ミッドライズタワー多治見/プラティ多治見/くれたけインプレミアム多治見駅前

ミッドライズタワー多治見は、岐阜県多治見市本町1丁目に建つ地上29階、地下1階、高さ96.49m、総戸数225戸の超高層タワーマンションです。立地は、JR中央本線、太多線「多治見」駅の南側一帯、東側を県道67号線(多治見停車場線)に面した場所に建っていたスーパーマーケット「パワーズ」を中心とした商業施設「プラザ・テラ」や「市営駅西駐車場」跡地に位置しています。

東濃随一のターミナル駅「多治見駅」周辺においては、コンパクトシティの形成や広域的役割を踏まえ、定住人口と交流人口の増加に向け、都市整備の取組みが進められており、機能面では、駅南北を一体に捉え、おもてなしや生活に必要な機能の連携・確保を図るとともに、多治見駅や各種機能へのアクセス改善を図る必要があるといった課題がありました。このため、土地利用のあり方については、高度利用への転換を推進するとともに、快適に過ごせる空間づくりや、安全・安心の確保に向けた取組みを推進する必要があることから、駅前・中心市街地拠点となる拠点施設を整備する再開発事業が進められました。

施設構成は「ミッドライズタワー多治見」の地下に免震ピット、地上1階に借用電気室、トランクルーム、1階~2階にエントランスホール、3階~29階に住戸、PH階に機械室、「プラティ多治見」の1階に商業施設、2階に商業施設、3階に商業施設、オフィス、「くれたけインプレミアム多治見駅前」の1階にロビー、2階~13階に客室、14階に浴室、「多治見駅南立体駐車場」の1階に駐車場、駐輪場、2階~R階に駐車場となります。

「ミッドライズタワー多治見」の専有面積は51.27㎡~100.34㎡、間取りは1LDK~4LDK、共用施設にはエントランス、オーナーズラウンジ、ゲストルーム、スカイテラス、トランクルームが入ります。エントランスは二層吹き抜けの空間となり、2階部分の窓面は美濃焼のタイル貼りの内観となっています。また、共用廊下は内廊下・カーペット敷きの空間が特徴です。

「くれたけインプレミアム多治見駅前」の客室構成は、スタンダードシングル(15㎡)、デラックスシングル(16㎡)、エコノミーツイン(15㎡)、デラックスツイン(22㎡)、和モダンツイン(22㎡)、ユニバーサルデザインルーム(22㎡)、ジュニアスイート(30㎡)、付帯施設には朝食レストラン、自動販売機、コインランドリー、サービスコーナー、コミックライブラリー、男女別パブリックバス、ラウンジが入っています。

「プラティ多治見」のフロアゾーニングは、1階に生活密着や利便性を求めた物販・サービス、2階に生活充実や健康増進、自分磨きを求めた物販・サービス、ランチやディナーなどのフードホール&カフェ、3階に生活充実や健康増進、自分磨きを求めた物販・サービス、オフィスとなっています。1階南側の区画は核テナント用の大型区画となっており、開業時はスーパーマーケット「Mikawaya多治見店」が入っていましたが、2024年5月28日に閉店、2025年1月にスーパーマーケット「カネスエ」が開業します。また、2階の687㎡の区画には、滑り台やハンモック、キューブ迷路などがある屋内遊戯施設「こどもっちパークたじみ」が2024年8月12日に開業しています。

