東京都港区高輪二丁目に位置する旧「野村證券高輪研修センター」跡地で、野村不動産株式会社による大規模マンション開発「(仮称)高輪二丁目計画」が始動します。計画地は、高輪ゲートウェイ駅および泉岳寺駅の南西側、由緒ある高級住宅地・高輪の高台に位置し、南側には歴史ある桂坂が接しています。敷地面積は約1.5ヘクタール、延床面積は約6万平方メートル、最高高さは約44メートルで、共同住宅と提供公園を整備する計画とされています。
既存建築物の解体工事は2025年10月に着手しており、本体工事は2028年度に始まり、2035年度の竣工が予定されています。高輪ゲートウェイ周辺の国際拠点化と、高輪地区の静穏で緑豊かな住環境の継承を両立させる、都心屈指の大規模高級マンションプロジェクトとして大きな注目を集めています。
(仮称)高輪二丁目計画の概要
1.(仮称)高輪二丁目計画の概要
東京都港区高輪二丁目12番21号、旧野村證券高輪研修センター跡地で進む大規模住宅開発。
敷地面積約1.5ha、延床面積約6万㎡、最高高さ約44mの共同住宅と提供公園の整備計画。
2.高輪ゲートウェイ駅に近接する立地
高輪ゲートウェイ駅と泉岳寺駅の南西側、品川駅も徒歩圏に入る交通利便性の高い高台立地。
国際拠点化が進む高輪ゲートウェイ周辺エリアにおける希少な大規模住宅用地。
3.旧野村證券高輪研修センターの解体工事
研修棟、宿泊棟A・B、社宅棟の計4棟と付属設備・外構を対象とする解体工事。
2025年10月着手、2028年11月完了予定の長期にわたる既存建築物撤去計画。
4.高輪の歴史と景観に配慮した開発
江戸期の武家屋敷や明治期の華族邸宅に由来する由緒ある高級住宅地。
緑と起伏を活かした落ち着きある住環境との調和を重視する計画方針。
5.提供公園と豊かな緑の創出
共同住宅と一体で地域に開放される提供公園の整備計画。
既存の緑や周辺景観と連続する潤いあるランドスケープの形成。
6.2035年度竣工予定の長期プロジェクト
2028年度着工、2035年度竣工を予定する約10年規模の大規模開発事業。
野村不動産による高輪エリアを代表するフラッグシップマンション計画。
7.南東側で進む(仮称)Konomi Gojyugobankan高輪3丁目計画
高輪三丁目で計画される地上5階・地下2階、高さ18.43mの共同住宅6戸。
高輪二丁目計画とともに周辺の住宅地価値向上を担う中低層高級レジデンス計画。

「(仮称)高輪二丁目計画」は、東京都港区高輪二丁目12番21号において計画されている共同住宅と提供公園の開発計画です。敷地面積は約14,300平方メートルに及び、延床面積は約60,000平方メートルが想定されています。最高高さは約44メートルで、都心の一等地にふさわしいゆとりある住宅計画となる見込みです。住宅用駐車場と駐輪場はいずれも約230台分を整備する予定で、居住者の利便性にも十分配慮されています。事業主は野村不動産株式会社、設計は株式会社イム都市設計が担当します。

計画地は高輪ゲートウェイ駅と泉岳寺駅の双方から徒歩圏に位置し、品川駅にも近い優れた立地です。周辺では東日本旅客鉄道による「TAKANAWA GATEWAY CITY」の開発が進み、国際的なビジネス・交流拠点として急速に発展しています。その一方で、本計画地周辺は古くからの邸宅街として静かな住環境が守られてきました。交通利便性と落ち着きある住宅地の雰囲気を兼ね備え、しかも約1.5ヘクタールというまとまった敷地を確保できる場所は極めて希少であり、本計画の価値を一層高めています。


計画地には、かつて野村證券の社員研修施設として利用されていた「野村證券高輪研修センター」が建っていました。現地掲示によると、解体対象となるのは研修棟(地上4階・地下1階)、宿泊棟A(地上9階・地下1階)、宿泊棟B(地上3階・地下1階)、社宅棟(地上3階)の4棟で、これに加えて設備機器や外構も撤去されます。
解体工事は「旧野村證券高輪研修センター解体工事」として実施され、工期は2025年10月1日から2028年11月30日までです。地上部分の施工を三井住友建設株式会社が担当し、地下部分の施工予定者には株式会社竹中工務店が選定されています。大規模な解体を経て、敷地は新たな住宅開発の舞台へと生まれ変わります。

高輪地区は、江戸時代には大名や旗本の屋敷が立地し、明治時代には華族の邸宅が並んだ由緒ある住宅地です。起伏に富んだ地形と豊かな緑を活かしながら、時代ごとに質の高い住環境が育まれてきました。港区の「港区まちづくりマスタープラン」でも、高輪地区は「緑をいかした落ち着きある住宅地の保全」を図る地域と位置づけられています。本計画では、この歴史的背景を踏まえ、周辺の景観や住環境との調和を重視した上質な住宅づくりが目指されています。

計画地の南側には、高輪二丁目と三丁目の境界をなす桂坂が通っています。桂坂は、古くから高輪の高台と低地を結ぶ坂道として親しまれ、周辺には高輪警察署や高野山東京別院などが立地しています。蔦葛が繁茂していたことに由来するとされるこの坂は、歴史と風格を感じさせる高輪の象徴的な景観の一つです。計画地には桂坂に面して、風情ある石垣の擁壁が設けられています。本計画では、こうした地形や街並みを活かしながら、提供公園や緑地を整備し、地域と調和した住環境の創出が図られます。

「(仮称)高輪二丁目計画」は、既存建物の解体から新築工事、外構整備に至るまで約10年を超える長期事業として進められます。2025年10月に解体工事が始まり、2028年度に新築工事へ移行し、2035年度の完成を予定しています。都心の一等地である高輪において、これほどの規模と期間を要する住宅開発は極めて稀であり、野村不動産にとっても代表的なフラッグシッププロジェクトの一つになるとみられます。完成後には、高輪ゲートウェイエリアの住宅供給を担う象徴的な存在となるでしょう。


「(仮称)高輪二丁目計画」の建設地南東側では、別の高級住宅プロジェクト「(仮称)Konomi Gojyugobankan高輪3丁目計画」が進められています。所在地は港区高輪三丁目357番22ほかで、敷地面積は708.79平方メートル、延床面積は2,532.37平方メートルです。建物は鉄筋コンクリート造で、地上5階・地下2階、高さ18.43メートルの共同住宅6戸で構成されます。建築主は株式会社白石地所で、設計は株式会社白石地所Konomi一級建築士事務所が担当します。2026年7月1日に着工し、2028年1月31日に完成する予定です。高輪二丁目・三丁目エリアでは大規模開発と中低層の高級住宅開発が並行して進み、地域全体の住宅地としての価値向上が一段と進んでいくことになりそうです。
最終更新日:2026年5月18日