ミュージックテラスは、神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目に建つ地上28階、高さ99.2m、延床面積118,384.78㎡の大規模複合施設です。地上9階、高さ約45mのアリーナ棟「Kアリーナ横浜」、地上26階、地下1階、高さ106.775m、客室数339室の超高層ホテル「ヒルトン横浜」、地上21階、地下1階、高さ99.50mの超高層オフィスビル「Kタワー横浜」から構成されています。
立地は、西側から北側、東側にかけて高島台第298号線に囲まれた「みなとみらい21中央地区60・61街区」のうち北側に位置しています。当該開発事業により、世界最大級の音楽アリーナや高級ホテル、オフィスを整備し、「ミュージック・パーク」として国内外から多くの人々が訪れる国際交流拠点を目指すものとされています。また、緑化施設や水辺に隣接したペデストリアンデッキを設け、みなとみらい21地区全体の活性化と歩行者ネットワークの強化が図られました。
施設構成は、アリーナ棟の1階~9階にアリーナ「Kアリーナ横浜」、ホテル棟にホテル「ヒルトン横浜」が入り、うち2階~3階に歩行者用通路、2階にミュージックテラスプラザ出入口、L階にホテルロビー、「Bar & Lounge Melody」、「Ocean Milano」、4階に「Allday Diniエグゼクティブラウンジ、ng Parade」、宴会場・会議室、5階にFitness Center、6階~26階にホテル客室、オフィス棟にオフィス「Kタワー横浜」が入り、うち1階に駐車場、1階~2階にピロティ、オフィスロビー、3階~21階にオフィスとなっています。
建築主は、株式会社ケン・コーポレーション、設計は株式会社梓設計、株式会社国建(ホテル棟)、鹿島建設株式会社(ホテル棟・オフィス棟)、施工は鹿島建設株式会社です。着工は2020年8月1日、竣工は2023年7月31日となっています。
過去の建設状況
→過去の建設状況
概要
名称 |
街区名:ミュージックテラス アリーナ棟:Kアリーナ横浜 ホテル棟:ヒルトン横浜 オフィス棟:Kタワー横浜 |
計画名 |
(仮称)Kアリーナプロジェクト 建設工事 |
所在地 |
地名地番:神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番2 ほか2筆 Kアリーナ横浜:神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番12 ヒルトン横浜:神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番13 Kタワー横浜:神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番14 |
用途 |
観覧場、ホテル、オフィス、駐車場、店舗 アリーナ棟:観覧場(音楽アリーナ)、駐車場等 ホテル棟:ホテル、店舗、駐車場等 オフィス棟:事務所、店舗、駐車場等 |
階数 |
街区全体:地上28階、塔屋2階 Kアリーナ横浜:地上9階 ヒルトン横浜:地上26階、地下1階 Kタワー横浜:地上21階、地下1階 |
高さ |
街区全体:99.2m (軒高:94.77m) Kアリーナ横浜:約45m ヒルトン横浜: 106.775m *建物最高高さ (建物高さ:99.50m、軒高:95.89m) Kタワー横浜:99.50m *塔屋除く建物高さ (軒高:95.89m) |
構造 |
鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 制震構造 (オイルダンパー「HiDAX®-e」、座屈拘束ブレース「アンボンドブレース」) |
基礎工法 |
既成コンクリート杭、場所打ちコンクリート杭 |
客室数 |
339室 |
敷地面積 |
31,793.97㎡ |
建築面積 |
26,892.64㎡ |
延床面積 |
118,384.78㎡ Kアリーナ横浜:約54,090㎡ ヒルトン横浜:約34,850㎡ Kタワー横浜:約29,740㎡ |
着工 |
2020年8月1日 |
竣工 |
2023年7月31日 |
建築主 |
株式会社 ケン・コーポレーション |
設計 |
株式会社梓設計、株式会社国建(ホテル棟)、鹿島建設株式会社(ホテル棟・オフィス棟) |
施工 |
鹿島建設株式会社 |
最寄駅 |
みなとみらい線「新高島」駅、JR、東急、相鉄、横浜市営地下鉄、みなとみらい線「横浜」駅 |
備考 |
▼施設構成 ▽アリーナ棟 1階~9階:アリーナ「Kアリーナ横浜」
