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順天堂大学医学部附属埼玉国際先進医療センター(仮称)

順天堂大学医学部附属埼玉国際先進医療センター(仮称)は、埼玉県さいたま市緑区美園三丁目、岩槻区美園東二丁目に建設が計画されていた地上10階、高さ約59m、病床数800床の高層病棟です。立地は、埼玉スタジアム2002もある浦和美園エリアの新和西1号線に面した、綾瀬川両岸に位置しています。
建設費の高騰により、事業費が2015年時点の2.6倍である2,186億円に達することや既存の病院の経営状況を理由に計画が中止されました。

施設構成は、病院、大学・大学院、陽子線治療施設、駐車場 等からなり、800床の病床を備えた病棟や外来棟、検診やリハビリなどに対応する検査棟などのほか、病棟には救急救命センターや疾患を持つ新生児を治療するNICU(新生児集中治療室)も設けられます。また、北側に建設される学部棟には、1学年約160人の看護学部の学生が学び、医療従事者の宿舎は173室となる予定でした。

建築主は学校法人順天堂、設計は株式会社久米設計です。着工は2025年4月、竣工は2027年5月となっていました。

出典・引用元

順大、埼玉県での新病院整備を中止
埼玉県 令和5年度埼玉県医療審議会


出典:埼玉県

概要

名称 順天堂大学医学部附属埼玉国際先進医療センター(仮称)
計画名 順天堂大学医学部附属埼玉国際先進医療センター(仮称)
順天堂浦和美園キャンパス(仮称)等整備事業
所在地 埼玉県さいたま市緑区美園三丁目、岩槻区美園東二丁目
用途 病院、大学・大学院、陽子線治療施設、駐車場 等
階数 病院棟:地上10階(地上9階、塔屋1階、ヘリポート1階)
大学・大学院棟:地上5階
陽子線治療施設:地上2階
外来棟:地上4階、塔屋1階
検査棟:地上4階、塔屋1階
高さ 約59m
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
免震構造
基礎工法
病床数 800床
敷地面積 約73,000㎡
建築面積
延床面積 病院棟:約90,000㎡(うちⅠ期53,000㎡)
大学・大学院棟:約26,000㎡
陽子線治療施設:約5,000㎡
立体駐車場:約15,600㎡
着工 2025年4月
竣工 2027年5月
建築主 学校法人順天堂
設計 株式会社久米設計
施工
最寄駅 埼玉高速鉄道「浦和美園」駅
備考
 
 
 

位置図

配置図

出典:埼玉県

現地状況

順天堂大学医学部附属埼玉国際先進医療センター(仮称)の建設地の様子です。2024年1月撮影。建設地南側には、外来棟や立体駐車場、エネルギーセンター棟、敷地北側には、病棟や陽子線、大学院が建設される予定でした。

最終更新日:2024年12月1日

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