千葉県印西市中央北一丁目で、大規模データセンター「(仮称)Inzai5新築工事」の建設が進められています。事業主は印西ファイブ特定目的会社、設計・施工はNTTファシリティーズが担当し、千葉ニュータウン中央駅北口やイオンモール千葉ニュータウン東側に近接する立地に、鉄骨造、地上6階・塔屋1階、高さ52.70m、延床面積30,500㎡の大規模データセンターを建設する計画です。敷地面積は10,060.24㎡で、工期は2026年3月16日から2028年7月31日までとなっています。
2026年夏時点ではクローラークレーンが稼働し、杭工事や基礎工事が本格化していました。近年は生成AIやクラウドサービス、動画配信、DXの進展によってデータ処理量が爆発的に増加しており、それを支えるデータセンターの建設需要も急速に拡大しています。印西市は国内有数のデータセンター集積地として知られ、本計画もその流れを象徴する大型プロジェクトです。駅前景観に配慮した外観デザインや緑地整備、ベンチ設置なども盛り込まれており、データセンターでありながら周辺市街地との調和も図られる計画となっています。
(仮称)Inzai5新築工事の概要
1.千葉ニュータウン駅前で進む大型データセンター計画
印西市中央北一丁目で「(仮称)Inzai5新築工事」として建設が進行。
敷地面積10,060.24㎡、延床面積30,500㎡、高さ52.70mの大型データセンター計画。
2.印西ファイブ特定目的会社による開発
事業主は印西ファイブ特定目的会社、設計・施工はNTTファシリティーズが担当。
鉄骨造地上6階・塔屋1階、2028年7月末完成予定の大規模プロジェクト。
3.AI時代を支える重要インフラ
生成AIやクラウドサービスの普及に伴い、データセンター需要が世界的に拡大。
膨大なデータ処理を支える社会インフラとしての重要性の高まり。
4.印西市が選ばれる優れた立地条件
強固な地盤や水害リスクの低い高台、共同溝による強靱なインフラを整備。
都心・成田空港への高いアクセス性を備えたデータセンター適地。
5.「データセンター銀座」として発展した歴史
金融機関の災害対策拠点として集積が始まり、クラウド事業者の進出で発展。
国内有数のデータセンター集積地として確立した歴史的経緯。
6.駅前景観に配慮した施設計画
建物のセットバックや曲面を用いた外観、713.1㎡の緑地やベンチを整備。
無機質になりがちなデータセンターと市街地景観との調和を図る計画。
7.2026年夏は基礎工事が本格化
現地ではクローラークレーンが稼働し、基礎工事が着実に進展。
AI・DX時代のデジタル基盤を支える新たなランドマーク形成への期待。

印西市中央北一丁目2番1で建設が進められている「(仮称)Inzai5新築工事」は、用途をデータセンターとする大規模施設です。現地に掲示された標識によると、敷地面積10,060.24㎡、延床面積30,500㎡、鉄骨造、地上6階・塔屋1階、高さ52.70mという大規模な計画となっています。

事業主は印西ファイブ特定目的会社で、設計・施工は株式会社NTTファシリティーズが担当します。工期は2026年3月16日から2028年7月31日までを予定しており、千葉ニュータウン中央駅北口やイオンモール千葉ニュータウン東側に位置する交通利便性の高い場所に整備されます。印西市では近年もデータセンター建設が相次いでおり、本計画も国内有数のデータセンター集積地を形成する新たな施設として注目されています。


近年はChatGPTやGemini、Copilot等をはじめとする生成AIの普及に加え、クラウドサービスや動画配信、EC、キャッシュレス決済、IoTなど、あらゆる分野でデジタルサービスの利用が急速に拡大しています。これらのサービスは膨大なサーバーやGPUを24時間365日稼働させる必要があり、その基盤となるデータセンターの重要性は年々高まっています。
特に生成AIは、大規模言語モデルの学習や推論処理に膨大な演算能力を必要とするため、従来以上に大規模なデータセンターが求められています。世界各国ではハイパースケールデータセンターの建設が加速しており、日本でもAI・DXの推進を背景に新設計画が相次いでいます。印西市は電力や通信インフラ、災害リスクの低さなどの条件を備えていることから、今後もAI時代を支える重要なデジタルインフラ拠点として、さらなる発展が期待されています。


印西市は「データセンター銀座」とも呼ばれる国内最大級のデータセンター集積地です。その理由として、下総台地の強固な地盤、標高20~30m程度の高台による洪水リスクの低さ、共同溝による強靱な電力・通信インフラ、さらに東京都心や成田国際空港への優れたアクセスが挙げられます。
1990年代には金融機関の災害対策拠点としてデータセンター整備が進み、その後はクラウドサービスの普及に伴い、世界的なハイパースケーラーによる大型データセンターの進出が続きました。Googleが国内初の自社データセンターを印西市に開設したことも象徴的な出来事となり、現在では日本のデジタル経済を支える重要拠点へと成長しています。こうした立地条件と歴史的背景が、新たな大型施設の建設を後押ししている大きな要因となっています。


2026年夏に現地を訪れると、計画地では大型のクローラークレーンが稼働し、基礎工事が本格的に進められていました。今後は地上躯体工事へ移行し、高さ52.70mの建物が姿を現していくものとみられます。周辺にはすでに国内外の大手事業者によるデータセンターが数多く立地していますが、本施設の完成により千葉ニュータウンのデータセンター集積はさらに強化されることになります。

また、駅前景観への配慮として建物のセットバックや壁面の分節化、アール形状を取り入れた柔らかな外観デザインが採用されます。さらに、713.1㎡の緑地整備(緑化率約7.08%)やベンチの設置、街路樹と連続する植栽空間の整備なども計画されており、無機質になりがちなデータセンターでありながら、周辺市街地と調和した駅前景観の形成を目指しています。今後、AIやクラウド需要のさらなる拡大が見込まれる中、本プロジェクトは印西市のデータセンター集積を象徴する新たなランドマークの一つとなりそうです。
最終更新日:2026年8月1日