名古屋市は2026年7月9日、旧教育館跡地を含む「中区錦三丁目16番街区」の本格活用に向けたサウンディング調査を開始しました。現在は三菱地所による暫定活用施設「SLOW ART CENTER NAGOYA」が運営されていますが、その後の恒久的な再開発を見据え、民間事業者から開発内容や事業スキーム、参画意向などを広く募集するものとなります。栄地区グランドビジョンに基づく都心再生の重要プロジェクトとして、本格的な街づくりがいよいよ具体化する段階に入りました。対象地は久屋大通に面する約1,582.83㎡の一等地であり、周辺再開発との相乗効果による新たなランドマークの誕生にも期待が高まります。
中区錦三丁目16番街区の概要
1.旧教育館跡地で本格開発の検討が始動
名古屋市が中区錦三丁目16番街区を対象にサウンディング調査を開始。
本格的な再開発に向けた民間事業者との対話開始。
2.栄地区の魅力向上を担う重要プロジェクト
「栄地区グランドビジョン」に基づく都心再生の中核事業。
賑わいや交流を創出する新たな都市拠点の形成。
3.久屋大通沿い約1,583㎡の希少な開発用地
商業地域・容積率1,000%の高い開発ポテンシャルを有する立地。
栄中心部に残された貴重な大規模開発用地。
4.超高層複合ビルの実現にも期待
商業・オフィス・ホテル・住宅などを組み合わせた複合開発の可能性。
栄地区の新たなランドマークとなる超高層ビルへの期待。
5.柔軟性と回遊性を重視したまちづくり
広場空間や交流機能を備え、多様な人々が集う計画を重視。
周辺施設との相乗効果を生み出す都市空間の形成。
6.暫定活用から恒久利用への転換
現在の「SLOW ART CENTER NAGOYA」終了後を見据えた計画。
将来の本格整備へ移行するための事業検討。
7.2026年秋以降に開発の方向性が明らかに
サウンディング結果を踏まえ、公募条件や事業計画を具体化。
栄再開発の次なる大型プロジェクトへの発展。

名古屋市は旧教育館跡地を含む中区錦三丁目16番街区について、本格整備に向けた民間事業者とのサウンディング調査を開始しました。調査では、事業参画の意向や施設内容、事業化スケジュールなど幅広い提案を募集し、今後の公募条件や事業計画へ反映させる方針です。
現在は2024年3月に開業した「SLOW ART CENTER NAGOYA」が暫定活用施設として運営されていますが、その後を担う恒久的な都市開発へ向けて、いよいよ具体的な検討が始まります。

対象地は久屋大通沿い、オアシス21やザ・ランドマーク名古屋栄にも近接する名古屋最大の繁華街・栄の中心部に位置しています。名古屋市は「栄地区グランドビジョン」の中で、公有地を活用した魅力向上を先導する開発拠点として位置付けており、多様な人々が集い交流する新たな都市空間の形成を目指しています。
本格整備では、変化に対応できる柔軟性や可変性、多様な交流の創出、地域への発信力などが重要なテーマとして掲げられており、周辺再開発との相乗効果によって栄全体の魅力向上につなげる考えです。


事業対象地の敷地面積は約1,582.83㎡で、用途地域は商業地域、指定容積率は1,000%(地区計画基準容積率800%)、建ぺい率は80%となっています。東側は幅員約112mの久屋大通、北側は本重町通に接し、栄地区でも屈指の立地条件を備えています。
一方で、地下には旧教育館の躯体などの残置物が存在することから、開発にあたってはその影響を考慮した計画が求められます。また都市再生緊急整備地域や都市機能誘導区域などにも指定されており、高度利用を前提とした都心型開発が期待されます。

現時点で建築計画は公表されていませんが、約1,583㎡の敷地と容積率1,000%という条件から、本格開発では延床面積約15,000~20,000㎡規模の高度利用が想定されます。さらに、都市再生特別地区や総合設計制度などの活用が認められれば、容積率の上積みも視野に入り、より大規模な複合開発となる可能性があります。

用途としては、低層部に商業施設やイベント空間・広場、中層部にオフィス、高層部にホテルや都市型レジデンスなどを組み合わせた複合施設が有力と考えられます。久屋大通公園やザ・ランドマーク名古屋栄との連携を考慮すると、栄地区の新たなランドマークとなる高さ100m級の超高層ビルが計画されても不思議ではありません。なお、これは現時点での公開資料に基づく推測であり、名古屋市が公表した計画ではありません。

近年の栄地区では、中日ビルの建替えやザ・ランドマーク名古屋栄の開業など、大型再開発が相次いでいます。その中で旧教育館跡地は久屋大通沿いに残された数少ない大規模開発用地であり、今後の街の将来像を左右する重要プロジェクトとなります。
今回のサウンディング調査では、2026年8月から9月にかけて事業者との個別対話を実施し、9月下旬以降には結果概要の公表を予定しています。民間からどのような提案が寄せられるのか、そして栄の新たなシンボルとなる開発計画へ発展するのか、今後の動向に注目が集まります。
出典:名古屋市 旧教育館跡地(錦三丁目16番街区)の活用
最終更新日:2026年7月18日