大阪府咲洲庁舎は、大阪府大阪市住之江区南港北一丁目に建つ地上55階、地下3階、高さ256.0mの超高層ビルです。立地は、大阪市港湾局が中心となって1988年に策定した大阪港埋立地内の約775haに広がる「テクノポート大阪」計画のうち、咲洲コスモスクエア地区に位置しています。 施設構成は、1階~3階に店舗、事務所、1階~6階に庁舎、7階~17階に客室数371室のホテル「さきしまコスモタワーホテル」、18階~19階に庁舎、21階~38階に庁舎、40階~47階に事務所、48階~49階に結婚式場、レストラン、55階に展望台となります。連絡通路により、アジア太平洋トレードセンターやハイアットリージェンシー大阪、インテックス大阪、Osaka Metro 南港ポートタウン線「トレードセンター前」駅と直結しています。 建物の縦横比は1:3.31(横:縦)となっており、2012年6月~2013年10月にかけて長周期地震動対策として、152基の鋼製ダンパーを長辺方向外周部と中心部の76ヵ所に、140基のオイルダンパーを短辺方向外周部の70ヵ所に設置する改修工事がなされています。 建築主は株式会社大阪ワールドトレードセンタービルディング、設計は株式会社日建設計、Mancini Duffy Associates、施工は大林・鹿島・三井・ターナー・鴻池・銭高・東急・奥村・西松・五洋・日本国土開発大阪ワールドトレードセンター建設工事共同企業体です。着工は1991年3月、竣工は1995年2月となっています。
概要
名称
大阪府咲洲庁舎/さきしまコスモタワー ホテル名:さきしまコスモタワーホテル 旧ビル名:大阪ワールドトレードセンタービルディング
計画名
大阪ワールドトレードセンタービルディング事業計画 WTC (大阪ワールドトレードセンタービル)計画
所在地
大阪府大阪市住之江区南港北一丁目14番16
用途
庁舎、事務所、店舗、展望台、ホテル
階数
地上55階、地下3階、塔屋1階
高さ
256.0m (軒高:250.0m)
構造
地上:鉄骨造 地下:鉄骨鉄筋コンクリート造 制震構造(鋼材系ダンパー、オイルダンパー)
基礎工法
鋼管巻き場所打ちコンクリート拡底杭
客室数
371室
敷地面積
20,000.10㎡
建築面積
10,954.380㎡
延床面積
149,296.45㎡
着工
1991年3月
竣工
1995年2月
建築主
株式会社大阪ワールドトレードセンタービルディング
設計
株式会社日建設計、Mancini Duffy Associates
施工
大林・鹿島・三井・ターナー・鴻池・銭高・東急・奥村・西松・五洋・日本国土開発大阪ワールドトレードセンター建設工事共同企業体
最寄駅
Osaka Metro 南港ポートタウン線「トレードセンター前」駅、Osaka Metro 中央線、南港ポートタウン線「コスモスクエア」駅
備考
・当初計画(1989年4月時点):地上33階、地下2階、高さ150m、延床面積111,000㎡ ・当初計画(1990年3月時点):地上55階、地下3階、高さ252m、延床面積152,000㎡ ▼施設構成 1階~3階:店舗、事務所 1階~6階:庁舎 7階~17階:ホテル「さきしまコスモタワーホテル」 18階~19階:庁舎 21階~38階:庁舎 40階~47階:事務所 48階~49階:結婚式場、レストラン 55階:展望台
位置図
断面図
出典:大阪府
写真
西側から見た大阪府咲洲庁舎の様子です。
大阪府咲洲庁舎の高層部分の様子です。最上階の展望台部分が三角形に張り出した意匠が独特な見た目をしています。
大阪府咲洲庁舎の低層基壇部の様子です。低層基壇部はドーム屋根が設けられており、内部は1〜3階まで広大な吹き抜け空間があるアトリウムとなっています。
北側から見た大阪府咲洲庁舎の様子です。
北側から見上げた大阪府咲洲庁舎の様子です。
北側から見た大阪府咲洲庁舎の低層部分の様子です。低層部分は地上に近づくほど面積が広がる山型の形状をしています。
大阪府咲洲庁舎の銘板です。
南側から見た大阪府咲洲庁舎の様子です。
西側のATCと直結している大阪府咲洲庁舎連絡通路の様子です。
1〜3階まで広大な吹き抜け空間があるアトリウム「フェスパ」の様子です。
オフィスエントランス、エレベーターホールの様子です。
テナント一覧です。
大阪府咲洲庁舎のフロア構成です。
大阪府咲洲庁舎のうち大阪府部局入居一覧です。
地上の公開空地、広場部分の様子です。
大阪府咲洲庁舎展望台へ至るエスカレーターの様子です。1階から52階はシースルーエレベーター、53階から55階は全長42mのロングエスカレーターでのアクセスとなっています。
55階、地上252mに位置する大阪府咲洲庁舎展望台の様子です。
大阪府咲洲庁舎展望台から見た景色です。
このように梅田・中之島の超高層ビル群も一望できます。
2023年8月6日撮影
最終更新日:2024年8月6日