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ドバイにチェルシーFCによる世界初のサッカーブランド付き超高層レジデンス「チェルシー・レジデンス」建設へ!!屋上サッカー場やウェルネスセンターを併設!!
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あつたnagAyaやμ PLAT神宮前も開業した熱田神宮周辺で新たなまちづくり!!「熱田神宮周辺エリアプラットフォーム」も発足へ!!
ガラス海綿を彷彿させる独特なデザインが特徴的なバンクーバー市最高層の超高層複合開発プロジェクト「501・595ウェストジョージアストリート」「388アボットストリート」!!
茨城県つくば市「圏央道つくば西スマートIC周辺」で新たな産業用地整備事業!!
ドローンや空飛ぶクルマなどを活用した「名駅“スーパーモビリティハブ”構想」の実現に向けた提言書を名古屋商工会議所から愛知県知事へ手交!!近未来の交通システムを構築へ!!
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2026年アジア競技大会やアジアパラ競技大会のメイン会場となる「パロマ瑞穂スポーツパーク(瑞穂公園陸上競技場)」再整備事業!!
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東京都庁第一本庁舎

東京都庁第一本庁舎は、東京都新宿区西新宿2丁目に建つ地上48階、地下3階、高さ243.00mの超高層ビルです。立地は、西新宿の新宿副都心の「新宿区立新宿中央公園」東側、新宿副都心1、4、5号地に位置しています。都庁の新宿副都心移転前は、1943年に東京市と東京府が廃止、東京都設置時に千代田区丸の内で東京府庁舎として利用されていた1894年竣工の庁舎、その後、1957年2月に竣工した地上8階、地下2階の第一庁舎、1975年3月に竣工した地上17階、地下3階、高さ67.25mの第三庁舎など複数の庁舎がありました。それらの旧庁舎の老朽化、狭隘化、分散化などの課題から、新宿副都心への集約・移転が行われています。

竣工時は当時、高さ日本一であった「サンシャイン60」を抜き、日本一高い超高層ビルとして建設され、建設費は3棟合計で1,569億円とされています。また、庁舎としての機能のほか、第一本庁舎45階には「南展望室」と「北展望室」の2つの展望室が設置されており、新宿副都心や東京都心を一望できます。

外観意匠面では、丹下健三の代表作の一つでポストモダンに属し、第一本庁舎はノートルダム大聖堂の形態を引用、コンピューターチップをイメージしたデザインとなっており、構造面では、6.4mx6.4mのスーパー柱と10層毎に1階分の高さの梁が構成する巨大なスーパーストラクチャー方式(メガストラクチャー方式)を採用することで19.2mスパンの無柱空間が確保されています。

建築主は東京都、設計は丹下健三(株式会社丹下都市建築設計)、構造設計は武藤清、施工は大成建設株式会社、清水建設株式会社、株式会社竹中工務店、前田建設工業株式会社、日産建設株式会社、松井建設株式会社、大木建設株式会社、小田急建設株式会社、勝村建設株式会社、東海建設株式会社、東京都建設業協同組合、都中建協同組合共同企業体です。着工は1988年3月、竣工は1991年2月となっています。