建築主は多治見駅南地区市街地再開発組合、参加組合員は株式会社フージャースコーポレーション、旭化成不動産レジデンス株式会社、宿泊施設特定建築者は株式会社呉竹荘、設計は株式会社大建設計、施工は株式会社奥村組です。既存建築物解体着手は2019年10月1日、着工は住宅棟が2020年4月4日、商業・業務棟が2021年2月、宿泊施設棟が2021年5月14日、駐車場棟が2020年4月1日となっており、竣工は住宅棟が2022年11月30日、商業・業務棟が2022年12月、宿泊施設棟が2022年10月31日、駐車場棟が2022年11月30日となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 マンション名:ミッドライズタワー多治見
商業施設名:プラティ多治見
ホテル名:くれたけインプレミアム多治見駅前
計画名 多治見駅南地区第一種市街地再開発事業
所在地 岐阜県多治見市本町1丁目122番
用途 複合施設 (共同住宅、物販、飲食、業務、サービス、事務所、診療、駐車場、駐輪場)
階数 住宅棟:地上29階、地下1階、塔屋1階
商業・業務棟:地上3階
宿泊施設棟:地上14階
駐車場棟:地上5階
高さ 複合施設街区:96.49m (軒高:95.84m) /Google Earth:100m※塔屋含む
宿泊施設棟:42.57m
構造 住宅棟:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
(免震構造)
商業・業務棟:鉄骨造
宿泊施設棟:鉄筋コンクリート造
駐車場棟:鉄骨造
基礎工法 直接基礎
総戸数 225戸(他に管理事務室1戸、集会室、ゲストルーム2戸、トランクルーム)
客室数 161室
敷地面積 複合施設街区:15,325.53㎡
宿泊施設棟:725.38㎡
建築面積 複合施設街区:9,240.93㎡ (うち住宅棟:1,144.67㎡)
宿泊施設棟:311.87㎡
延床面積 複合施設街区:48,569.74㎡
住宅棟:23,448.21㎡
商業・業務棟:約10,770㎡
駐車場棟:約14,300㎡
宿泊施設棟:3,769.84㎡
着工 住宅棟:2020年4月4日
商業・業務棟:2021年2月
宿泊施設棟:2021年5月14日
駐車場棟:2020年4月1日
(既存建築物解体着手:2019年10月1日、安全祈願祭:2020年4月4日)
竣工 住宅棟:2022年11月30日
商業・業務棟:2022年12月
宿泊施設棟:2022年10月31日
駐車場棟:2022年11月30日
建築主 多治見駅南地区市街地再開発組合
参加組合員:株式会社フージャースコーポレーション、旭化成不動産レジデンス株式会社
宿泊施設特定建築者:株式会社呉竹荘
設計 株式会社大建設計
再開発アドバイザー:株式会社再開発研究所
事業推進コンサルタント:株式会社都市問題経営研究所
商業コンサルタント:株式会社オーク計画研究所
宿泊施設棟:株式会社あい設計
施工 株式会社奥村組
特定業務代行者:株式会社奥村組
最寄駅 JR中央本線、太多線「多治見」駅
備考 ▼施設構成
▽ミッドライズタワー多治見
地下:免震ピット
地上1階:借用電気室、トランクルーム
1階~2階:エントランスホール
3階~29階:住戸
PH階:機械室

▽プラティ多治見
1階:商業施設
2階:商業施設
3階:商業施設、オフィス

▽くれたけインプレミアム多治見駅前
1階:ロビー
2階~13階:客室
14階:浴室

▽多治見駅南立体駐車場
1階:駐車場、駐輪場
2階~R階:駐車場


▼ミッドライズタワー多治見
専有面積:51.27㎡~100.34㎡
間取り:1LDK~4LDK
共用施設:エントランス、オーナーズラウンジ、ゲストルーム、スカイテラス、トランクルーム

▼くれたけインプレミアム多治見駅前
客室:スタンダードシングル(15㎡)、デラックスシングル(16㎡)、エコノミーツイン(15㎡)、デラックスツイン(22㎡)、和モダンツイン(22㎡)、ユニバーサルデザインルーム(22㎡)、ジュニアスイート(30㎡)
付帯施設:朝食レストラン、自動販売機、コインランドリー、サービスコーナー、コミックライブラリー、男女別パブリックバス、ラウンジ


・当初計画(2015年4月時点):地上24階、延床面積約50,000㎡、総戸数150戸
・当初計画(2017年5月時点):住宅棟_地上25階/商業・業務棟_地上7階、延床面積約67,400㎡、総戸数150〜160戸
・当初計画(2018年3月時点):住宅棟_地上27階/商業・業務棟_地上7階/駐車場棟_地上5階、延床面積約67,400㎡、総戸数153戸
・当初計画(2018年10月時点):住宅棟_地上29階/商業・業務棟_地上3階/ホテル棟_地上12階
 

位置図

標識

区域図

出典:多治見駅南地区市街地再開発組合

配置図

出典:多治見駅南地区市街地再開発組合

断面図

出典:多治見駅南地区市街地再開発組合

イメージパース

出典:多治見駅南地区市街地再開発組合

▼住宅棟「ミッドライズタワー多治見」

出典:ミッドライズタワー多治見 公式サイト

▼商業・業務棟「プラティ多治見」

出典:ミッドライズタワー多治見 公式サイト

▼宿泊施設棟「くれたけインプレミアム多治見駅前」

出典:多治見駅南地区市街地再開発組合

 

