苗穂ヒラクス WEST/プレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートは、北海道札幌市中央区北3条東10丁目に建つ地上27階、地下1階、高さ89.69m、総戸数203戸の超高層タワーマンションです。立地は、JR函館本線「苗穂」駅南口の東側一帯、南側を北3条通、北側を苗穂駅に挟まれた場所に位置しています。
従前の再開発区域は札幌駅から近いにもかかわらず、生活関連施設の不足や公共施設のバリアフリー未対応、JR線による地区分断などの問題を抱え、未利用や低利用の土地が多く見られました。再開発事業により、JR苗穂駅の移転・橋上化によって南北分断の解消を図り、駅前にふさわしい活気あるエリアを創出するため、住宅や商業、医療施設が整備・新設されました。また、札幌市の「まちづくり戦略ビジョン」に基づき、利便性の高い複合型市街地を目指し、地域の回遊性向上や快適な歩行空間の整備も行われています。
専有面積は49.29㎡~112.01㎡、間取りは1LDK~4LDK、共用施設にはエントランスホール、ゲストルーム、フィットネス ルーム、ヒーリングルーム、スカイラウンジが入ります。また、1階には4店舗の商業施設、1~2階には駅と直結している空中歩廊と接続するアトリウムが整備されています。
更にB街区には、地上13階、総戸数77戸のシニア向け住宅「イニシアグラン札幌苗穂」も建設されており、こちらも空中歩廊を通じて接続しています。
建築主は北3東11周辺地区市街地再開発組合、参加組合員は大和ハウス工業株式会社、株式会社コスモスイニシア、一般組合員は株式会社アインファーマシーズ、設計は株式会社山下設計、施工はA街区が岩田地崎建設・丸彦渡辺建設・田中組・札建工業建設工事共同企業体です。着工は2019年5月7日、竣工は2022年3月下旬となっています。
概要
名称 |
街区名称:苗穂ヒラクス A街区:苗穂ヒラクス EAST/プレミストタワーズ札幌苗穂アクアゲート B街区:苗穂ヒラクス WEST/プレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲート B街区 シニア向け住宅:イニシアグラン札幌苗穂 C街区(既存機能更新地区):真照寺 D街区(既存機能更新地区):オフィス棟 |
計画名 |
北3東11周辺地区第一種市街地再開発事業 |
所在地 |
A街区:北海道札幌市中央区北3条東11丁目338番地 B街区:北海道札幌市中央区北3条東10丁目121番地 |
用途 |
A街区:共同住宅、物品販売店舗、飲食店、その他(通路)、自動車車庫、自転車駐輪場 B街区:共同住宅、物品販売店舗、飲食店、診療所、その他(通路)、自動車車庫、自転車駐輪場 C街区(既存機能更新地区):寺院 D街区(既存機能更新地区):業務施設 |
階数 |
A街区:地上25階、地下1階 B街区:地上27階、地下1階 B街区 シニア向け住宅:地上13階 C街区(既存機能更新地区):地上4階 D街区(既存機能更新地区):地上4階 |
高さ |
A街区:85.29m (軒高:83.79m) B街区:89.69m (軒高:88.19m) B街区 シニア向け住宅:41.57m |
構造 |
A街区:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 B街区:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 B街区 シニア向け住宅:鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 |
A街区:杭基礎 B街区:杭基礎 B街区 シニア向け住宅:杭基礎 |
総戸数 |
A街区:204戸 B街区:203戸 B街区 シニア向け住宅:77戸、他管理事務室1戸等 |
敷地面積 |
A街区:4,282.72㎡ B街区:7,531.64㎡ C街区(既存機能更新地区):1,558㎡ D街区(既存機能更新地区):1,071㎡ |
建築面積 |
A街区:1,841.36㎡ B街区:3,773.73㎡ C街区(既存機能更新地区):632㎡ D街区(既存機能更新地区):445㎡ |
延床面積 |
A街区:23,384.78㎡ B街区:32,770.47㎡ C街区(既存機能更新地区):1,988㎡ D街区(既存機能更新地区):1,771㎡ |
着工 |
A街区:2019年5月7日 B街区:2019年5月7日 |
竣工 |
A街区:2021年11月 B街区:2022年3月下旬 B街区 シニア向け住宅:2022年4月 |
建築主 |
