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(仮称)神田錦町三丁目計画

(仮称)神田錦町三丁目計画は、東京都千代田区神田錦町三丁目で建設中の地上21階、地下2階、高さ99.90mの「新築棟」と地上5階の「学士会館旧館」から構成される超高層ビルです。立地は、神保町駅南東側、西側を白山通り、南側を神田警察通りに面した一帯に位置しています。

当該開発計画では、敷地内に建つ歴史的建造物である学士会館の保存と活用が大きな特徴となっています。学士会館は、1928年竣工の旧館と1937年竣工の新館から構成され、いずれも鉄骨鉄筋コンクリート造による重厚な近代建築として高く評価され、国の登録有形文化財に登録されています。旧館は地上4階、地下1階 (現地標識では地上5階)、延床面積は約5,700㎡、新館は地上5階、地下1階、延床面積約3,637㎡を有しています。

白山通りの都市計画道路拡幅に伴い、本計画では建築史的価値の特に高い旧館の地上部分を曳家により移設して保存し、新築棟の整備とあわせて、神田神保町・錦町界隈に受け継がれてきた歴史的景観の継承と都市機能の更新を両立させる計画とされています。建築主は一般社団法人学士会、住友商事株式会社、設計は鹿島建設株式会社、施工は鹿島建設株式会社です。着工は2026年11月1日、竣工は2030年10月31日となっています。

過去の建設状況

→過去の建設状況


概要

名称 (仮称)神田錦町三丁目計画
計画名 (仮称)神田錦町三丁目計画
所在地 東京都千代田区神田錦町三丁目26番、28番
用途 新築棟:事務所、店舗、駐車場
学士会館旧館:集会場、店舗、会議室
階数 新築棟:地上21階、地下2階
学士会館旧館:地上5階
高さ 99.90m
構造 新築棟:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
学士会館旧館:鉄骨鉄筋コンクリート造、他
基礎工法 直接基礎、一部杭基礎
敷地面積 5,887.54㎡
(都市計画道路拡幅前 6,524.62㎡)
建築面積 4,264.20㎡
延床面積 64,860.77㎡
着工 2026年11月1日
竣工 2030年10月31日
建築主 一般社団法人学士会、住友商事株式会社
設計 鹿島建設株式会社
施工 鹿島建設株式会社
最寄駅 都営新宿線、三田線、東京メトロ半蔵門線「神保町」駅、東京メトロ東西線「竹橋」駅
備考
 

位置図

標識

配置図

現地にて撮影

立面図

現地にて撮影
現地にて撮影

2026年3月現地状況

南西側から見た(仮称)神田錦町三丁目計画の建設地の様子です。

 

 

学士会館 旧館の様子です。「学士会館」は、神田神保町・神田錦町・一ツ橋界隈が文教地区として発展してきた歴史を現在に伝える、極めて重要な歴史的建造物です。地上4階、地下1階、1928年竣工の旧館と、地上5階、地下1階、1937年竣工の新館から構成され、いずれも鉄骨鉄筋コンクリート造による重厚な近代建築として高く評価され、国の登録有形文化財に登録されています。

 

とりわけ旧館は、建築家・高橋貞太郎による初期の代表作であり、設計競技で選定された独創性の高い計画、米国製H形鋼を用いた先進的な構造、復興期建築としての耐震・耐火性能など、建築史・技術史の両面で貴重な価値を有しています。また、スクラッチタイルや富国石を用いた外観は、白山通り沿いの景観形成にも大きく寄与してきました。

 

既存の学士会館は、白山通りの都市計画道路拡幅により旧館の一部が支障となることから、旧館地上部を曳家により東側へ移設し、外観をほぼ完全な形で保存する方針が採られます。建物すべてを現地保存することは困難であるものの、歴史的価値の最も高い旧館を重点的に継承することで、地域の記憶と景観を次世代へ伝える計画としています。このように(仮称)神田錦町三丁目計画は、単なる再開発にとどまらず、学士会館という歴史資産を活かしながら都市機能更新を図る、文化的・都市的意義の高いプロジェクトといえます。

 

(仮称)神田錦町三丁目計画の大きな特徴は、国の登録有形文化財である学士会館旧館の歴史的価値を継承しつつ、新たな都市機能を導入する点にあります。白山通り拡幅に支障となる旧館の地上部分は曳家により東側へ移設・保存され、外観をほぼ完全な形で残す方針とされています。

 

現地にて撮影

現地に掲示されている解体工事のお知らせです。「学士会館 新館」、「SC神田錦町三丁目ビル」が解体工事対象となっています。

 

 

出典∶千代田区

(仮称)神田錦町三丁目計画では、白山通りの都市計画道路拡幅および学士会館旧館の保存を両立させるため、特別区道千第836号の廃止が計画されています。区道を廃止することで、学士会館敷地と隣接する住友商事敷地を一体的に活用することが可能となり、旧館の曳家保存と新築棟建設を両立させる敷地計画が実現します。

 

廃道後は、従来の区道と同等の面積を敷地北西側および南東側の2か所に広場として付け替え、両広場を歩行者専用の貫通通路で接続する計画としています。これにより、神保町駅から神田警察通りへの回遊性や滞留性の向上、賑わい創出、災害時利用にも配慮した開かれた公共空間の形成が図られます。

 

南側から見た(仮称)神田錦町三丁目計画の建設地の様子です。

 

 

南東側から見た(仮称)神田錦町三丁目計画の建設地の様子です。

 

 

北東側から見た(仮称)神田錦町三丁目計画の建設地の様子です。

 

 

敷地東側には新築棟を建設し、高層部と低層部を適切に配置することで、周辺環境への圧迫感を抑制するものとされています。北西・南東に分割配置された広場は、学士会館の外観を望む視点場としての役割も担い、文教地区・神保町エリアの歴史と賑わいを将来へとつなぐ空間として整備されます。(仮称)神田錦町三丁目計画は、歴史的建築物の保存、都市基盤整備、回遊性の高いまちづくりを同時に実現する、神田錦町における象徴的な再開発事業と位置付けられています。

 

北西側から見た(仮称)神田錦町三丁目計画 新築棟の建設地の様子です。

 

 

北西側から見た(仮称)神田錦町三丁目計画の建設地の様子です。

 

 

学士会館 新館は解体工事が進み、姿を消していました。

 

 

解体された学士会館 新館と残されている学士会館 旧館の様子です。新館部分には、足場が残されていました。

 

 

歴史的建造物が点在する神田錦町エリアも再整備が進みます。

 

 

南側の神田警察通りでは、Ⅱ期道路整備が進められています。

 

 

現地にて撮影

神田警察通りⅡ期道路整備では、並木のヨウコウザクラの新植や、自転車歩行空間及び歩行者通行空間の整備拡幅、LED街路灯の整備などが行われます。

 

GoogleEarth

最終更新日:2026年3月19日

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