ビルが織りなすシルエットによって、信濃川ウォーターフロントの新たなランドマークを形成しています。槇文彦氏率いる槇総合計画事務所が全体デザインを手掛け、ガラスと金属による透明感のある外観や、アトリウム・エスプラナードを介して両施設を一体的につなぐ開放的な都市空間を実現しています。
建築主は新潟万代島ビルディング、新潟国際コンベンションホテル、設計は鹿島建設株式会社、施工は万代島再開発事業民間施設新築工事共同企業体(鹿島建設・大成建設・福田組・五洋建設・本間組・東亜建設工業)です。着工は2000年10月、竣工は2003年3月となっています。
概要
| 名称 |
朱鷺メッセ(ときメッセ) 県施設:新潟コンベンションセンター 民間施設:万代島ビル ホテル名:ホテル日航新潟 |
| 計画名 |
万代島地区再開発事業 |
| 所在地 |
新潟県新潟市中央区万代島5番1号 新潟県新潟市中央区万代島6番1号 |
| 用途 |
新潟コンベンションセンター:各種展示、集会、屋内スポーツ、会議 万代島ビル:事務所、ホテル、美術館、展望室 |
| 階数 |
新潟コンベンションセンター:地上4階、塔屋1階 万代島ビル:地上31階、地下1階、塔屋2階 |
| 高さ |
新潟コンベンションセンター:39.8m 万代島ビル:140.5m |
| 構造 |
新潟コンベンションセンター:鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、プレキャストコンクリート造 万代島ビル:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造 制震構造(HiDAM、HiDAX) |
| 基礎工法 |
杭基礎 |
| 客室数 |
203室 |
| 敷地面積 |
103,128.93㎡ |
| 建築面積 |
新潟コンベンションセンター:19,571㎡ 万代島ビル:6,017.37㎡ |
| 延床面積 |
新潟コンベンションセンター:31,000㎡ 万代島ビル:52,585.54㎡ |
| 着工 |
新潟コンベンションセンター:2000年10月 万代島ビル:2000年10月 |
| 竣工 |
新潟コンベンションセンター:2002年12月 万代島ビル:2003年3月 |
| 建築主 |
新潟コンベンションセンター:新潟県 万代島ビル:新潟万代島ビルディング、新潟国際コンベンションホテル |
| 設計 |
新潟コンベンションセンター:槇総合計画事務所 万代島ビル:鹿島建設株式会社 |
| 施工 |
新潟コンベンションセンター:福田・東急・丸運特定共同企業体(国際展示場)、鹿島・大成・本間特定共同企業体(国際会議場)、大林・加賀田・第一特定共同企業体(アトリウム) 万代島ビル:万代島再開発事業民間施設新築工事共同企業体(鹿島建設・大成建設・福田組・五洋建設・本間組・東亜建設工業) |
| 最寄駅 |
JR上越新幹線、信越本線、白新線、越後線「新潟」駅 |
| 備考 |
▼施設構成 🔻新潟コンベンションセンター ・国際展示場:展示ホール(ウェーブマーケット) ・国際会議場:メインホール(スノーホール)、国際会議室(マリンホール)、中会議室、小会議室 ・アトリウム
🔻万代島ビル 1階:エントランス、ホテル・オフィス・美術館エントランス、商業施設等 2階:エントランスロビー、新潟県パスポートセンター 3階~4階:ホテル日航新潟(ロビー、ラウンジ、宴会場等) 5階:新潟県立万代島美術館 6階:新潟万代島ビルディング株式会社 7階:新潟商工会議所 8階~10階:オフィス、在新潟大韓民国総領事館(8階) 11階:公益財団法人にいがた産業創造機構 12階~20階:オフィス、在新潟ロシア連邦総領事館(12階) 22階~30階:ホテル日航新潟(客室、スカイバンケット) 31階:Befcoばかうけ展望室 |
位置図
立面図
イメージパース
出典:国土交通省
西側から見た朱鷺メッセ 万代島ビルの様子です。朱鷺メッセは、新潟県新潟市中央区万代島で進められた万代島地区再開発事業により整備された複合コンベンション施設です。1992年に新潟県が整備方針を決定し、県・新潟市・民間企業が連携して計画が推進されました。2000年10月に建設工事へ着手し、新潟コンベンションセンターは2002年12月、万代島ビルは2003年3月に竣工、同年5月1日に全面開業しています。
新潟港西港区のウォーターフロントに位置し、「日本海大交流時代」の交流・経済産業振興の拠点として計画され、日本海側を代表するコンベンション施設として発展を続けています。コンベンション機能とホテル・オフィス・文化施設を一体化した全国でも先進的な複合施設となっています。
信濃川とブナ林に挟まれた広場「リバーフロントパーク」の様子です。
リバーフロントパークの様子です。
新潟コンベンションセンターの様子です。国際展示場に展示ホール(ウェーブマーケット)、国際会議場にメインホール(スノーホール)、国際会議室(マリンホール)などが入ります。