 

▼当初計画(2017年5月時点)

出典:多治見駅南地区市街地再開発組合

▼当初計画(2018年3月時点)

出典:多治見駅南地区市街地再開発組合

写真

住宅棟「ミッドライズタワー多治見」

南東側から見たミッドライズタワー多治見の様子です。

 

  

南東側から見たミッドライズタワー多治見の高層部分の様子です。

 

 

外観デザインは、瀬戸黒という艶のある黒い焼き物をイメージした外壁に、バルコニー手摺は暗色系のガラス手摺、上層3階分のみ透明のガラス手摺が採用されたものとなっています。

 

 

南側から見たミッドライズタワー多治見の高層部分の様子です。

 

 

エントランスです。

 

 

館銘石です。

 

  

エントランスと車寄せです。

 

 

南西側から見上げたミッドライズタワー多治見の様子です。

 

 

南西側から見たミッドライズタワー多治見の低層部分の様子です。

 

 

西側には、広場「こもれびの広場」が整備されました。

 

 

広場内の通路には多治見市の位置する岐阜県東濃地域で作られる「美濃焼」が散りばめられていました。

 

 

ベンチの角部にもこのように美濃焼が設けられていました。

 

 

北西側から見たミッドライズタワー多治見の様子です。

 

 

北西側から見たミッドライズタワー多治見の高層部分の様子です。

 

 

北東側から見たミッドライズタワー多治見の様子です。

 

 

南側、土岐川から見たミッドライズタワー多治見の様子です。

 

 

ミッドライズタワー多治見の高層部分の様子です。

 

 

プラティ多治見越しに見たミッドライズタワー多治見の様子です。

 

 

2階ペデストリアンデッキに直結しているエントランスです。

 

 

エントランスの様子です。

 

 

出典:ミッドライズタワー多治見 公式サイト

「エントランスホール」のイメージパースです。

 

 

出典:ミッドライズタワー多治見 公式サイト

「ゲストルーム」のイメージパースです。

 

 

出典:ミッドライズタワー多治見 公式サイト

「オーナーズラウンジ」のイメージパースです。

 

 

出典:ミッドライズタワー多治見 公式サイト

「住戸」のイメージパースです。

 

 

商業・業務棟「プラティ多治見」

北東側、多治見駅南口から見たプラティ多治見の様子です。プラティ多治見のコンセプトは、「Connect,Enjoy!人と繋がる・未来と繋がる多世代コミュニティ拠点」となっています。

 

 

プラティ多治見の商業・業務棟は地上3階、延床面積約10,770㎡の低層棟となっています。

 

 

プラティ多治見の外観ファサードです。西側は庇の水平ラインとガラスウォールが特徴的な外観となっています。

 

 

JR「多治見」駅直結のペデストリアンデッキの様子です。名古屋圏では初めてショッピングモールとタワーマンションの大規模複合施設が駅と直結しました。

 

 

プラティ多治見の2階は曲面を描いた外観となっています。平面形状としては「器」を意識した円形の平面形状となりました。

 

 

北東側、駅南口側には「交通広場」が整備されています。

 

 

2階には「デッキ広場」、3階には「うるおい広場」があります。

 

 

東側から見たプラティ多治見の外観ファサードです。

 

 

プラティ多治見のロゴです。

 

 

南東側から見たプラティ多治見の様子です。

 

 

南西側から見たプラティ多治見の様子です。

 

 

1階の貫通通路の様子です。

 

1階商業テナントと貫通通路です。

 

 

1階には「多治見駅前郵便局」や100円ショップ「ダイソー」、パーソナルジム「BEYOND 多治見店」、買取専門店「KOMEHYO買取センタープラティ多治見」などが入っています。

 

 

1階の核テナントとなる約2,200㎡の区画には、2025年1月に大型スーパーマーケット「カネスエ」が入ります。

 

 

1階の核テナントには、元々、再開発前にプラザ・テラのパワーズを運営していた三河屋のスーパーマーケット「Mikawaya」が2024年5月まで入っていました。

 

