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栄トリッドスクエア

栄トリッドスクエアは、愛知県名古屋市中区新栄町二丁目に建つ地上19階、地下1階、高さ97.37mの超高層ビルです。立地は名古屋市の中心地・栄の一角にあり、愛知芸術文化センターやオアシス 21の南側一帯に建っていた地上5階、地下1階、1973年12月竣工の「ノリタケ栄ビル」、地上11階、1988年竣工の「鹿島中部支店ビル(名古屋第二栄ビル)」、地上9階、地下2階、1972年7月竣工の「栄第一生命ビルディング」跡地に位置しています。3社の土地を一体的に開発する建築計画とし施設を共同使用することで、名古屋市総合設計制度における「敷地共同化」の特例が認められました。

施設構成は、地下1階に駐車場、1階にエントランスロビーおよび商業施設、2階にワーカーズラウンジとテラス付プレミアムオフィス、3階~19階にオフィスとなります。オフィススペックは、基準階貸室面積1,475.87㎡ (446.45坪)、天井高2,800mm、床荷重500kg/㎡ (ヘビーデューティーゾーン1000kg/㎡)、OAフロア100mmとなっています。また、共用部には2階にワーカーズラウンジが設けられています。

建築主は第一生命保険株式会社、鹿島建設株式会社、株式会社ノリタケカンパニーリミテド、設計は鹿島建設株式会社、施工は鹿島建設株式会社です。既存建築物の解体着手が2022年4月1日、着工は2023年6月15日、竣工は2026年3月となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 栄トリッドスクエア
計画名 (仮称)S2計画
所在地 愛知県名古屋市中区新栄町二丁目1番、2番、13番、14番及び15番
用途 事務所、店舗、自動車車庫
階数 地上19階、地下1階、塔屋3階
高さ 97.37m
標識:99.90m
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
制振構造 (オイルダンパー「HiDAX-e」、環境配慮型オイルダンパー「HiDAX-Re」)
基礎工法 場所打ちコンクリート拡底杭
敷地面積 3,418.76㎡
建築面積 2,265.60㎡
延床面積 40,140.61㎡
標識:40,173.01㎡
着工 2023年6月15日
解体着手:2022年4月1日
竣工 2026年3月
建築主 第一生命保険株式会社、鹿島建設株式会社、株式会社ノリタケカンパニーリミテド
設計 鹿島建設株式会社
施工 鹿島建設株式会社
最寄駅 名古屋市営地下鉄東山線、名城線「栄」駅、名鉄瀬戸線「栄町」駅
備考 ▼施設構成
地下1階:駐車場
1階:エントランスロビー、商業施設
2階:ワーカーズラウンジ、テラス付プレミアムオフィス
3階~19階:オフィス
 
 
 

位置図

標識

断面図

出典∶第一生命保険株式会社/鹿島建設株式会社/株式会社ノリタケカンパニーリミテド

イメージパース

出典∶第一生命保険株式会社/鹿島建設株式会社/株式会社ノリタケカンパニーリミテド

南西側から見た栄トリッドスクエアの様子です。

 

 

南西側から見た栄トリッドスクエアの高層部分の様子です。

 

 

栄トリッドスクエアは、高い事業継続性を確保するためのBCP対策を充実させています。電力供給は2系統から受電可能な多回線引込方式を採用し、停電リスクの低減を図っています。さらに、万が一両系統が停止した場合にも対応できるよう、共用部へ72時間電力を供給可能な非常用発電設備を設置しています。

構造面では、鹿島建設独自の制震オイルダンパー「HiDAX-e」に加え、世界最高レベルの制震効率を実現する新開発の環境配慮型オイルダンパー「HiDAX-Re」が初採用されました。これにより、地震時の揺れを大幅に低減し、安全性と快適性を高い水準で両立しています。また、各フロアには防災備蓄倉庫も設置されており、災害発生時の対応力向上にも配慮されています。

 

南西側から見た栄トリッドスクエアの低層部分の様子です。

 

 

栄トリッドスクエアでは、入居企業の多様な働き方を支援するため、2階に入居者専用のワーカーズラウンジを整備しています。ラウンジは打ち合わせやリモートワーク、個人作業など幅広い用途に対応し、オフィスフロアと連携した快適なワークプレイスを実現しています。

また、1階にはコンビニエンスストアや飲食店舗が出店し、オフィスワーカーの日常的な利便性を高めています。さらに、建物周辺には植栽やベンチを配置した公開空地を整備し、働く人々の憩いの場としてだけでなく、地域住民や来街者も利用できる快適な都市空間を創出しています。

 

南側の公開空地の広場です。

 

 

1階にはコンビニエンスストアや飲食店舗などの商業施設テナント区画が入っています。

 

 

商業施設テナント一覧です。

 

 

栄トリッドスクエアは環境配慮型オフィスとして高い評価を受けており、年間一次エネルギー消費量を50%以上削減する「ZEB Ready」、最高ランクとなる「CASBEE-建築(新築)Sランク」、さらに「BELS ☆☆☆☆☆」などの環境認証を取得しています。また、公開空地の整備を通じて周辺地域の活性化にも貢献しています。

広小路通・錦通・武平通の3方向に面した公開空地では、南側に憩いの広場、北側に人の流れを呼び込む交流空間、西側に歩道拡幅による快適な歩行空間を整備しました。これにより、栄エリアの商業・文化機能を結び付けるウォーカブルな都市環境を形成し、地域の回遊性向上と賑わい創出に寄与しています。

 

南東側から見上げた栄トリッドスクエアの様子です。

 

 

南東側側から見た栄トリッドスクエアの様子です。

 

 

オフィスエントランスです。

 

 

栄トリッドスクエアの館銘板です。

 

 

栄トリッドスクエアは共同事業者であるノリタケの歴史やブランドイメージを反映したデザインが特徴です。外観にはボーンチャイナをイメージした温かみのある色彩や柔らかな曲線を採用し、内装にも陶磁器をモチーフとした意匠を取り入れています。

外壁の一部には、ノリタケの製造工程で発生した規格外陶磁器を粉砕・再利用したテラゾ素材を使用し、環境配慮とデザイン性を両立しているとのことです。また、エントランスロビーには「オールドノリタケ」をはじめとする陶磁器を展示し、来訪者を迎える格調高い空間を演出しています。さらに、各階エレベーターホールにはノリタケの食器デザインをモチーフとしたフロアサインが設置され、フロアごとに異なる表情を楽しめる工夫が施されています。

 

西側公開空地の歩道状空地の様子です。

 

 

北東側から見た栄トリッドスクエアの様子です。

 

 

北側に位置する駐車場出入口です。

 

 

北東側から見上げた栄トリッドスクエアの様子です。

 

 

北東側から見た栄トリッドスクエアの様子です。

 

 

北側公開空地の歩道状空地の様子です。ベンチと植栽が整備されています。

 

 

中日ビルの屋上広場から見た栄トリッドスクエアの様子です。

 

 

オアシス21のある栄公園から見た栄トリッドスクエアと中日ビルの様子です。

 

 

愛知芸術文化センターから見た栄トリッドスクエアと中日ビルの様子です。

最終更新日:2026年5月23日

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