名古屋シミズ富国生命ビルは、愛知県名古屋市中区丸の内一丁目で建設中の地上16階、高さ85mの高層オフィスビルです。立地は、桜通に面した地上9階、地下3階で1967年3月竣工の「名古屋フコク生命ビル」および清水建設グループ所有の駐車場跡地に位置しています。
施設構成は、1階~3階に自走式駐車場、4階~15階にオフィス、16階にコワーキングとなります。オフィススペックは、基準階面積約2,357.02㎡(713坪)、オフィスサポートに専有バルコニーや共用部には光や風を取り込む立体会所、最上階テナント専用ラウンジ、テラスなどが設けられます。
デザイン面では、ペリメータゾーンにはクライマーブラインドと外殻PCフレームが採用され、名古屋旧来の碁盤割の街並みを表現し、縦と横のフレームが相互に支えあう構造体をデザイン化しているほか、エントランスでは地産木材を用いた連続壁が採用されています。
熱田台地の西端部に位置し、近年全国的に頻発する浸水被害の影響を受けづらい地域となっているほか、基礎免震構造の採用等のBCP対応、非接触技術や天井内冷却式放射空調装置などの新空調システムの導入等により感染症対策にも注力しています。また、AI/IoT技術の導入等により、ニューノーマルの働き方を見据えたオフィス空間を創出するほか、環境認証「ZEB Ready」認証の環境性能を備えたオフィスビルとなります。
建築主は清水建設株式会社、富国生命保険相互会社、清水総合開発株式会社、設計は清水建設株式会社、施工は清水建設株式会社です。既存建築物解体着手は2020年12月11日、着工は2021年10月1日、竣工は2024年3月となっています。
出典・引用元
・清水建設株式会社/富国生命保険相互会社/清水総合開発株式会 「(仮称)名古屋丸の内一丁目計画」のビル名称を決定
・清水建設株式会社/富国生命保険相互会社/清水総合開発株式会 名古屋市中区丸の内一丁目で大規模賃貸オフィスビル共同開発に着手
・国土交通省 令和3年度第1回 (仮称)名古屋丸の内一丁目計画 サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型) 採択プロジェクト
過去の建設状況
概要
名称 | 名古屋シミズ富国生命ビル |
計画名 | (仮称)名古屋丸の内一丁目計画 |
所在地 | 地名地番:愛知県名古屋市中区丸の内1丁目1613番1 住居表示:愛知県名古屋市中区丸の内一丁目16番 |
用途 | 事務所、駐車場 |
階数 | 地上16階 |
高さ | 85m |
構造 | 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 免震構造(基礎免震) |
基礎工法 | 杭基礎 |
敷地面積 | 4,820.79㎡ |
建築面積 | 3,318.02㎡ |
延床面積 | 47,472.12㎡ |
着工 | 2021年10月1日 解体着手:2020年12月11日 |
竣工 | 2024年1月31日 |
建築主 | 清水建設株式会社、富国生命保険相互会社、清水総合開発株式会社 |
設計 | 清水建設株式会社 |
施工 | 清水建設株式会社 |
最寄駅 | 名古屋市営地下鉄桜通線、鶴舞線「丸の内」駅、名古屋市営地下鉄東山線、鶴舞線「伏見」駅 |
備考 | ー |
位置図
区域図
断面図
イメージパース
施設構成・イメージ
「立体会所」のイメージパースです。
「1階ピロティ」のイメージパースです。
「最上階ラウンジ」のイメージパースです。
「専有バルコニー」のイメージパースです。
2024年1月建設状況
南西側から見た建設中の名古屋シミズ富国生命ビルの様子です。
南西側から見た建設中の名古屋シミズ富国生命ビルの高層部分の様子です。撮影時は既に上棟しており、タワークレーンも1基のみとなっていました。
外観は、名古屋旧来の碁盤割の街並みを表現し、縦と横のフレームが相互に支えあう構造体をデザインしています。
北西側から見た建設中の名古屋シミズ富国生命ビルの様子です。
北東側から見た建設中の名古屋シミズ富国生命ビルの様子です。
南東側から見た建設中の名古屋シミズ富国生命ビルの様子です。
南側から見上げた建設中の名古屋シミズ富国生命ビルの様子です。
最終更新日:2024年1月9日