都市開発ニュース
遂に都市計画決定された「ライトライン(芳賀・宇都宮LRT) JR宇都宮駅西側延伸」!!JR宇都宮駅〜東武宇都宮駅前〜教育会館前を結ぶ約4.9kmに12停留場を整備へ!!
東武スカイツリーライン北春日部駅西側約40.5haで約1,000戸・約3,000人規模の新たな戸建住宅街を形成する「北春日部駅周辺地区土地区画整理事業」!!かえで通り沿いにショッピングモールや商業・生活利便施設を誘致へ!!
遂に本格始動した松江の大橋川水辺空間を整備する「大橋川周辺白潟地区 水辺空間まちづくり」!!大橋川改修と水辺空間整備で歴史ある白潟地区を再生へ!!
佐賀県との二者合意で議論が大きく前進した「西九州新幹線延伸」!!環境影響評価を2027年度着手、長崎~新大阪約3時間15分の全線フル規格実現を目指す!!
大阪市が基本計画策定を進める西日本最大の展示場「インテックス大阪 4号館・5号館建て替え計画・全館リニューアル」!!世界水準のMICE拠点を目指す大規模整備!!
京阪三条駅直上で計画が進む商業・ホテル複合施設「(仮称)三条駅周辺プロジェクト」!!東山の玄関口に新たな観光・交流拠点!!
札幌市の地域産業クラスター計画の原案により「JR北海道苗穂工場跡地」で大規模再開発構想が浮上!!オフィス区域や住宅、スポーツ施設を含む文化拠点を整備へ!!
キユーピー挙母工場跡地で豊田市最大級の住商一体大規模複合開発「ORINAS TOYOTA(オリナス豊田)」!!第1弾として「レ・ジェイド豊田テラス」の建設に着手!!
将来的に晴海中学校の新校舎にもなる晴海二丁目校舎(仮称)などが整備される「晴海二丁目都有地」!!都立港特別支援学校の仮設校舎用地やBRT車両待機場用地としても活用へ!!
小田急線本厚木駅北側一帯で計画が進む「本厚木駅北口地区市街地再開発事業」!!厚木ダイヤプラザ・ビルなどを再開発して歩いて楽しいまちを目指す!!
梅田貨物線跡地で工事が進む「大阪駅北3号線外道路」!!グラングリーン大阪周辺では新たな道路ネットワーク構築が進行中!!
リニア中央新幹線「長野県駅(仮称)」の駅舎外観デザイン3案が公表!!デザインコンセプトは「信州・伊那谷の景を 未来と紡ぐ 結いの舎」に!!
JR三ノ宮駅周辺6駅を接続する「三宮デッキ」!!新バスターミナルや再開発ビルを結ぶ大規模デッキ整備工事が進む!!
JR常磐線と京成松戸線の乗換駅・松戸駅で駅ビル建設やコンコース拡張が進む「松戸駅改良工事」!!2026年9月建設状況!!
愛知県豊川市・イオンモール豊川や豊川市総合保健センターも開業した「八幡駅周辺地区」!!名鉄豊川線八幡駅周辺で進む商業、住宅、医療、福祉、公共施設などの都市機能が集積するまちづくり!!
京都駅八条東口近くで建設が進む複合ビル「(仮称)京都駅東部複合型拠点整備プロジェクト」!!JR東海グループと日本電気硝子が共同で建設する複合拠点!!
東急大井町線戸越公園駅周辺約0.9kmを高架化する「東急電鉄大井町線(戸越公園駅付近)連続立体交差事業」!!補助第29号線の整備や戸越公園駅交通広場、駅前再開発も実施へ!!
「門真の窓」として地域の学びと交流を育む新たな文化拠点「門真市立文化創造図書館KADOMADO」!!図書館・カフェ・アトリエ・小ホール・キッズライブラリーなどを備えた滞在型複合施設!!
朝霞台駅・北朝霞駅に駅ビル建設構想「北朝霞・朝霞台地区における官民連携まちなか再生推進事業」!!駅前から広がるウォーカブルなまちづくり!!
JR秋葉原駅電気街南口の石丸電気跡地にタイトーステーション?遊技場が入る地上6階のビル「(仮称)秋葉原中央通り開発プロジェクト」!!

品川駅~高輪ゲートウェイ駅間に新たに2棟の超高層複合ビル「高輪ゲートウェイシティ 5・6街区」!!オフィスをメインに医療・人財・叡智、水素・GX機能を導入!!高輪築堤も保存検討!!

TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)では、1~4街区に続く南側の5・6街区の整備に向けた検討が進められており、品川駅から高輪ゲートウェイ駅、さらに周辺エリアへとつながる大規模な都市機能の形成が計画されています。今回の「1~6街区及び品川駅エリアの全体計画(立面図)」では、5街区・6街区にそれぞれ超高層建築物を配置し、高層部の「オフィス」をメインに、「医療プラットフォーム」「人財・叡智プラットフォーム」「水素・GX」などを導入する構想が示されています。

また、地下にはエネルギーセンターやDHC、CGS、水素・GX関連機能などを配置し、街全体を支えるエネルギーネットワークの形成も想定されています。さらに、5・6街区間で確認された高輪築堤については、約50mの築堤を現地保存する案など複数の保存方法が検討されており、歴史的遺構の保存と大規模な都市開発を両立させることが大きなテーマとなっています。

高輪ゲートウェイシティ 5・6街区開発計画の概要

1.5・6街区に超高層ビルを計画
5街区・6街区に大規模建築物を配置し、「医療」「人財・叡智」「水素・GX」などの機能を導入する計画
1~4街区と連携し、品川・高輪エリアの国際交流拠点としての機能をさらに高める構想

2.医療・人財・叡智の都市機能を導入
5・6街区に医療プラットフォーム、人財・叡智プラットフォームなどを配置する計画
研究・人材交流・産業創出などを組み合わせた次世代型の都市機能形成

3.水素・GXとエネルギーネットワークを構築
地下空間に水素・GX、エネルギーセンター、DHC、CGSなどを配置する計画
街全体のエネルギー融通や災害時の電力・熱確保を支える都市インフラの形成

4.高輪築堤の現地保存を検討
5・6街区間の約50mや6街区南部約110mなど、高輪築堤の現地保存案を複数検討
地下車路や設備洞道などとの重複を踏まえた建築計画・保存方法の調整

5.環状4号線と歩行者ネットワークを整備
5街区と6街区の間を通る環状4号線と連携し、両街区を結ぶ歩行者ネットワークを形成
地上の歩行者動線と地下の一般車・物流車ネットワークを分離する立体的な都市基盤

6.品川駅北口交通広場を整備
品川駅北口側で交通広場の整備を進め、環状4号線と周辺の大規模開発を接続する交通結節点を形成
品川駅と高輪ゲートウェイシティを一体的につなぐ新たな都市軸の形成

7.品川~高輪の国際交流拠点を強化
5・6街区の開発、高輪築堤の保存、環状4号線、品川駅北口広場を一体的に整備する計画
品川駅から高輪ゲートウェイ駅周辺にかけた都市機能・交通ネットワークの強化


*計画が進む高輪ゲートウェイシティ 5・6街区(手前)と既に竣工済みの高輪ゲートウェイシティ(奥)の様子

高輪ゲートウェイシティ1~6街区及び品川駅エリアの全体計画では、既に整備が進められている1~4街区に続き、5街区・6街区にも大規模な建築物を配置する構成が示されています。5・6街区は、高輪ゲートウェイシティの南側に位置する新たな開発エリアとして、既存街区とは異なる都市機能を導入し、品川駅周辺の国際交流拠点としての機能をさらに高める計画とされています。

*高輪ゲートウェイシティ 5・6街区の配置図/出典∶東日本旅客鉄道株式会社
*高輪ゲートウェイシティ 5・6街区の立面図/出典∶東日本旅客鉄道株式会社

全体計画の立面図では、5街区・6街区の建物内に「医療プラットフォーム」「人財・叡智プラットフォーム」「水素・GX」といった機能が描かれています。これにより、オフィスや商業施設だけではなく、医療、研究、人材交流、産業創出、環境・エネルギー分野などを組み合わせた複合的な都市機能の形成が期待されます。

特に1~6街区全体について「国際交流拠点・品川の早期実現に貢献」することや、「地球益」の実現を目指すことが示されており、5・6街区はその将来像を支える重要なエリアとして位置付けられています。既存のTHE LINKPILLAR 1、THE LINKPILLAR 2、MoN Takanawaなどとの連携を図りながら、品川駅から高輪ゲートウェイ駅周辺にかけて、より大きな都市圏を形成していく計画です。

*北側から見た高輪ゲートウェイシティ 5・6街区の様子
*北東側から見た高輪ゲートウェイシティ 5・6街区の様子

5・6街区では、地上の建築物だけでなく、地下空間に配置される都市インフラについても大規模な計画が示されています。全体計画の立面図には、「水素・GX」「エネルギーセンター・エネルギーネットワーク機能」「DHC、CGS」などが描かれ、街区のエネルギーを支える基盤として整備する構想が示されています。

また、地下部分には一般車・物流車のネットワークや物流動線なども計画されており、地上の歩行者空間と地下の車両・物流・エネルギー機能を立体的に分離する構成となっています。これにより、地上では歩行者が安全かつ快適に移動できる空間を確保しながら、地下では大規模な都市機能を効率的に処理するネットワークの構築を目指しています。

*計画では水素の活用が示されているが、既にENEOS水素ステーション 東京高輪ゲートウェイも稼働している
*北側から見た高輪ゲートウェイシティ 6街区の様子

さらに、資料では水素・GX関連機能とエネルギーセンターをつなぐネットワークによって、街のレジリエンス強化や災害時の電力・熱確保につなげる考え方も示されています。5・6街区単独の設備としてではなく、高輪ゲートウェイシティ全体のエネルギー供給・融通を支える仕組みとして整備されることで、環境負荷の低減と災害対応力の向上を両立する都市インフラが形成されることになります。

