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名鉄豊田線・犬山線と相互直通先の名古屋市交通局鶴舞線に名鉄の新型車両「500系」を導入へ!!
京阪とJR・Osaka Metroが交わる京橋駅周辺が新たな国際的都市拠点へと生まれ変わる!!京橋駅周辺で土地区画整理事業や都市計画道路玉造筋線等を検討!!
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JR松山駅前に5,000席以上のアリーナ計画「松山市車両基地跡地広域交流拠点施設整備」!!
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住友ケミカルエンジニアリングセンタービル

住友ケミカルエンジニアリングセンタービルは、千葉市美浜区中瀬1丁目に建つ地上27階、地下2階、高さ139.74mの超高層ビルです。立地は、南側をハイテク通り、東側を中瀬緑道、北側を国道357号及び東関東自動車道に囲まれた場所に位置しており、海浜幕張駅からはペデストリアンデッキで直結しています。

幕張新都心にインテリジェントビルを建設し、住友ケミカルエンジニアリングのエンジニアリングセンターを設置するとともに、管理部門を含む本社機能を移転することを目的に建設されました。従来、新居浜(愛媛)、市原(千葉)、東京と分散していた技術開発部門、設計部門、プロジェクト部門、調達部門、工事・メンテナンス部門のうち、工事・メンテナンス部門および一部設計部門を除く全ての部門を一箇所に統合し、エンジニアリングセンターを設置することにより、プロジェクトマネージャーを中心とした効率的なプロジェクトチーム体制を確立することを目指したものとなっています。

オフィスのオフィススペックは、基準階面積415.71坪(1,374.25㎡)、天井高2,600mm、床荷重300kg/㎡、OAフロア100mm、コンセント容量40VA/㎡となっています。建設当時、使用していた千葉・新居浜両事務所の施設は老朽化が進み、OA機器利用に適した構造になっていないことから、業務遂行上の支障やスペース不足が課題となっていました。技術開発部門および設計部門においては、国際化・高度化する産業のニーズに応えるべく、最新技術の開発・導入、CADをはじめとするコンピュータシステムやオフィスオートメーション(OA)やテレコミュニケーション等の導入を推進するため、最先端の執務空間を備えたオフィスとなりました。

オフィスエントランスは、高さ17m、4層吹き抜けのアトリウムとなっており、10基のシースルーエレベーターが半円形状に向かい合って配置され、高層階用エレベーターが26階まで吹き抜け空間を上下する大変、近未来的な空間となっています。また、低層基壇部には、飲食・物販店舗が入る商業施設が入っているほか、14階と15階にはテナント専用レストランとカフェテリアが配置されています。

様々なドラマのロケーション撮影にも登場しているビルで、1994年7月から放送された「お金がない!」や、1996年4月から放送の「Age,35 恋しくて」、1998年4月から放送の「ショムニ」、2006年10月から放送の「セーラー服と機関銃」など複数のドラマに登場しています。

建築主は住友ケミカルエンジニアリング株式会社、設計は株式会社日建設計、施工は鹿島建設株式会社、株式会社大林組、住友建設株式会社、佐藤工業株式会社です。竣工は1993年2月となっています。


概要

名称 住友ケミカルエンジニアリングセンタービル
計画名 住友ケミカルエンジニアリングセンタービル建設計画
所在地 千葉市美浜区中瀬1丁目7番1
用途 事務所、店舗
階数 地上27階、地下2階、塔屋1階
高さ 139.74m
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
基礎工法
敷地面積 12,200.01㎡
建築面積 6,172.61㎡
延床面積 56,836.62㎡
着工
竣工 1993年2月
建築主 住友ケミカルエンジニアリング株式会社
設計 株式会社日建設計
施工 鹿島建設株式会社、株式会社大林組、住友建設株式会社、佐藤工業株式会社
最寄駅 JR京葉線「海浜幕張」駅
備考
 
 

位置図

写真

南側から見た住友ケミカルエンジニアリングセンタービルの様子です。

 

 

南西側正面から見た住友ケミカルエンジニアリングセンタービルの様子です。

 

  

南西側から見た住友ケミカルエンジニアリングセンタービルの低層部分の様子です。

 

  

西側から見た住友ケミカルエンジニアリングセンタービルの様子です。

 

 

住友ケミカルエンジニアリングセンタービルの高層部分の様子です。アールを描いた屋根にドーム形状のガラス屋根となっている独特な塔屋が特徴的なデザインとなっています。

 

 

北側から見た住友ケミカルエンジニアリングセンタービルの様子です。

 

 

駐車場・車寄せへの車路です。

 

 

東側から見た住友ケミカルエンジニアリングセンタービルの様子です。

 

 

デッキ上の広場です。タイル張りのデッキには、植栽やベンチが設置されています。

 

 

高さ17m、4層吹き抜けのアトリウム空間となっているオフィスエントランスです。

 

  

入居企業一覧です。

 

  

携帯電話が普及する前に竣工した超高層ビルのため、公衆電話台と思われるものもありました。

 

 

エレベーターの停止階階数ロゴです。

 

 

エレベーターです。半円形状に並んでいることが確認できます。

 

 

10基のシースルーエレベーターが半円形状に向かい合って配置され、高層階用エレベーターが26階まで吹き抜け空間を上下します。

 

 

エレベーターも金属とガラスを組み合わせた流線型をしており、デザインにも凝ったものとなっています。

 

 

最上階まである超高層の吹き抜けを上下するエレベーターが、超絶近未来的な空間となっていました。

 

 

幕張新都心の超高層オフィスビル群と住友ケミカルエンジニアリングセンタービルの様子です。

最終更新日:2025年5月6日

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