 

2025年1月に大型スーパーマーケット「カネスエ」がオープンします。

 

 

2階の「デッキテラス」です。JR「多治見」駅とペデストリアンデッキで直結しています。

 

 

デッキテラスの様子です。ウッドデッキや植栽などがあります。

 

  

プラティ多治見のメインエントランスです。

 

 

JR「多治見」駅と直結するペデストリアンデッキの様子です。

 

 

外装には、陶磁器と思われる焼き物を活用した格子が設けられていました。多治見市の位置する東農地方は、日本最大の陶磁器生産拠点となっており、その地域で製作される陶磁器が「美濃焼」です。

 

 

2階の大型区画です。

 

 

2階の大型区画には、滑り台やハンモック、キューブ迷路などがある屋内遊戯施設「こどもっちパークたじみ」が2024年8月12日に開業しています。

 

 

2階大型区画には隣接して、フードコートの「フードファーム多治見ダイニング」が誘致される計画となっています。

 

 

フードファーム多治見ダイニングのすぐ横には、「MITSUKOSHI 多治見サロン」があります。

 

 

3階の屋上広場「うるおい広場」の様子です。

 

 

3階にはフィットネス「フィットイージー多治見駅前店」が入っています。

 

 

3階のうるおい広場から見た2階のデッキ広場の様子です。階段状に配置された屋上広場が特徴的な建物となっています。

 

 

3階は西側にも店舗区画が並んでいます。

 

 

駅だけでなく立体駐車場にも直結しており、非常に利便性の高い商業施設です。

 

 

多治見市は2007年8月16日に「40.9度」を記録し、日本一暑いまちとなったことがあり、有名です。プラティ多治見の歩行者デッキなどに架かる屋根からも、このように冷却ミストが出ていました。

 

 

3階うるおい広場には、再開発事業完成記念として。神戸峰男氏によるブロンズ像「響く」が設置されています。多治見市の将来を担う子どもたちの未来、夢、希望をモチーフにして、輝かしい未来への拡がりをイメージしているとのことです。

 

 

宿泊施設棟「くれたけインプレミアム多治見駅前」

南東側から見たくれたけインプレミアム多治見駅前の様子です。地上14階、高さ42.57mのホテルとなっています。

 

 

南西側から見たくれたけインプレミアム多治見駅前の様子です。

 

 

北東側から見たくれたけインプレミアム多治見駅前の様子です。

 

 

インプレミアム多治見駅前のエントランスです。

 

 

駅直結のサブエントランスです。

 

 

立体駐車場棟

南側から見た駐車場棟です。駐車場棟は地上5階で、名鉄協商パーキングが運営する収容台数218台の立体駐車場となっています。

 

 

再開発事業に合わせ区域南側で道路の拡幅・一部新設整備も行われました。

 

  

西側から見た駐車場棟です。

 

 

駐車場棟へ至るペデストリアンデッキの通路です。

 

 

周辺から見た様子

土岐川越しに見たミッドライズタワー多治見と多治見市中心部のマンション群の様子です。

 

 

多治見駅直結ペデストリアンデッキから見たミッドライズタワー多治見/プラティ多治見/くれたけインプレミアム多治見駅前の全景です。

 

 

多治見駅南広場から見たミッドライズタワー多治見/プラティ多治見/くれたけインプレミアム多治見駅前の様子です。

 

 

JR中央本線、太多線「多治見」駅と多治見駅南北自由通路(多治見駅南北連絡線)の様子です。

 

 

「多治見」駅の1日平均乗降客数は、2万6,528人(2019年時点)となっており、多治見駅から名古屋駅までは快速で約37〜40分、大曽根までは約22分となっています。

 

 

多治見駅北口には、多治見市役所 駅北庁舎が建っており、新たに新庁舎の移転も計画されています。

 

 

多治見駅北口の虎渓用水広場と中之郷ビルディングです。北口は多治見駅北土地区画整理事業が行われ、市の中心部として機能する施設が整備、集約されました。

 

 

虎渓用水広場から見たミッドライズタワー多治見です。

 

 

多治見駅を出発する特急しなのと多治見駅周辺の街並みです。ミッドライズタワー多治見はひときわ目立つ駅前のランドマークになりました。

最終更新日:2024年8月31日

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