都市開発ニュース
豊かな自然に囲まれた600~700戸規模の新たな街づくり「(仮称)みらい平東地区土地区画整理事業」!!戸建住宅中心の良好な住環境に!!
モニュメント・飛翔跡地を含む名古屋駅桜通口の広場を再整備する「名古屋駅東側駅前広場デザイン計画」!!人中心の交流拠点へ転換し“名古屋らしさ”を体現!!
新宿駅と西新宿の超高層ビル群を結ぶ都市軸を再編する「西新宿グランドモール(4号街路)デザインコンセプト」!!人中心のウォーカブルな都市空間に!!
1931年竣工の被爆建物として知られる歴史的建築物「広島大学旧理学部1号館」の保存・活用!!完成は2034年度へ延長、平和に関する知の拠点として再生へ!!
東武野田線野田市駅西側一帯で進む市街地再編「野田市駅西土地区画整理事業」!!都市機能と伝統の醤油産業が共存する新たな玄関口に!!
遂に始動!?秋田駅前一帯の「秋田駅前北第二地区第一種市街地再開発事業」!!緑屋ビル建替えで再始動!!
トフロム ヤエスの地下に誕生した「バスターミナル東京八重洲第2期エリア(地下A)」が開業!!将来は第3期含め20バースの国内最大級高速バスターミナルへ進化!!
ボーリング調査が着手された日本最大級の創薬研究拠点の増築計画「湘南ヘルスイノベーションパーク 新棟増築プロジェクト」!!村岡新駅(仮称)の駅前に一大研究拠点形成へ!!
大分県と愛媛県を結ぶ巨大構想「豊予海峡ルート」がついに始動か!?長大道路海底トンネルの検討結果を公表!!
広島三越・天満屋一帯を再開発して大規模複合施設を建設する「中区胡町5番地区再開発事業」!!事業協力者決定で実現へ一歩前進!!
名鉄名古屋本線東岡崎駅に建設される駅ビル複合施設「東岡崎駅北口地区第一種市街地再開発事業」!!特定業務代行者の募集へ!!
2026年8月開園が公表された博多駅前の新たなにぎわい拠点「明治公園整備・管理運営事業」!!福岡市管理公園としてはPark-PFI制度初活用!!
愛知県岡崎市で進む公民連携プロジェクト「ホテル等民間収益施設誘致事業」!!乙川沿い・太陽の城跡地周辺にホテルを核とした複合施設を誘致へ!!
竣工した次世代研究開発拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」!!有明に誕生した新ランドマーク!!
アニメクレヨンしんちゃん「サトーココノカドー」のモデル・旧イトーヨーカドー春日部店跡地で進む「(仮称)春日部市中央1丁目計画」!!A・B両敷地に地上15階・総戸数約460戸の大規模マンション誕生へ!!
豊田市駅周辺整備と連動した高架下リニューアルが本格化、にぎわい創出の新拠点誕生へ「μPLAT(ミュープラット)豊田市」!!2026年夏開業!!
茨城県と東京都市圏の結びつきを強化する「都市軸道路利根川橋梁(仮称)」!!2042年度までに利根川に都市軸道路の橋梁を整備へ!!
青森・ねぶた祭を望む新たな住商複合施設「(仮称)本町一丁目2番地区市街地再開発事業」!!2028年着工、2030年竣工を目指して計画が進む!!
四国の玄関口を再編する大規模都市開発「松山駅周辺まちづくりプラン」!!バスタプロジェクトやアリーナ構想、駅前タワマン計画が進む!!
JR東海道線に100年ぶりの新駅「村岡新駅(仮称)」!!2032年頃開業を目指して工事が本格化!!周辺では新たなまちづくりも!!

「成田スカイアクセス線」鎌ヶ谷駅~印旛日本医大駅間を複々線化する構想が浮上!!旧成田新幹線計画跡地を活用し、都心~成田空港間の速達性と沿線利便性を大幅強化か!?

京成電鉄は、成田空港の機能強化や訪日外国人の増加による将来的な輸送需要拡大に対応するため、成田スカイアクセス線のうち新鎌ヶ谷駅~印旛日本医大駅間(約20km)を複々線化する計画の検討に着手しました。新線は既存線の外側に増設し、「スカイライナー」や2028年度運行開始予定の新型有料特急専用線として整備する構想です。

これにより線路容量を拡大し、空港アクセスの速達性向上と沿線地域の輸送力増強を図ります。なお、複々線用地には旧「成田新幹線計画」の跡地を活用した大規模メガソーラーも存在しており、今後の整備にあたって撤去されるものと思われます。国や千葉県、成田国際空港株式会社など関係機関との協議を進めながら、事業化の可能性を探っていく方針です。

成田スカイアクセス線 複々線化の概要

1.計画の背景と目的
京成電鉄による将来的な輸送需要拡大への対応と成田空港機能強化を見据えた抜本的輸送力増強の検討着手。
訪日外国人増加と空港発着容量拡大を背景とする空港アクセス機能高度化の必要性。

2.複々線化の計画区間
成田スカイアクセス線新鎌ヶ谷駅~印旛日本医大駅間約20kmを対象とする複々線化構想。
既存線外側への有料特急専用線増設による機能分離型インフラ整備計画。

