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岡山市新庁舎

岡山市新庁舎は、岡山県岡山市北区大供1丁目で建設中の地上17階、地下2階、高さ77.40mの超高層ビルです。立地は、現在の岡山市役所南側、西側を県道173号、北側を県道21号に面した「大供公園」跡地に位置しています。

既存の岡山市本庁舎は1968年に竣工し、老朽化や耐震性能の不足、窓口の分散といった課題を抱えています。これらの問題を解消するため、現庁舎南側に新庁舎を建設し、2026年度中の供用開始を目指して整備が進められています。新庁舎は「人」が集い、「まち」と繋がり、「歴史」を重ねる「丘のような庁舎」をコンセプトとしており、岡山城の一二三の段を模した立体広場や、天守閣の重なりを意匠に取り入れるなど、歴史と調和したデザインが特徴です。

施設構成は、地下2階~地上1階に駐車場、地上1階~2階にエントランスホール、1階にロータリー・金融機関・コンビニ、2階に市民窓口・待合ひろば、3階に市民窓口・北区防災対策本部室、4階に委員会室・議員控室・中庭・議場、5階に電気室・機械室、6階に災害対策関係諸室、7階に市長関係諸室、8階~14階に執務室、15階に執務室・展望ギャラリー、16階に電気室・屋外機置場、屋上にヘリポートとなります。

環境性能面では、岡山市の公共施設で初めての「ZEB Ready」認証を取得、構造面では免震構造と制振構造をハイブリッドとした中間層免震構造となっています。新庁舎の供用開始後、現本庁舎跡地には大供公園や庁舎前広場といった周辺施設の整備が行われます。これらの施設は、多目的スペースとしてイベントなどに活用できるよう整備され、市民が集い憩う場としての機能が設けられます。

建築主は岡山市、設計は山下設計・丸川建築設計共同企業体、施工は大成建設・ライフデザイン・カバヤ・重藤組 特定建設工事共同企業体です。着工は2023年1月、竣工は2026年5月29日となっています。

出典・引用元

岡山市 新庁舎整備事業

過去の建設状況

→過去の建設状況


出典:岡山市

概要

名称 岡山市新庁舎
計画名 岡山市新庁舎整備事業庁舎建築工事
所在地 岡山県岡山市北区大供1丁目1番1号ほか
用途 庁舎
階数 地上17階(中2階を含む)、地下2階、塔屋2階
高さ 77.40m(最高高さ:約87m)
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
免震構造(中間層免震)+制振構造(制振ブレース、間柱)
基礎工法 杭基礎
敷地面積 13,960.51㎡
岡山市:約13,960㎡
建築面積 5,388.76㎡
岡山市:約5,389㎡
延床面積 56,408.16㎡
岡山市:約56,318㎡
着工 2023年1月
竣工 2026年5月29日
建築主 岡山市
設計 山下設計・丸川建築設計共同企業体
施工 大成建設・ライフデザイン・カバヤ・重藤組 特定建設工事共同企業体
最寄駅 JR山陽新幹線、山陽本線、赤穂線、瀬戸大橋線、宇野みなと線、津山線、吉備線「岡山」駅、岡山電気軌道東山本線「岡山駅前」電停
備考 ▼施設構成
地下2階~地上1階:駐車場
地上1階~2階:エントランスホール
1階:ロータリー、金融機関・コンビニ
2階:市民窓口、待合ひろば
3階:市民窓口、北区防災対策本部室
4階:委員会室、議員控室、中庭、議場
5階:電気室、機械室
6階:災害対策関係諸室
7階:市長関係諸室
8階~14階:執務室
15階:執務室、展望ギャラリー
16階:電気室、屋外機置場
屋上:ヘリポート
 

位置図

標識

配置図

出典:岡山市

断面図

出典:岡山市

イメージパース

出典:岡山市

施設構成・イメージ

出典:岡山市

岡山市は、老朽化・分散化した現庁舎の機能を統合し、防災機能や市民サービスの向上を図るため、新庁舎の建設を進めています。現庁舎は築50年以上を経て老朽化が進み、耐震性にも課題があるほか、業務の分散により効率や利便性が低下していました。また、内水氾濫による浸水リスクもあるため、災害時の業務継続が困難な状況です。こうした背景から、新庁舎は令和8年度の完成を目指し、「安全・安心」「機能性」「環境配慮」などをキーワードに整備が進められています。

