千葉県印西市大塚二丁目、北総線・京成成田スカイアクセス線「千葉ニュータウン中央」駅の近くで、旧「三菱東京UFJ銀行千葉センター」の解体工事が進められています。対象建物は「三和銀行千葉本部ビル」として1996年1月に竣工した地上13階、地下2階、高さ90.8m、延床面積約41,464㎡の超高層ビルです。現在は「NRT11解体工事(地上部)」として、戸田建設の施工により解体が進められています。
現地仮囲いに設置された労災保険関係成立票による工事期間は2025年12月8日から2027年2月26日までの予定です。注文者はデジタル東京2特定目的会社で、跡地ではMCデジタル・リアルティによる新たなデータセンターの建設が計画されています。周辺では同社のNRT14データセンターが開業するなど、千葉ニュータウン中央駅周辺はデータセンター集積地としてさらに発展しています。
NRT11解体工事(地上部)の概要
1.三菱UFJ銀行千葉センター跡地で解体工事
千葉県印西市大塚二丁目で解体が進む旧三菱東京UFJ銀行千葉センター
地上13階・地下2階、高さ90.8m、延床面積約41,464㎡の超高層オフィス・電算センター
2.「NRT11解体工事(地上部)」として解体
戸田建設による「NRT11解体工事(地上部)」
2025年12月8日から2027年2月26日までを予定する解体工事期間
3.デジタル東京2特定目的会社が注文者
解体工事の注文者はデジタル東京2特定目的会社
旧金融機関施設から新たなデータセンターへの転換計画
4.「データセンター銀座」となった印西エリア
強固な地盤や水害リスクの低さ、安定したインフラ環境を持つ印西エリア
東京都心や成田国際空港への良好なアクセスを背景としたデータセンター集積
5.北側隣接地ではNRT14が開業
旧三菱UFJ銀行千葉センター北側ではMCデジタル・リアルティのNRT14が2026年4月に開業
延床面積約22,867㎡、サーバー用電源容量25MW、約2,800ラックの大規模データセンター
6.AI需要に対応する最新データセンター
NRT14では液冷・空冷ハイブリッド型の環境を採用し、高密度AIワークロードに対応
生成AIやHPCなど高電力・高密度化するITインフラ需要への対応
7.周辺でも関連施設の整備が進展
東側では「労働金庫千葉ニュータウンビル(設備施設増築)」の整備計画が進行
NRTキャンパスを中心としたデータセンター集積とITインフラ拠点の形成

解体されているのは、千葉県印西市大塚二丁目4番1号に位置していた「三菱UFJ銀行千葉センター」です。旧称は「三和銀行千葉本部ビル」「三菱東京UFJ銀行千葉センター」で、地上13階・地下2階、高さ90.8m、延床面積約41,464㎡の規模を持つオフィス・電算センターでした。

1996年1月に竣工した建物で、三和銀行が千葉ニュータウン中央駅周辺に整備した金融機関の拠点の一つです。その後、銀行の合併・商号変更に伴って名称が変わり、現在の三菱UFJ銀行へと至っています。

現在行われている工事の名称は「NRT11解体工事(地上部)」で、戸田建設が施工を担当しています。
労災保険関係成立票による工事期間は、2025年12月8日から2027年2月26日までの予定です。
注文者はデジタル東京2特定目的会社で、旧建物を解体した後には、新たなデータセンターの建設が計画されています。金融機関の大型電算センターだった場所が、現在のデジタルインフラを支えるデータセンターへ転換される計画となっています。

印西市を含む千葉ニュータウンは、近年データセンターの集積が急速に進んでいるエリアです。その背景には、強固な地盤や津波・洪水リスクの低さ、計画的に整備された都市インフラ、東京都心や成田国際空港へのアクセス性などがあります。

特に印西エリアは、金融機関の電算センターや災害対策拠点として発展してきた歴史があり、その後のクラウドコンピューティングの普及によって大規模データセンターの立地が相次ぎました。現在では「データセンター銀座」「世界のINZAI」などとも呼ばれる、日本を代表するデータセンター集積地の一つとなっています。
ちなみに電算とは、「電子計算」の略称で、コンピューターを使って大量のデータを処理・管理することを指しています。銀行では、預金・送金・口座情報などの金融システムを稼働させるためのコンピューター設備や、その処理業務を指す言葉として使われているそうです。


旧三菱UFJ銀行千葉センターの北側隣接地では、MCデジタル・リアルティによる「NRT14データセンター」が2026年4月8日に開業しています。2021年開業のNRT10、2024年開業のNRT12に続くNRTキャンパス3棟目のデータセンターで、サーバー用電源容量は合計約100MW規模となっています。
NRT14は延床面積約22,867㎡、地上6階、免震構造で、サーバー用電源容量25MW、約2,800ラックの収容能力を備えています。最先端GPUに対応した液冷・空冷ハイブリッド型の環境を採用し、生成AIやHPCなど高密度なコンピューティング需要への対応が図られています。


旧三菱UFJ銀行千葉センター周辺では、NRT14に加えてデータセンター関連の施設整備が進められています。東側の道路を挟んだ場所では「労働金庫千葉ニュータウンビル(設備施設増築)」の計画が進められており、2025年7月から2027年3月までの工期が予定されています。
また、NRTキャンパスでは複数のデータセンターを相互接続する「キャンパスコネクト」なども展開されており、データセンター単体ではなく、複数施設が連携するITインフラ拠点としての機能が強化されています。今回の「NRT11解体工事(地上部)」も、こうした印西エリアのデータセンター集積拡大の一環として注目される計画です。
最終更新日:2026年8月15日