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アクシオス千種

アクシオス千種は、愛知県名古屋市中区新栄三丁目に建つ地上31階、地下1階、高さ108.43m、総戸数266戸の超高層タワーマンションです。立地は、「千種」駅南西側、北側を広小路通、西側を千郷千早町線、東側をJR中央本線に囲まれた一帯で進められた千種駅南第一種市街地再開発事業区域のうち、西側に位置しています。

再開発区域は、低未利用地の有効活用や都心居住の推進、防災性の向上、都市景観の形成を目的として整備されました。大型商業施設や高齢者支援施設、保育園などを備えた複合市街地を形成し、「通過する街」から「住む・訪れる・楽しむ・憩う街」への転換を目指したものとなっています。また、本事業は都市再開発法の「特定建築者制度」を活用し、都市基盤整備公団と民間デベロッパーが共同で進めた国内初の事例としても知られています。賃貸住宅と商業施設の入るA棟「アクシオス千種」と分譲住宅の入るB棟「ライオンズタワー千種」から構成されています。

施設構成は、1階~3階に商業施設、1階に配送センター、2階~7階に駐車場、3階~10階に介護付有料老人ホーム「ブランシエール千種」、11階~31階にUR賃貸住宅となります。UR賃貸住宅「アクシオス千種」の専有面積は46.00㎡~101.00㎡、間取りは1DK~4LDKで、共用施設にはエントランスホール、ラウンジ、屋上庭園が設けられています。また、商業施設テナントにはスーパーマーケットやドラッグストア、100円ショップ、カーディーラー、歯科、医院などが入っています。

建築主は住宅・都市整備公団、設計は住宅・都市整備公団・株式会社アール・アイ・エー、施工は大成建設・清水建設・矢作建設工業共同企業体です。着工は2002年3月20日、竣工は2004年10月19日となっています。


概要

名称 アクシオス千種
介護付有料老人ホーム:ブランシエール千種
計画名 千種駅南第一種市街地再開発事業 賃貸住宅棟 (A棟)
所在地 愛知県名古屋市中区新栄三丁目20番27
用途 共同住宅(賃貸)、有料老人ホーム、店舗
階数 賃貸住宅棟:地上31階、地下1階、塔屋2階
駐車場棟:地上8階
高さ 108.43m (軒高:99.2m)
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
基礎工法
総戸数 266戸
敷地面積 8,756.61㎡
建築面積 7,811㎡
延床面積 58,859㎡
着工 2002年3月20日
竣工 2004年10月19日
建築主 住宅・都市整備公団
設計 住宅・都市整備公団、株式会社アール・アイ・エー
施工 大成建設・清水建設・矢作建設工業共同企業体
最寄駅 JR中央本線、名古屋市営地下鉄東山線「千種」駅
備考 ▼施設構成
1階~3階:商業施設
1階:配送センター
2階~7階:駐車場
3階~10階:介護付有料老人ホーム「ブランシエール千種」
11階~31階:UR賃貸住宅

▼アクシオス千種
専有面積:46.00㎡~101.00㎡
間取り:1DK~4LDK
共用施設:エントランスホール、ラウンジ、屋上庭園
 

位置図

配置図

*現地にて撮影

断面図

*現地にて撮影

イメージパース

出典:住宅・都市整備公団

北西側から見たアクシオス千種の様子です。アクシオス千種は、名古屋市中区新栄三丁目において進められた「千種駅南第一種市街地再開発事業」のA棟として整備された大規模複合施設です。JR中央本線と名古屋市営地下鉄東山線が乗り入れる千種駅から徒歩圏に位置し、栄エリアにも近い交通利便性の高い立地を活かして、都心居住の拠点形成を目的に建設されました。

再開発前はJRバスの東名ハイウェイバス車庫など低未利用地が広がっていましたが、商業・住宅・福祉機能を一体化した複合市街地へと生まれ変わりました。広小路通の千郷町交差点正面に位置することから視認性が高く、隣接するライオンズタワー千種とともにツインタワーを形成し、千種駅周辺を代表するランドマークとして存在感を放っています。

 

 

西側から見たアクシオス千種の様子です。

 

 

北西側から見たアクシオス千種の低層部分の様子です。

 

  

アクシオス千種の住宅部分は11階から31階に配置され、UR都市機構が管理する266戸の賃貸住宅で構成されています。住戸は46㎡から101㎡、1DKから4LDKまで幅広いプランを用意し、単身者からファミリーまで多様なライフスタイルに対応しています。

設計にはワイドフロンテージやKSI(スケルトン・インフィル)方式など先進的な住宅技術を採用し、将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる計画となっています。また、エントランスホールやラウンジ、屋上庭園、眺望を楽しめる共用空間なども整備され、都市生活の快適性と居住者同士の交流を促す環境づくりが図られています。

 

アクシオス千種は住宅だけでなく、生活利便性を高める多彩な都市機能を備えていることが大きな特徴です。1階から3階には商業施設が配置され、物販店や飲食店など地域住民の日常を支える店舗が入居しました。さらに3階から10階には介護付有料老人ホーム「ブランシエール千種」を中心とした高齢者施設を整備し、診療所や介護関連施設、保育施設なども設けることで、多世代が安心して暮らせる環境を実現しています。

建物周辺には植栽や水景、屋上庭園なども設けられ、都市景観や歩行者空間の質を高める工夫が施されています。住宅・商業・福祉を一体的に整備した先進的な都市再開発の事例として高く評価されています。

 

アクシオス千種の低層部分外壁に設置されている商業施設テナントロゴです。

 

 

南西側から見たアクシオス千種の様子です。

 

 

南西側から見たアクシオス千種の低層基壇部の様子です。

 

 

南東側から見たアクシオス千種の様子です。

 

 

北東側から見たアクシオス千種の様子です。

 

 

敷地南側には、駐車場棟が建っています。

 

 

広小路通側の駐車場出入口です。

 

 

北側から見たアクシオス千種の様子です。

 

 

北側から見たアクシオス千種の様子です。特徴的な形状をした建物角部の塔屋が目立ちます。

 

 

歯科・医療施設のテナント一覧です。

 

 

千種駅南第一種市街地再開発事業では、都市再生機構が施行者となり、全国でも先進的な「特定建築者制度」を活用して事業が進められました。この制度により、民間事業者が分譲住宅棟であるライオンズタワー千種の企画・設計・建設・販売を担当し、都市再生機構は事業資金や保留床処分リスクを軽減しながら再開発を円滑に推進しました。

また、A棟の高齢者施設や商業施設についても民間事業者や従前権利者が積極的に参画し、公民連携による都市再生を実現しています。環境共生や高齢化社会への対応、防災性の向上、都心居住の促進など当時の都市課題を先取りした事業として評価され、2005年には全建賞(住宅部門)を受賞するなど、全国の市街地再開発のモデルケースとなりました。

 

商業施設エントランスです。

 

 

UR賃貸住宅のエントランスです。

 

 

井戸水を利用した手押しポンプです。災害時には生活雑用水の確保に役立つほか、平常時には植栽への散水など、日常的な水やりにも活用されます。

 

エントランス前の広場です。

 

 

千種駅南第一種市街地再開発事業として建設されたライオンズタワー千種とアクシオス千種の様子です。

 

 

ミッドランドスクエアのスカイプロムナードから望むアクシオス千種の様子です。現在は、手前に栄の超高層ビル群が建ち並んでいるため姿は見えませんが、地下鉄東山線沿線にタワーマンション群が形成されています。

最終更新日:2026年7月18日

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