(仮称)内神田一丁目計画は、東京都千代田区内神田で建設中の地上26階、地下3階、高さ128.00mの超高層ビルです。
立地は、外堀通りに隣接した日本橋川北側の「コープビル」と「日立鎌倉橋ビル」跡地に位置しており、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を行うとともに、神田・大手町エリアの回遊性向上と東京の国際競争力の強化及び地域の防災性向上を図ることを目的として再開発事業が進められています。また、国家戦略特別区域の都市計画建築物等整備事業に認定されており、オフィスをメインとして店舗やビジネス支援施設が入るほか、広場1号、広場2号、歩道状空地の整備、災害時の帰宅困難者の一時滞留場所にも対応する約1,000㎡の交流広場整備、日本橋川には人道橋や防災船着場の設置や護岸修景などがなされます。
低層部分に入る貢献施設は、「食」や「農」に関する分野の企業活動支援及び企業交流促進のためのビジネス・産業支援施設として機能します。更に大手町エリアのエネルギーネットワークを神田エリアに延伸するため、地域冷暖房施設の洞道を整備し、神田・大手町エリア全体の環境負荷低減を目指すものとされています。
オフィスの環境性能には、Low-E 複層ガラスの採用や熱源としてもDHC の冷水・温水を受け入れることなどから、「ZEB Ready(事務所部分)」認証を取得しています。また、5~25 階のリフレッシュコーナーの露出天井仕上げに MEC Industryの新木質建材「MI デッキ」を使用、さらに1階オフィスエントランスホールの壁・天井仕上げにも木材パネルを利用しており、木材利用促進がなされています。
建築主は三菱地所株式会社、設計は株式会社三菱地所設計、施工は大成建設株式会社です。既存建築物の解体着手は2021年4月15日、着工は2022年5月、竣工は2025年12月31日となっています。
出典・引用元
・(仮称)内神田一丁目計画 公式サイト
・内閣府/首相官邸 都市再生特別地区 (内神田一丁目地区)都市計画(素案)の概要
・東京都 内神田一丁目地区第一種市街地再開発事業の施行を認可
過去の建設状況
概要
名称 | (仮称)内神田一丁目計画 |
計画名 | (仮称)内神田一丁目計画 |
所在地 | 東京都千代田区内神田1丁目1番12番、14番 |
用途 | 事務所、店舗、ビジネス支援施設、駐車場 他 |
階数 | 地上26階、地下3階、塔屋2階 |
高さ | 128.00m |
構造 | 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 直接基礎 |
敷地面積 | 5,105.70㎡ |
建築面積 | 3,350.00㎡ |
延床面積 | 85,400.00㎡ |
着工 | 2022年5月 現地概要板:2022年5月 解体着手:2021年4月15日 |
竣工 | 2025年12月31日 |
建築主 | 三菱地所株式会社 |
設計 | 株式会社三菱地所設計 |
施工 | 大成建設株式会社 |
最寄駅 | 東京メトロ、都営地下鉄「大手町」駅、JR、東京メトロ銀座線「神田」駅 |
備考 | ー |
位置図
区域図
配置図
断面図
標識
▼解体工事のお知らせ
イメージパース
施設構成・イメージ
「船着場」と「人道橋」の夜景完成予想パースです。
低層部分の完成予想パースです。通りからアイストップとなる部分を緑化し、緑の軸を強化するほか、広場と一体でにぎわう空間をつくり、回遊性のある景観を 創出するものとされています。
、日本橋川沿いの親水空間の完成予想パースです。船着場・店舗・貢献施設と一体的に賑わう場として整備されます。
再開発区域北側から神田警察通りへ繋ぐ「区道558号線」の無電柱化・美装化後イメージです。
「人道橋」の完成予想パースです。
2023年9月建設状況
北東側から見た建設中の(仮称)内神田一丁目計画の様子です。2023年9月時点では基礎工事が進められていました。
北側正面から見た建設中の(仮称)内神田一丁目計画の様子です。背後には大手町エリアの超高層ビルが群を成しています。(仮称)内神田一丁目計画の建設により、超高層ビル群が日本橋川を超えて北側へ進出してきます。
南東側から見た建設中の(仮称)内神田一丁目計画の様子です。
仮囲いで覆われ、建設工事が進められています。
南西側から見た建設中の(仮称)内神田一丁目計画の様子です。
日本橋川の様子です。手前右側に船着き場、奥に人道橋が整備されます。
2023年9月25日撮影
最終更新日:2023年10月26日