▽ホテル棟:ホテル「ヒルトン横浜」 2階~3階:歩行者用通路 1階~5階:付帯施設 ・2階:ミュージックテラスプラザ出入口 ・L階:ホテルロビー、「Bar & Lounge Melody」、「Ocean Milano」 ・4階:「Allday Diniエグゼクティブラウンジ、ng Parade」、宴会場・会議室 ・5階:Fitness Center 6階~26階:ホテル客室
▽オフィス棟:オフィス「Kタワー横浜」 1階:駐車場 1階~2階:ピロティ、オフィスロビー 3階~21階:オフィス
▼ヒルトン横浜 客室:デラックスツイン(31㎡)、デラックスキング(31㎡)、プレミアムツイン(39㎡)、プレミアムキング(39㎡)、プレミアムファミリー(39㎡)、エグゼクティブツイン(31㎡)、エグゼクティブキング(31㎡)、プレミアムエグゼクティブツイン(39㎡)、プレミアムエグゼクティブキング(39㎡)、エグゼクティブスイートツイン(81㎡)、エグゼクティブスイートキング(81㎡) 付帯施設:ホテルロビー、エグゼクティブラウンジ、レストラン&バー「Allday Dining Parade」、「Ocean Milano」、「Bar & Lounge Melody」、ホテルショップ 「Oasis」、Fitness Center、宴会場・会議室 |
位置図
標識
配置図
出典:株式会社ケン・コーポレーション
立面図
断面図
出典:株式会社ケン・コーポレーション
イメージパース
出典:株式会社ケン・コーポレーション
出典:株式会社ケン・コーポレーション
▼アリーナ棟「Kアリーナ横浜」
出典:株式会社ケン・コーポレーション
写真
みなとみらい大橋から見たミュージックテラスの夜景です。
南側から見たミュージックテラスの様子です。
南東側から見たミュージックテラスの様子です。
北西側から見たミュージックテラスの様子です。
ミュージックテラスのホテル棟・オフィス棟と、みなとみらい北側エリアの超高層オフィスビル群の様子です。
現地にて撮影
ミュージックテラスの配置図です。
現地にて撮影
テナント一覧です。
Kアリーナ横浜
Kアリーナ横浜は、横浜に誕生した世界最大級の音楽専用アリーナで、音楽を楽しむ人々とアーティストのために設計された特別な空間です。座席数は20,033席で、全席に快適なファブリックシートを採用。三層構造のスタンドは扇型配置で、どの席からもステージを正面から楽しむことができます。
このアリーナでは、アーティストの多様な演出を可能にする高品質な音響空間や設備が整えられ、効率的な設営・撤収が可能。観客の体験向上にも配慮し、6,200口のコインロッカーや11箇所のキャッシュレス売店を配置しています。バーラウンジや約400席の大ラウンジを備え、ライブ前後の時間を楽しむこともできます。
また、環境への配慮も特徴の一つで、再生可能エネルギーの活用や雨水再利用システムを導入。VIPエリアでは特別なホスピタリティを提供し、国内トップクラスのラグジュアリーな音楽体験を実現しています。Kアリーナ横浜は、音楽と横浜の魅力が融合した新たな国際的エンターテインメント拠点です。
舞台設備は、映像、音響、照明の各分野で高いクオリティを追求しています。映像設備では、アリーナ全体を撮影可能なリモートカメラ「BRC-X1000」や、後方席向けの大型ビジョン(約3.5m×2mの4面)、横幅約62.5mのリボンビジョンなどを設置。これらはコントロールルームのライブプロダクションスイッチャー「XVS-G1」に接続し、12G-SDI対応ルーティングシステムを通じて高画質でダイナミックな映像演出を実現しています。また、各ラウンジではデータプロジェクター「VPL-FHZ91L」や高画質ディスプレイモニター「ブラビア」を使用し、ライブ映像や情報を低遅延で提供しています。
音響面では、L-acoustics製のスピーカーシステムを採用し、メインスピーカー「K1」「K2」に加え、アウトサイドやフォロースピーカーを常設。会場全体にわたり高品質な音響空間を提供しています。さらに、舞台照明設備では、多様な持込機材に対応可能な十分な電源容量を確保し、柔軟で高度な演出を可能にしています。
北西側、みなとみらい大橋から見たKアリーナ横浜の様子です。
南西側から見たKアリーナ横浜の様子です。
北西側から見たKアリーナ横浜の様子です。
中央ペデストリアンデッキ棟の上にあるメインエントランスです。
北西側正面から見たKアリーナ横浜の様子です。
北東側から見たKアリーナ横浜の様子です。
アリーナフロント・アリーナデッキの様子です。
ノースゲートです。
ノースゲート横の緑地・植栽です。
東側、アリーナストリートの様子です。
北側、アリーナテントの様子です。
アリーナデッキの様子です。
メインエントランスです。
大階段「ビッグステップス」の下から見たKアリーナ横浜の様子です。
アリーナデッキから見たメインエントランスです。
ミュージックテラスステージから見たベイテントの様子です。