*北西側から見た高輪ゲートウェイシティ 6街区の様子
*南西側から見た高輪ゲートウェイシティ 5街区の様子

5・6街区の開発計画では、高輪築堤の保存についても重要な検討が行われています。添付資料では、5・6街区間に残る高輪築堤や信号機跡について、建築計画や地下インフラとの関係を踏まえながら、複数の現地保存方法が検討されています。

その中では、信号機跡を含む5・6街区間の高輪築堤約50mを現地保存する案のほか、6街区南部の約110mを現地保存する案などが示されています。一方で、築堤を現地に残す場合には地下車路や設備洞道などの計画と大きく重なるため、建物の配置や地下構造、施工方法などを大幅に見直す必要があることも読み取れます。

*既に開業済みの高輪ゲートウェイシティでも高輪築堤の保存が実施されている

さらに、現地保存によって大深度の掘削が必要となることや、大規模な地盤改良・地下構造物の整備などによって事業費や工期への影響が生じる可能性が示されています。そのため、高輪築堤の価値を後世に伝えることと、5・6街区の建築計画を成立させることの双方を考慮しながら、保存範囲や構造、施工方法などについて検討が進められています。

*高輪ゲートウェイシティ5街区と6街区の間では環状4号線の整備が進む

5街区と6街区の間には環状4号線が整備される計画となっており、両街区を分断する道路を歩行者ネットワークによって立体的につなぐ構成が示されています。全体計画の立面図では、地上部に「歩行者ネットワーク機能」が大きく描かれており、高輪ゲートウェイシティ全体を連続的に回遊できる歩行者動線を形成する考え方が示されています。

現在整備が進められている高輪ゲートウェイ駅周辺では、駅前から各街区をつなぐデッキネットワークが形成されていますが、今後5・6街区まで開発が広がることで、さらに南側へ歩行者動線が延伸することになります。環状4号線の道路機能と歩行者デッキを立体的に組み合わせることで、自動車交通を確保しながら、街区間の歩行者回遊性を高める計画です。

また、5・6街区では一般車・物流車のネットワークも計画されているため、歩行者動線と車両・物流動線を分離した立体的な交通ネットワークが形成されることになります。駅から街区内の各施設へアクセスしやすい歩行者空間を整備するとともに、地下を中心として物流やサービス車両を処理することで、大規模複合都市にふさわしい交通体系を構築する計画とされています。

*北側から見た高輪ゲートウェイシティ 5・6街区の様子
*南側から見た高輪ゲートウェイシティ 5・6街区の様子

高輪ゲートウェイシティの南側では、環状4号線の整備と品川駅北口交通広場の整備が進められており、5・6街区の開発と合わせて品川駅周辺の都市基盤を大きく変える計画となっています。全体計画の立面図でも、品川駅と5・6街区を結ぶ交通・歩行者ネットワークが描かれており、品川駅周辺と高輪ゲートウェイシティを一体的な都市圏としてつなぐ構想が確認できます。

環状4号線は、品川駅周辺における東西方向の交通ネットワークを強化するとともに、周辺道路との接続によって広域的な交通機能を担う重要な都市計画道路です。さらに、品川駅北口側では交通広場の整備が計画されており、駅と道路、周辺の大規模開発を一体的に接続する新たな交通結節点が形成されることになります。

*巨大な超高層複合ビル群となっている高輪ゲートウェイシティ

2026年時点では、現地で環状4号線の工事ヤードや品川駅北口広場の整備が進められている状況も確認できます。北口広場周辺では、将来的な道路・駅前空間の整備を見据えた工事が進められており、品川駅から高輪ゲートウェイシティへと続く新たな都市軸が徐々に姿を現しています。

*2026年8月時点のGoogleEarthで見た高輪ゲートウェイシティ 5・6街区の様子
*GoogleEarthで高輪ゲートウェイシティ 5・6街区に超高層ビルを模したポリゴンを加筆した将来イメージ

さらに、5・6街区では「人財・叡智」「医療」「水素・GX」といった機能が計画されていることから、単なる超高層ビル開発ではなく、研究・医療・産業・エネルギーなどを組み合わせた次世代型の都市拠点となることが期待されます。高輪築堤の保存、環状4号線、品川駅北口広場、5・6街区の超高層建築物が一体となることで、品川駅から高輪ゲートウェイ駅周辺にかけての都市構造が大きく変化していくことになりそうです。

出典
・東日本旅客鉄道株式会社 品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)における高輪築堤調査・保存等検討委員会での検討経緯 第69回委員会【全体会】
・内閣府国家戦略特区 都市再生特別地区(品川駅北周辺地区)都市計画(素案)の概要

最終更新日:2026年8月14日

タイトルとURLをコピーしました