3.速達性向上と新型特急構想
「スカイライナー」および2028年度運行開始予定新型有料特急の専用高速走行環境整備。
都心~空港間所要時間短縮と国際競争力強化を見据えた高速アクセス実現構想。

4.線路容量拡大による輸送力強化
有料特急と一般列車の分離運行によるダイヤ安定化と線路容量大幅拡大。
空港アクセス強化と沿線地域輸送力増強を両立するネットワーク高度化。

5.旧成田新幹線跡地の活用課題
未成に終わった成田新幹線計画跡地の活用を前提とする用地確保構想。
跡地に整備されたSGET千葉ニュータウンメガソーラー発電所との調整を伴う土地利用再編課題。

6.事業スキームと関係機関協議
上下分離方式を前提とした既存事業構造との整合性確保の重要論点。
国・千葉県・成田国際空港株式会社等との費用分担および事業化可能性協議の推進方針。

7.将来展望と地域波及効果
首都圏と空港を結ぶ高速交通ネットワーク質的向上による都市競争力強化。
沿線地域利便性向上と都市価値上昇をもたらす広域交通基盤再構築構想。


*成田スカイアクセス線の複々線用地は成田新幹線構想により用地確保されてメガソーラーとして運用している区域が活用されるものと思われる

今回の検討着手の背景には、成田国際空港の機能強化があります。第3滑走路の新設などが計画され、空港の発着容量は今後大幅に拡大する見通しです。これに伴い、空港アクセス輸送も中長期的に需要増が見込まれています。

成田スカイアクセス線は、都心と空港を最短ルートで結ぶ高速鉄道として2010年に開業し、空港アクセスの主軸を担ってきました。しかし、訪日外国人の回復・増加により、スカイライナーやアクセス特急の混雑が顕在化しています。こうした状況を踏まえ、抜本的な輸送力増強策として複々線化の検討が始まりました。

出典:京成電鉄株式会社

計画区間は新鎌ヶ谷駅から印旛日本医大駅までの約20kmです。この区間は現在、北総線と線路を共用する形で運行されていますが、ここに有料特急専用の新線を増設することで、既存線との機能分離を図ります。

複々線化が実現すれば、スカイライナーや新型有料特急は専用線を高速で走行できるようになり、一般列車は現行線を活用して安定したダイヤ設定が可能となります。線路容量が大きく拡大することで、空港アクセスと沿線輸送の双方を強化できる構想です。

*複々線化の起点となる新鎌ヶ谷駅の様子
*複々線区間となる沿線は農地や山林などの田園地帯や住宅地などが広がる

整備効果として、まず挙げられるのが速達性の向上です。スカイライナーは日暮里駅~空港第2ビル駅間の最速36分から、30分台前半への短縮が見込まれています。さらに、2028年度に運行開始予定の新型有料特急では、押上駅~空港第2ビル駅間を20分台後半で結ぶ計画です。

これにより、都心と空港の時間的距離がさらに縮まり、国際競争力の強化にも寄与することが期待されます。また、有料特急の増発だけでなく、アクセス特急や普通列車の本数増加も可能となり、北総線沿線住民の利便性向上にもつながります。

*複々線用地と思しき区域にはメガソーラーが広がる

複々線用地として想定されているのが、かつて計画された「成田新幹線」の未成用地です。この跡地には現在、「SGET千葉ニュータウンメガソーラー発電所」が整備されています。

この発電所は約10kmにわたり太陽光パネルが設置された日本最長級のメガソーラーで、旧新幹線用地を有効活用した再生可能エネルギー事業として注目を集めてきました。しかし、今回の複々線化計画が具体化すれば、線路増設のためにパネルの撤去や移設が必要になる可能性があります。

*複々線化区間には千葉ニュータウン中央駅も含まれる

成田スカイアクセス線は、京成電鉄が第二種鉄道事業者として運行し、北総鉄道や成田高速鉄道アクセスなどが施設を保有する上下分離方式を採用しています。複々線化にあたっても、既存の事業スキームとの整合性をどう図るかが重要な論点となります。

新線整備は大規模投資を伴い、費用回収には長期間を要する見込みです。そのため、国、千葉県、成田国際空港株式会社などとの費用分担や整備手法の協議が不可欠です。公共性の高いプロジェクトとして、広域的な連携体制の構築が求められます。

*成田スカイアクセス線と複々線用地と思われる区域のメガソーラー、スカイライナーの様子

今回の複々線化構想は、単なるダイヤ改善にとどまらず、首都圏と成田空港を結ぶ高速交通ネットワークの質的向上を意味します。空港アクセスの高速化・高頻度化は、観光立国政策や国際ビジネスの活性化にも直結します。

また、新鎌ヶ谷駅や千葉ニュータウン中央駅周辺など沿線地域にとっても、交通利便性の向上は都市利便性や資産価値の向上につながります。かつて実現しなかった成田新幹線構想の用地が、時を経て再び高速鉄道整備に活用される可能性が出てきたことは、地域にとっても歴史的な転換点となるかもしれません。今後の具体的な事業化の進展が注目されます。

出典・引用元:京成電鉄株式会社 成田空港アクセスの更なる強化に取り組みます

最終更新日:2026年2月14日

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