北3東11周辺地区市街地再開発組合 参加組合員:大和ハウス工業株式会社、株式会社コスモスイニシア 一般組合員:株式会社アインファーマシーズ |
設計 |
株式会社山下設計 |
施工 |
A街区:岩田地崎建設・丸彦渡辺建設・田中組・札建工業建設工事共同企業体 B街区:岩田地崎建設・丸彦渡辺建設・田中組・札建工業建設工事共同企業体 特定業務代行者:セントラルシーリングシステム・岩田地崎建設・丸彦渡辺建設・田中組・札建工業・山下設計 共同企業体 |
最寄駅 |
JR函館本線「苗穂」駅 |
備考 |
▼プレミストタワーズ札幌苗穂 専有面積:49.29㎡~112.01㎡ 間取り:1LDK~4LDK 共用施設:エントランスホール、ゲストルーム、フィットネス ルーム、ヒーリングルーム、スカイラウンジ
▼イニシアグラン札幌苗穂 専有面積:44.38㎡~70.02㎡ 間取り:1LDK~2LDK 共用施設:エントランスホール、湯上がりラウンジ、大浴場、多目的ルーム、ミュージックスタジオ、小浴場、プレイルーム、ミーティングルーム、カフェダイニング 等 |
位置図
標識
区域図
出典:札幌市
配置図
出典:札幌市
模型写真
現地にて撮影
イメージパース
出典:大和ハウス工業株式会社
▼街区全体
出典:札幌市
▼当初計画
出典:札幌市
写真
B街区「苗穂ヒラクス WEST/プレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲート」
南西側から見たプレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートの様子です。
南西側から見たプレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートの低層部分の様子です。
低層部分には、1階に店舗がテナントとして入っており、3階には医療施設が入っています。
南東側から見たプレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートの様子です。
苗穂駅南口駅前広場から見たプレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートの低層部分の様子です。
苗穂ヒラクス WEST/プレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートの低層部分店舗スペースの様子です。
北東側から見たプレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートの様子です。敷地北側には、タワーパーキングがあります。
北東側から見たプレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートの様子です。
プレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートは、JR「苗穂」駅と空中歩廊を介して直結しています。
北西側から見たプレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートの様子です。
プレミストタワーズ札幌苗穂ブライトゲートの高層部分の様子です。バルコニーは、乳白色のガラス手摺が採用されており、外壁はコントラストのある橙色となっています。
エントランス・車寄せです。
出典:プレミストタワーズ札幌苗穂 公式サイト
「エントランスホール」のイメージパースです。
出典:プレミストタワーズ札幌苗穂 公式サイト
「スカイラウンジ」のイメージパースです。
再開発区域内に整備された歩道状空地です。並木には、イチョウが植えられており、北3条通のイチョウ並木との連続性がある景観が創出されました。
南側、少し離れた場所から見た苗穂ヒラクス/プレミストタワーズ札幌苗穂の様子です。苗穂駅前に札幌市中央区初の駅直結タワマン、札幌市中央区最大規模のツインタワーマンションが建設されました。
南側から見上げた苗穂ヒラクス/プレミストタワーズ札幌苗穂の様子です。
B街区 シニア向け住宅「イニシアグラン札幌苗穂」
苗穂ヒクラス B街区の西側には、地上13階、高さ41.57m、総戸数77戸のシニア向け住宅「イニシアグラン札幌苗穂」が建っています。
C街区(既存機能更新地区)「真照寺」
C街区には、地上4階、延床面積1,988㎡の寺院「真照寺」が建っています。
D街区(既存機能更新地区)「オフィス棟」
D街区には、地上4階、延床面積1,771㎡のオフィスビル「オフィス棟」が建っています。
最終更新日:2024年12月4日