概要

名称 東京都庁
計画名 東京都新庁舎
1号地:第一本庁舎
4号地:第二本庁舎
5号地:都議会議事堂
所在地 第一本庁舎:東京都新宿区西新宿2丁目8番1号
第二本庁舎:東京都新宿区西新宿2丁目9番
都議会議事堂:東京都新宿区西新宿2丁目5番
用途 庁舎
階数 第一本庁舎:地上48階、地下3階
第二本庁舎:地上34階、地下3階
都議会議事堂:地上7階、地下1階、塔屋1階
高さ 第一本庁舎:243.00m (軒高:241.87m)
第二本庁舎:163.30m (軒高:162.34m)
都議会議事堂:41.00m (軒高:40.5m)
構造 第一本庁舎:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
(スーパーストラクチャー方式)
第二本庁舎:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
(スーパーストラクチャー方式)
都議会議事堂:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
基礎工法 直接基礎
敷地面積 42,941.10㎡※丹下都市建築設計公式サイト
第一本庁舎:14,349.80㎡
第二本庁舎:14,030.29㎡
都議会議事堂:14,561㎡
建築面積 27,487.30㎡※丹下都市建築設計公式サイト
第一本庁舎:11,041.97㎡
第二本庁舎:9,785.56㎡
都議会議事堂:6,660㎡
延床面積 380,504.00㎡※丹下都市建築設計公式サイト
第一本庁舎:196,755.04㎡
第二本庁舎:139,949.78㎡
都議会議事堂:44,986.70㎡
着工 第一本庁舎:1988年3月
第二本庁舎:1988年4月
都議会議事堂:1988年9月
竣工 第一本庁舎:1991年2月
第二本庁舎:1990年12月
都議会議事堂:1990年12月
建築主 東京都
設計 丹下健三(株式会社丹下都市建築設計)
構造設計:武藤清
施工 第一本庁舎:大成建設株式会社、清水建設株式会社、株式会社竹中工務店、前田建設工業株式会社、日産建設株式会社、松井建設株式会社、大木建設株式会社、小田急建設株式会社、勝村建設株式会社、東海建設株式会社、東京都建設業協同組合、都中建協同組合共同企業体
第二本庁舎:鹿島建設株式会社、株式会社大林組、西松建設株式会社、住友建設株式会社、株式会社巴組鐵工所、石原建設株式会社、白石建設株式会社、新建設工業株式会社、京王建設株式会社、工新建設株式会社
都議会議事堂:株式会社熊谷組、戸田建設株式会社、東急建設株式会社、株式会社錢高組、株式会社藤木工務店、日東建設株式会社、四谷建工株式会社、大和建設株式会社
最寄駅 JR、小田急電鉄、京王電鉄、東京メトロ、都営「新宿」駅、都営大江戸線「都庁前」駅、東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅、都営大江戸線「新宿西口」駅、西武新宿線「西武新宿」駅
備考
 
 
 

位置図

区域図

出典:東京都

配置図

出典:東京都

断面図

出典:東京都

写真

東京都庁第一本庁舎

南西側から見た東京都庁第一本庁舎の様子です。

 

 

南西側から見た東京都庁第一本庁舎の低層部分の様子です。

 

 

南東側から見た東京都庁第一本庁舎の様子です。

 

 

北東側から見た東京都庁第一本庁舎の様子です。

 

 

北東側から見上げた東京都庁第一本庁舎の様子です。

 

 

北西側から見た東京都庁第一本庁舎の様子です。

 

 

北西側から見た東京都庁第一本庁舎の高層部分の様子です。高層部分には東京都防災行政無線のパラボラアンテナ群が設置されています。

 

 

東京都庁第一本庁舎の車寄せの様子です。大きくキャンチした庇が特徴的な意匠となっています。

 

 

東京都庁第一本庁舎の銘石です。

 

 

東京都庁第一本庁舎のエントランスです。

 

 

東京都庁第一本庁舎のエントランスホールの様子です。

 

 

エントランスホールの吹き抜けに設置されているモニュメントです。

 

 

エレベーターホールです。

 

 

東京都庁の施設構成イメージです。

 

 

東京都庁第一本庁舎のフロア構成です。

 

 

東京都庁第一本庁舎の展望室の様子です。45階に北展望室と南展望室の2つの展望室があります。

 

 

東京都庁第一本庁舎の展望室から見た南西側の景色です。

 

 

東京都庁第一本庁舎の展望室から見た南東側の景色です。

 

 

東京都庁第一本庁舎の展望室から見た北東側の景色です。

 

 

東京都庁第一本庁舎の展望室から見た北西側の景色です。南展望室からは北側の高層部分も見えます。

 

 

東京都庁都議会議事堂

東側の5号地には地上7階、地下1階、高さ41.00mの「東京都庁都議会議事堂」が建っています。また、都議会議事堂西側には「都民広場」も整備されています。

 

 

北東側から見た東京都庁都議会議事堂の様子です。

 

 

東京都庁都議会議事堂と東京都庁第一本庁舎は渡り廊下で接続されています。

 

 

 

都民広場への出入口部分の渡り廊下は、柱が並ぶピロティ形式の構造となっています。

2023年7月17日撮影

最終更新日:2023年8月26日

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