朱鷺メッセは、県施設である「新潟コンベンションセンター」と、民間施設である「万代島ビル」の2棟で構成されています。新潟コンベンションセンターは地上4階で、展示ホール「ウェーブマーケット」、メインホール「スノーホール」、国際会議室「マリンホール」、大小会議室などを備え、展示会、学会、スポーツイベント、コンサートまで幅広く対応します。
一方、地上31階、高さ140.5mの万代島ビルにはホテル日航新潟、オフィス、美術館、展望室などを配置。両施設は吹抜け空間「アトリウム」と全長約340mの屋内歩廊「エスプラナード」で接続され、展示・会議・宿泊・ビジネスをシームレスに結ぶ、日本でも珍しい複合コンベンションコンプレックスを形成しています。
施設全体のマスターデザインは世界的建築家・槇文彦氏が担当し、新潟コンベンションセンターは槇総合計画事務所、万代島ビルはKAJIMA DESIGNが設計しました。建物全体は「船」をモチーフとし、水辺に浮かぶ船をイメージした水平性の強い展示場と、140.5mのタワーによる垂直性を組み合わせたシルエットが特徴です。
ガラスと金属を多用した透明感のある外観は信濃川ウォーターフロントに調和し、新潟港の景観を象徴する存在となっています。さらにリバーフロントパークや緑地、公開空間も一体整備され、都市景観と親水空間を融合した新潟の新たなランドマークを創出しています。
万代島ビルのオフィスは、日本海を望む開放的な執務空間と高い設備性能を兼ね備えています。オフィススペックは、基準階面積約200坪(約661㎡)、天井高2,700mm、床荷重300kg/㎡となっています。
100mmのOAフロアやLow-Eペアガラス、水熱源ビルマルチ空調、高速光回線、カードキーによる24時間セキュリティなど最新設備を採用。構造にはCFT(コンクリート充填鋼管柱)とHiDAM・HiDAX制震ダンパーを採用し、大地震や強風時の揺れを低減する高い耐震・制震性能を実現しています。2004年の新潟県中越地震でも高い制震効果を発揮した実績があります。
万代島ビルにはホテル日航新潟、美術館、オフィス、展望室など多様な都市機能が集積しています。22〜30階には全203室のホテル日航新潟が入り、日本海や信濃川、新潟市街を望む客室やレストラン、宴会場を備えています。
5階には新潟県立万代島美術館、31階には地上約125mの「Befcoばかうけ展望室」を設置し、360度の大パノラマから信濃川、萬代橋、日本海、佐渡島、弥彦山まで望めます。また、新潟商工会議所や各国総領事館、公益財団法人にいがた産業創造機構なども入居し、観光・文化・行政・経済が融合した複合拠点として機能しています。
南東側から見た朱鷺メッセ 万代島ビルの様子です。
朱鷺メッセ 万代島ビルの低層部分とエントランスです。
車寄せです。
北東側から見た朱鷺メッセ 万代島ビルの様子です。
新潟コンベンションセンターは延床面積約31,000㎡を誇る日本海側有数のコンベンション施設です。展示ホール「ウェーブマーケット」は最大約10,000人を収容できる7,800㎡の無柱空間で、展示会、スポーツイベント、コンサートなど幅広い催事に対応しています。
メインホールや国際会議室には同時通訳ブースを備え、国際会議や学術会議にも対応可能です。さらに13室の大小会議室を備え、多様なレイアウトに対応できるほか、ホテルや展示場との一体利用により、大規模MICE開催にも優れた利便性を発揮しています。
南側から見た新潟コンベンションセンターの様子です。
新潟コンベンションセンターの車寄せとエントランスです。
朱鷺メッセへのアプローチの様子です。
信濃川に面した広場「リバーフロントパーク」とブナ林の様子です。
新潟コンベンションセンターの屋上の様子です。建築面積は19,571㎡、延床面積は31,000㎡と非常に広大な面積の建物となっています。
NEXT21の展望ラウンジから見た朱鷺メッセ 万代島ビルの様子です。
朱鷺メッセは開業以来、国際会議、展示会、スポーツ大会、コンサート、学術会議など数多くのイベントを開催し、新潟を代表する交流拠点へ成長しました。日本プロバスケットボールリーグの試合や国際天文学連合総会なども開催され、高い集客力を誇っています。
また、ホテル日航新潟は津波避難ビルにも指定され、災害時には約1,560人を受け入れる防災機能も備えています。ウォーターフロントの景観、観光機能、文化施設、オフィス、ホテルを融合した複合施設として、新潟市のランドマークであるとともに、日本海側を代表する国際交流拠点として重要な役割を担い続けています。
ホテル日航新潟の客室の内観です。
31階の「Befcoばかうけ展望室 」の内観です。
展望室から見た信濃川と万代エリアの景色です。
展望室から見た新潟駅方面の景色です。
展望室から見た古町と日本海方面の景色です。
展望室から見た日本海の様子です。
ホテル日航新潟の客室から見た夜景です。
信濃川と朱鷺メッセの夜景です。
朱鷺メッセ 万代島ビルは、万代島を象徴するランドマークとして親しまれています。万代島には、朱鷺メッセを中心とした複合施設や公園などが整備されており、新潟の新都心を思わせる都市景観が広がっています。
信濃川と朱鷺メッセの様子です。
最終更新日:2026年7月12日