出典:Kアリーナ横浜 公式サイト
「客席シート構成」です。
出典:株式会社ケン・コーポレーション
「アリーナ内観」のイメージです。
出典:株式会社ケン・コーポレーション
「VIPエリア」のイメージです。
ヒルトン横浜
ヒルトン横浜は、横浜に新たに誕生したホテルで、「YOKOHAMA Déco」をデザインコンセプトに掲げ、アール・デコ様式の華やかさと現代のスタイリッシュさを融合させた空間を提供します。このホテルは、横浜の音楽文化と歴史を感じさせるとともに、新しいエンターテインメントを発信する“大人の社交場”として位置づけられています。
全339室の客室は、横浜の夜景を一望できる足元まで広がる大きな窓を特徴とし、落ち着いた色調にアール・デコの装飾が施されています。ハイカテゴリーの客室専用のエグゼクティブラウンジでは、テラスやライブラリスペースを備え、ゆったりとした時間を過ごせます。
館内には、地元食材を活かした料理を提供する2つのレストランと、天高のボトルタワーがそびえるカフェ・バーラウンジがあり、大人の洗練された時間を楽しめます。また、宴会・会議室、最新設備のフィットネス、厳選商品を揃えたショップなど、多彩な施設も完備。ヒルトン横浜は、横浜の魅力を堪能できる上質な滞在を提供します。
客室はデラックスツイン(31㎡)、デラックスキング(31㎡)、プレミアムツイン(39㎡)、プレミアムキング(39㎡)、プレミアムファミリー(39㎡)、エグゼクティブツイン(31㎡)、エグゼクティブキング(31㎡)、プレミアムエグゼクティブツイン(39㎡)、プレミアムエグゼクティブキング(39㎡)、エグゼクティブスイートツイン(81㎡)、エグゼクティブスイートキング(81㎡)が入り、付帯施設にはホテルロビー、エグゼクティブラウンジ、レストラン&バー「Allday Dining Parade」、「Ocean Milano」、「Bar & Lounge Melody」、ホテルショップ 「Oasis」、Fitness Center、宴会場・会議室が入ります。
南東側から見たヒルトン横浜の様子です。
南東側から見たヒルトン横浜の高層部分の様子です。頂部にヒルトンのロゴが取り付けられています。
南側から見たヒルトン横浜の様子です。
南側から見上げたヒルトン横浜の様子です。
南側から見たヒルトン横浜の低層部分の様子です。
サウスゲートです。
ピロティ空間の「ミュージックテラスプラザ」です。
北西側から見上げたヒルトン横浜の様子です。
北西側から見たヒルトン横浜の様子です。
ミュージックテラスフロントです。
ミュージックテラスフロントから見たホテル「カフェ・バーラウンジ「Bar & Lounge Melody」」の様子です。
駐車場出入口です。
ヒルトン横浜の館銘板です。
エントランス棟です。エントランス棟には、ヒルトン横浜のメインエントランスがあります。
北東側から見たヒルトン横浜の様子です。
北東側から見たヒルトン横浜の低層部分・エントランス棟の様子です。
「BAYDECK~BEER&GRILL~」の様子です。
ヒルトン横浜とKアリーナ横浜は、連絡通路によって接続しています。
ヒルトン横浜に面した広場「ミュージックテラススクエア」の様子です。
出典:株式会社ケン・コーポレーション
「メインエントランス内観」イメージパースです。
出典:株式会社ケン・コーポレーション
「客室」イメージパースです。
Kタワー横浜
オフィスのオフィススペックは、基準階面積250.0坪 (826.45㎡)、天井高2,800mm、床荷重500kg/㎡(ヘビーデューティ―ゾーン800kg/㎡)、OAフロア100mmとなっており、メインエントランスホールは天井高5.8mで天井部に美しいモールディングの装飾を施したものとなっています。
BCP対策面では、特別高圧ループ受電方式や非常用発電設備を活用し、停電時でも一部設備に電力を供給可能としているほか、制震オイルダンパーやアンボンドブレースによる構造で地震や風揺れを軽減し、エレベーターも緊急時には自動停止機能で安全性を確保しています。
環境性能面では、省エネ対策や緑化を進め、「CASBEE横浜」のAランク取得を目指し、再生可能エネルギー基準「RE100」に準拠した電力を導入。セキュリティでは、3重の防護システムや24時間有人管理体制を採用し、安全な環境を提供しています。
南東側から見たKタワー横浜の様子です。
南東側から見たKタワー横浜の高層部分の様子です。
南側から見たKタワー横浜の様子です。
北西側から見たKタワー横浜の様子です。
北側から見たKタワー横浜の様子です。
北東側から見たKタワー横浜の様子です。
タワーストリートの様子です。
オフィスエントランスです。
オフィスエントランス内観です。
最終更新日:2024年12月1日