 

出典:岡山市
出典:岡山市

新庁舎は、大規模災害にも対応可能な防災機能を備えた「防災拠点」としての役割を担います。中間層免震構造を採用し、地震時の揺れを大幅に抑制。災害対策本部と市長室を近接配置することで指揮命令系統を強化しています。また、主要な設備機器は5階に配置し、浸水への備えも万全です。非常用電源は3日分の燃料を確保し、ライフライン遮断にも対応できる体制が整っています。

 

出典:岡山市
出典:岡山市

新庁舎は、行政機能だけでなく、市民が集い憩う「まちの拠点」としての機能も果たします。屋上テラスや展望ギャラリー、市民ホールを中心に、屋外の「大屋根ひろば」と一体的に活用できる空間を整備。2期工事では、広場に面したカフェやレストランも整備予定で、にぎわいと交流を生み出します。

 

出典:岡山市

新庁舎は、省エネ性能に優れた「ZEB Ready(ゼブ・レディ)」の認証を受けており、延床面積5万㎡を超える庁舎では西日本初の取得例となります。Low-E複層ガラスや深い庇により外部熱を遮断し、天井放射空調や太陽光発電、自然換気システムの導入により、CO2排出量を大幅に削減。来訪者や職員の環境意識向上も図られています。

 

出典:岡山市

業務スペースは、将来のレイアウト変更にも対応できる柔軟な設計が施されています。執務室にはスケルトン天井や放射空調を採用し、開放感と機能性を両立。窓口にはICTを活用したスマート化も導入され、市民の利便性と職員の働きやすさを両立させています。

 

出典:岡山市
出典:岡山市

アクセス性にも配慮され、大供交差点からは立体広場を経由して2階の市民窓口に直接アクセス可能。地下駐車場やロータリーも整備され、さまざまな来庁手段に対応しています。施設構成では、1階のエントランスや2階の待合広場と、屋外空間が一体となり、開放感と利便性を兼ね備えた設計です。

 

出典:岡山市

外観デザインにも地域性と環境配慮が反映されています。1~6階には植栽を施した庇が重層的に設けられ、緑豊かな外観が街並みに自然と溶け込みます。岡山城を彷彿とさせる庇の重なりや、大屋根ひろばとの一体感が、都市景観の向上にも寄与しています。

 

出典:岡山市
出典:岡山市

岡山市新庁舎は、市民との共創によるまちづくりの中心として、防災・環境・交流の各側面から次世代の自治体モデルを体現する施設です。安全性と利便性を高めるとともに、持続可能な社会に貢献する先進的な庁舎として、今後の完成が期待されます。

 

2025年7月建設状況

北東側から見た建設中の岡山市新庁舎の様子です。撮影時は、既に上棟して足場やシートが外された状態となっていました。

 

 

北東側から見た建設中の岡山市新庁舎の高層部分の様子です。

 

 

北東側から見た建設中の岡山市新庁舎の低層基壇部の様子です。

 

 

南東側から見た建設中の岡山市新庁舎の様子です。

 

 

南西側から見た建設中の岡山市新庁舎の様子です。

 

 

仮囲いには、イベント「岡山芸術交流2025」のかわいらしいイラストが描かれていました。

 

 

北西側から見た建設中の岡山市新庁舎の様子です。

 

 

北西側から見た建設中の岡山市新庁舎と手前側の現庁舎の様子です。

 

 

新庁舎の供用開始後、現本庁舎跡地には大供公園や庁舎前広場といった周辺施設の整備が行われます。

 

 

上棟し、外装材もほぼ取り付けが完了しているため、タワークレーンの解体・撤去が進められていました。

 

 

北東側から見た建設中の岡山市新庁舎の様子です。

最終更新日:2025年7月10日

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